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大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

ランデブー・デ・ザミ(ビストロ/南森町)

2011年09月11日 17時03分38秒 | フレンチ
 何かとファンの多いビストロの『ランデブー・デ・ザミ』です。今回は、常盤貴子似のお姉さんにお誘いいただきましたので、ランチをご一緒させていただきました。ランチはあまり行かないんですけど、土日祝は2,300円のコースランチのみと言うことで、しかも予約が望ましいと言うことだったので、行ってみたという感じです。でなければ、ディナータイムに行ったと思います。ちなみに平日は、メインランチが1,000円なんですが、こちらは予約できません。


 まずは、冷製スープです。夏のコースと言えば、冷製スープが出て来るのが定番というか、当たり前というか、面白くも何ともないという感覚になってしまっているわけですね。ここで、当たり障りのない料理が出て来ると、「な~んだ…」と言うことになってしまう訳なんですけど、一ひねりしてあったところはさすがです。不思議な甘味があるんですよ。それが最後まで気になってました。常盤貴子似は、「サツマイモじゃないかしら…」と言ってました。



 
 続いて前菜は、ホタテの燻製をメインにしたものです。ホタテの薫香と、上に乗せられている自家製ベーコンの香りを楽しみながら、イチジクとレンズ豆の甘味に意表を突かれるわけですね。ほろ苦い感覚の燻製と仄かな甘味のコントラストが楽しいです。見た目の彩りも鮮やかですね。




 メインの肉料理なんですけど、鴨肉と鶏肉のローストです。鴨肉と鶏肉が同じ皿にのっている、食べ比べが出来るというのはそうあることではありませんので、この取り合わせにはある意味脱帽ですね。ソースの方は、ちらり酸味がありちらり甘味があるものなんですけど、あくまでも主張せず、料理をサポートしている感じです。鶏肉&鴨肉がメインではあるんですけど、ソースはそれらとちゃんと関わっていて、相互に引き立て合っていることが良く分かります。




 余談ですが、常盤貴子似は、魚料理をセレクトしていました。イトヨリですね。




 最後はデザートです。同じ果物がプリンとアイスクリームになってます。それぞれに食べても美味しいんですけど、プリンとアイスクリームを両方スプーンに乗せていただくと、まったく別の世界が広がります。





 ランチでしたので、ちまたで言われているようながっつり系で、コストパフォーマンスが良くてと言う部分を感じ取ることは出来なかったんですけど、ディナータイムにも再訪問してみたい店であることは間違いないです。全ての料理に驚きがあります。最初の冷製スープの甘味、前菜の薫香と甘味、メインの鶏肉と鴨肉のコントラスト、ソースの酸味と甘味のコントラスト。プリンとアイスクリーム。それぞれが驚きで、あっと声が出そうになります。そして、それは食材の取り合わせから生まれてるんですね。多分、何度訪問しても、そのたびに驚きを与えてくれそうな期待感のある店です。
 
 

(店  名) ランデブー・デ・ザミ(Rendez-Vous des amis)
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市北区西天満5-10-16 植月ビル一階
(電  話) 06-6362-1575
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-21:00
(定 休 日) 不定休
(予  約) 要予約。
(予  算) 6,000円くらい。
(席  数) テーブル18席
(ウ ェ ブ) http://desamis.exblog.jp/

M2(フレンチ&氷彫刻/福島)

2011年09月08日 09時59分38秒 | フレンチ
 店自体は以前から知っていたんですけど、比較的オープンで店内の様子は良く見て取れるんですけど、カジュアル志向ではなくて高級志向な感が見て取れるわけですね。しかも、若い人から見たら高級に見えるのかな的な作り方なので、ちょいと入りにくい訳なんですね。要は、若い人向けの店のように見えてしまうわけです。例えば結婚式の二次会で使うとかの感じですね。
 
 今回、かなり逡巡はしたんですけど、アラカルトもでもオーダーできそうだったので入ってみました。別の店で軽い夕食は済ませていたので、ここでコースのみというのは辛いので…。
 
 さて、メニューとは別に手書きのお勧めメニューがあって、それがニュージーランド産の牡蛎だったわけですね。日本ではまだ少し早いんですけど、ニュージーランドは季節が逆ですから…。3個か5個を選べる訳なんですが、メンソールは3個をオーダーしました。牡蛎だけ食べるなら5個でも良かったんですけど、もう一品くらいはオーダーしたかったので…。
 
 で、選んだのが前菜9種盛りです。前菜メニューのトップに書かれているということは、一押しだろうということで…。
 
 
 まず、ニュージーランド産の牡蛎なんですけど、赤ワインビネガー&エシャロット、カクテルソース&レモンの二種類のソース、あとはレモンが添えられています。牡蛎といえば、とにかくレモンを搾って、場合によってはタバスコを一振りして食べる人もいるようなんですけど、本当に美味しい牡蛎であればレレモンもソースも不要なので、まずはそのまま一口…。すごいです。とろとろです。なめらかで舌の上を滑るよう。磯の香があまりしないのが、ちょっともの足らないところではあるんですけど、磯の香りって人によっては臭みと感じる人もいるわけですね。なので、レモンを使ったり、酸味のある白ワインと合わせて対応するわけなんですけど、磯の香りが少ないので、レモンは使う必要はないですね。赤ワインビネガーとカクテルソースも後で試してみました。どちらも旨かったので、好みで使えばいいと思いますけど、メンソール的には、まず何も付けずに一口食べてみてほしかったりします。
 
 それと、メンソールは牡蛎に対しては日本酒を合わせたかったりするんですけど、日本酒はメニューになかったです。で、白ワインにしたんですけど、磯系の香がそれほどないので、白ワインでも行けました。




 
 次は前菜9種盛りです。ちなみにこれは一人前で1,550円。二人前なら1,900円です。若干露光過多なので、特に奥の方が判りにくかったりはするんですけど、洋食系には珍しく、盛りつけに高さがあるんですね。和食系の盛りつけは、このような高さを表現することが良くあるので、ひょっとするとシェフは和食の経験もあるんじゃないかと思ったりしました。
 
 味は、どれもしっかりとしていて、それぞれに個性があって、取っても良い感じです。大根と人参のミルフィーユとか、フォアグラのフレンチトースト仕立てとか、一口でパクッと行ってしまわずに、絶妙な舌触りとか旨味とかを堪能してほしかったりします。



 
 さて、シェフなんですが、ホテル阪神のブルース界の料理長で、氷彫刻の大会で何度も入賞されているようです。店に入ったときに、氷彫刻が目に入ったんですけど、後になって納得したりしました。事前に予約すると、結婚記念日とか誕生日とかのために、氷彫刻付きのコースも用意されています。一週間以上前に予約する必要がありますが…。
 
 今回は、ふらりと立ち寄って、牡蛎と前菜しか食べてないんですけど、料理の確かさが良く分かりました。次回はぜひ、コース料理とか食べてみたいと思います。そう思わせてくれる店です。
 

(店  名) M2 Cuisine & Vin. glace sculpture
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市福島区福島1-2-4 カーサシックビル一階
(電  話) 06-6442-3633
(営業時間) 11:30-13:30、17:30-22:30(火~金)、17:30-22:30(土)
(定 休 日) 月曜日、日祝
(予  約) ベター
(予  算) 6,000円くらい。
(席  数) テーブル12席、カウンター10席。
(ウ ェ ブ) http://m2-fukushima.jp

ラ・ブリーズ(La Briese)(ビストロ/福島)

2011年08月29日 09時44分14秒 | フレンチ
 福島と言えば、色々とセクシーな店が乱立しているカンもあるんですけど、この日は、誘われて『ラ・ブリーズ』に行ってきました。2010年4月16日のグランド・オープニング。店前にはフランス国旗が掲げてあり、見るからにビストロといった感じの店構えです。
 
 アラカルトもあるんですけど、プリフィックスのコース料理が2,980円と4,700円くらい二種類あります。マダムによると、2,980円の方はボリューム重視のコース、4,700くらいの方はクォリティ重視のコースらしいです。判ったような判りにくいような説明なんですが、とりあえずはドリンクをオーダーし、メニューは慎重に吟味することにします。本来は、食前酒をすすりながら、メニューをしっかりと読み解いている時間というのは、実際に食事をしている時間とか、誰とどの店に行こうとか思案をしている時間と同様に楽しい時間なんですね。ドリンクには、ワインお勧めセットなるものがあり、泡、白、ロゼ、赤の中から三杯選んで1,575円というものもありました。メンソールは、どうせボトルでオーダーするし、ひょっとしたら二本飲むかもしれないという状況だったので、ワインお勧めセットは使いませんでしたが…。
 
 さて、メンソールがオーダーしたのは、クォリティ重視のコース。まずは、アミューズが出されます。左からジャガイモの冷製スープ、チーズを使ってプチシュー、パテです。冷製スープは非常に軽やかです。メンソールにとっては軽すぎるくらい。プチシューはアクセントとしていい感じ、パテも軽やかです。パテの方はレバーの分量が少ない目と思われ、レバー系が苦手な方でも大丈夫そうです。



 
 今回は、二人で行ったので、違う料理をセレクトした場合は、二人分を紹介します。前菜のうちの一品は、フォアグラです。焼き上げたものとパテ状にしたものの二種類、それなりに補正はしたんですけど、店内が暗かったので十分に補正されていませんが、紫色に見えているものは、林檎のコンポートです。焼の方は、フォアグラをそのままではなく、ペースト状にして網脂で包むなどして焼き上げたんじゃないかと思います。なので、フォアグラが本当にフワフワです。それくらいに軽いんですけど、表面はしっかりと焼き上げられていて、表面のかりっと中のフワフワがすごいコントラストになっていて楽しいです。これに、林檎のコンポートの酸味が別のコントラストになってます。パテになってる方は、フォアグラの食感と味を前面に押し出したものですね。焼の方のフワフワ感とパテのねっとり感が、こちらでもコントラストを作ってくれています。




 前菜のもう一品は、牛テール肉を使ってパテ状にしたものです。画像を見て判る通りで、赤パップ理科時パプリカで挟む感じになってます。牛テール肉以外には、ズッキーニとベビーコーンがカラフルに配置されています。




 魚料理なんですが、スズキのバターソースです。ケイパーの酸味の方が主張していて、バターは背面に回っているという感じなんですけど、食べ進むとバターの旨味が前面に出てきます。こちらも皮がしっかりとカリカリに焼き上げられています。スズキの下には複数種類のキノコが敷かれています。スズキは白身で淡泊なんですけど、シンプルなバターソースが上手く引き立てているといった感じです。




 肉料理の一品目は、羊肉。ヤングコーン、金山寺唐辛子、ガレット。柚ソース。こちらは柚のソースです。ガレットは肉の下に隠れて見えないんですけど、よく見る薄くて四角い形ではなく、セルクル固めしたような形状になってました。ここまでと同じく、ソースは軽く仕上げてあります。その分、肉の味がしっかりと分かります。で、このボリュームですわ。ちらり苦しいくらいです。




 もう一つの肉料理は鴨肉。ヤングコーン、金山寺唐辛子、ジャーマンポテト。ミントソース。こちらはミントのソースです。こちらも、ミントを使ったソースではあるんですけど、それほど主張しているわけではなくて軽やかです。なので、鴨料理と同じく、肉の味が良く分かります。で、同じくこのボリュームですわ。



 
 最後がデセールなんですけど、左から洋なしと白桃ケーキ、スモモのシャーベットです。右側は忘れました。すいません。




 
 ミチノさんのお弟子さんらしいです。ソースの軽やかさは師匠譲りなんでしょうかね。ソースを軽やかに仕上げて、素材そのものの旨さで勝負するという感じですね。で、ボリュームがすごいので、胃の調子の良いときに、食欲健啖な友人と訪れるのが良いような気がしますが、隣にいた女性二人客も、しっかり食べきっていたのであまり心配しなくても大丈夫なのかなぁと思ったりもします。実はこの日、メンソールはちらり胃の調子がよろしくなかったので…。
 
 


(店  名) ラ・ブリーズ(La Brise)
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市福島区3-8-19 ルーナ福島一階
(電  話) 06-6147-2525
(営業時間) 11:30-15:30、18:00-23:30
(定 休 日) 不定休
(予  約) ベター
(予  算) 6,000円くらい。メンソールで8,000円強くらい。
(席  数) カウンター4、テーブル18
(オープン) 2010年4月16日

らくだ(ビストロ酒場/鶴橋)

2011年08月27日 10時58分42秒 | フレンチ
 鶴橋にもスパニッシュバルとかが増えてきましたけど、今回はビストロです。シェフの廣野さんは、森ノ宮のKKRホテルにおられたとのことです。
 
 さて、カウンター6席くらいとテーブル席も6席くらいのスモールサイズの店ですので、メニューについても絞り込まれています。その中でも、日替わりのスペシャルメニューが結構魅力的だったりします。
 
 メンソールも、日替わりメニューの中から選ぶ前菜四種盛りにものすごく引かれたんですけど、リュエットの魅力に負けてしまったので、前菜はリュエットとし、メインは鴨肉料理も気になったんですけど、こちらは日替わりスペシャルの子羊肩肉のビール煮込み。魚料理も、マグロの煮込み料理が気にはなったんですけど、魚料理と肉料理が、両方とも煮込み料理でかぶってしまうので、ここはサバの粒マスタードとビネグレットにしました。
 
 トリビーを飲みながらリュエットを…。




 サバの粒マスタード&ビネグレットなんですけど、サバはしっかりと脂がのっていて美味です。ソースの方も、最初は酸味が来るんですけど、ドンとかガツンと言った感じではなく、柔らかい感じです。このあたりはシェフの持ち味なんでしょう。子羊肩肉のビール煮込みでも、同じような優しさを感じました。気になる日本酒があったので、魚料理には日本酒で合わせてみました。




 子羊肩肉のビール煮込みなんですけど、最初の一口目でしっかりしたバターの味が来るんですけど、二口目からはバターの味がしないんですね。メンソールは、バターこってり、クリームたっぷりの味が好きなので、一口目はちょっと喜んだんですが…。と言っても二口目以降も、しっかりとした甘味が感じられます。ビール煮込みなので、後口がちょいと苦く感じるわけですね。シェフによると、バターは使ってないそうです。甘味は野菜から出たものだろうとのことでした。ここでは、グラスワイン(赤)をオーダー。




 最後にチーズの三種盛り合わせ。ブルーとかウォッシュとかをお願いしておいて、合わせたのは熟成酒。20年もので、それなりに琥珀色なんですけど、あまり甘味はなくさっぱりした感じ、ドライのシェリーよりもさらにあっさりとした感じで、この丹後の熟成酒はシェフのお気に入りだそうです。メンソールも気に入ったので、お代わりしちゃいました。



 
 さて、値段をしっかりと覚えていないんですけど、リュエットが500円くらい、魚料理、肉料理とも800円くらいだったと思いますから、すごいコスト・パフォーマンスです。メンソールのように飲みまくるとそれなりの値段にはなってしまいますが、気軽に訪れることが出来るというのはものすごくありがたいです。スモールサイズの店ですので、予約はした方が良いです。

 ちなみに、店名の『らくだ』は、店主が好きなプログレッシブ系のバンド『キャメル』から取ったそうです。
 

(店  名) ビストロ酒場 らくだ
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市東成区東小橋3-10-32
(電  話) 06-6972-5537
(営業時間) 11:30-22:00
(定 休 日) 日祝
(予  約) ベター
(予  算) 5,000円くらい

ア・ラ・ルーシュ(フレンチ/我孫子)

2011年08月21日 16時00分47秒 | フレンチ
 このところ、日本酒系の店しか行けていなくて、その反動でフレンチやイタリアンの店に行ってみたくなったので、選んでみたのが我孫子にある『ア・ラ・ルーシュ(a la louche)』です。グランド・オープニングは2009年3月24日。『ア・ラ・ルーシュ』というのはフランス語で『目分量で』といった意味だそうです。で、料理の質についてはレストラン、雰囲気についてはビストロを目指しておられるようです。




 テーブルに案内されると、まずドリンクのオーダーを取りに来ます。メンソールは泡をオーダーし、メニューの吟味に取りかかります。

 ディナータイムは、コース料理のみのオーダーになります。コース料理は3,990円、5,250円、7,500円の三種類。3,990円のものはメインが肉料理か魚料理を選択、5,250円だと魚料理と肉料理の両方をセレクトできます。7,500円のものだと、皿に前菜料理が二品になるようです。今回メンソールがオーダーしたのはmenu50と書かれている5,250円のコース。肉料理はタスマニア産子羊のローストをセレクトしました。
 
 
 まずはアミューズが出されるんですが、キュウリのムース、白ワイン&タイムのジュレ、ハムが涼しげに三層になったものが出されます。しっかりとかき混ぜて食べるのがよいようです。鮮烈なキュウリの味と酸味がまず襲ってくるんですけど、キュウリの青臭さはあまりありません。で、ジュレの甘味、香ばしいハムの香が口腔から鼻腔にかけて協奏曲を奏でてくれます。涼しげで爽やかで鮮烈な一品で、メンソールはこのアミューズだけで、リピートしたいと思いましたね。大げさではなくて…。




 前菜は、盛り合わせになっています。七品あったんですけど、左端の一品が写ってないです。見えているところを左から、蓮根とサーモンのミルフィーユ風、ジャガイモとイワシ、プチ・ハンバーガー、リュエット、バジルですね。蛙の卵のように見えるのがバジル・シードです。左側から順に食べるようにアドバイスがもらえるので、その通りにするんですけど、絶妙です。味や食感が異なるのはもちろんなんですけど、微妙な温度差が不思議な感覚を与えてくれます。メンソール的には、プチ・ハンバーガーがお気に入りでしたね。




 スープは、トマトのスープです。中央にあるのはバジルのグラニテ、右上に見える棒状のものがカナッペなんですがオリーブとアンチョビで作ったタプナードです。まず一口食べてみると、トマトの味を感じるんですけど、非常に濃厚です。酸味があるようで甘味もあるという微妙な味付けになっています。非常に興味があったので、マネージャに確認したところ、セロリがかなり大量に使われているらしいのですが、言われなければセロリが使ってるとは判りません。トマトスープと言うよりはガスパッチョに近いというはお話もいただきました。センターに置かれているグラニテが、余計にトマトの甘味を引き立てるわけですね。




 魚料理は、スズキです。スズキの下には冬瓜、スズキの上にはイカが乗せられていますが、アクセント的に置かれているこのイカが旨かったです。皮目はしっかりと炙ってあってかりっと言う歯ごたえもあり、香ばしさも抜群です。甲殻類のソースと言うことだったんですけど、これでもかっと言うくらいにしっかりと濃厚な香りが口の中で広がります。




 肉料理は、タスマニア産子羊なんですが、背肉のローストと肩ロースのカイエット。要は二つの部位が二つの料理法で、一皿の上で楽しめるわけですね。カイエット(caillette)というのは、肉や内臓、野菜などでパテを作って網脂で包んだものですね。




 続いてはリゾットです。鱧と山芋のリゾット。日本人なら〆に米料理が食べたいだろうという配慮なんでしょうか。大阪では、鱧は天神祭までが旨いとされているんですけど、この時期の鱧も十分に脂がのっていて旨いです。



 
 デザートはももを使ったものです。ワインを一本強空けている状態なので、マネージャーからはしっかりと説明はいただいているのですが、記憶が定かではありません。食後のドリンクは、コーヒーにしてみました。以前はエスプレッソを頼むことが多かったんですけど、最近はコーヒーを頼むことが多いです。




 2011年に訪れたフレンチの中では出色の素敵なお店でした。料理のコストパフォーマンスは抜群で、この料理が税込み5,250円で食べられると言うこと自体が驚きだったりします。あとは、サービスがすばらしいです。マネージャの福井さんによる料理の説明は丁寧です。通常フロア担当に要があるときは、手を挙げるなりして合図する訳なんですけど、福井さんは、メンソールがフロア担当を探す目の動きを感じてテーブルに来てくれます。本当に久しぶりに、こんなに目の良いフロア担当に出会いました。
 
 ランチは2,625円、3,990円、5,250円なので、気軽にと言うわけには行かないかもしれませんが、ディナータイムと同じく力の入った料理がいただけると思います。
 


(店  名) ア・ラ・ルーシュ
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市住吉区苅田3-17-4 エクセルアビコ一階
(電  話) 06-6697-6632
(営業時間) 12:00-14:00、18:00-22:00
(定 休 日) 月曜日&火曜日のランチ
(予  約) ベター
(予  算) 8,000円くらい
(席  数) カウンター6席、テーブル18席
(ウ ェ ブ) http://www10.plala.or.jp/a_la_louche/
(ブ ロ グ) http://ameblo.jp/a-la-louche/
(そ の 他) 全面禁煙(ポーチに灰皿有り)、年齢制限あり(未就学は入店不可)

USAKICHI(フレンチ&デリカ/天神橋)

2011年07月01日 20時43分58秒 | フレンチ
 ランチはレポートしない主義なんですけど、特別です。谷町四丁目にあるがっつり系の「KAMEKICHI」の系列店です。早速、行ってきたんですけど、がっつり系はしっかりと継承されています。

 スープ、メイン、コーヒーに、バゲットが一切れ添えられている内容なんですけど、白飯嫌いのメンソールとしては、バゲット一切れでほぼ満腹してしまうようなメインのボリュームに感動したりしました。

 残念ながら、茶美豚とクリームソースは合わなかったんですけど…。本当に、良い素材が使われているので、クリームソースを合わせるんじゃなくて、シンプルに塩&胡椒で良かったんじゃないかと、その方が素材が生きたんじゃないかと思ったりしています。付け合わせのマッシュト・ポテトは良い感じでした。

 コーヒーも、豆を挽いているときから良い香りが漂ってきたりしました。最近のコーヒーは、ラテを前提としているのか、若干濃いめにいれる傾向があるんですけど、本来のコーヒーの濃さでした。メンソールは、酸味の強いコーヒーが好きではないんですけど、それは個人の好みとして、良いコーヒーでした。



(看板)

(子羊とキャベツのスープ)

(茶美豚のキノコクリームソース )


(店  名) ウサキチ
(ジャンル) イタリアン デリカテッセン
(所 在 地) 大阪市中央区釣鐘町1-4-3
(電  話) 06-6944-2234
(営業時間) 11:30-22:00(デリカ)、11:30-14:00(ランチ)、18:00-22:00(ディナー)
(定 休 日) 日曜日&第二月曜日
(予  約) ベター
(ウ ェ ブ) http://www.usakichi.jp/index.html

ラ・コンブ(南船場)

2011年05月03日 10時46分07秒 | フレンチ
 実家が昆布屋なので、それから『ラ・コンブ』というワインにちなんで、屋号が『ラ・コンブ』となったらしいです。
 
 手軽に訪問できるフレンチを目指していると言うこともあって、カジュアル系の店と言うこともあって、正直、期待はしてなかったんですが、裏切られました。
 
 メンソールは5,000円のBコースをオーダーしました。まず出されたのが、上段フォアグラ、下段塩豚の二段重ね。いきなりメインといってもいいような皿が出てきました。フォアグラは外側カリカリ、内側ねっとりのすばらしい仕上がり、塩豚の方もしっかり塩味がきいているので、ワインが進みます。下に書いてあるとおり、今はシェフがお一人で切り盛りされてるんですけど、早く新しいスタッフと共に、本格的に再開してほしかったりします。この一皿だけで、そう思いました。



(上段フォアグラ、下段塩豚の二段重ね)



 二皿目はパンプキンのスープ、三皿目が上段に鯛&穴子、下段にズッキーニのリゾット。シェフは二段重ねが好きなのか?、と思ってしまったりはしました。こちらは、しっかりと味付けされているんですけど、一皿目で胃を覚醒させ、二皿目のスープで胃を整え、三皿目の魚料理にもって行くわけですね。こちらも、それぞれのさかなの旨味が十分に堪能できます。



(上段は白身魚二種類、下段はズッキーニのリゾット)


 併せて出されるパンは、バゲットと昆布パンの二種類。昆布パンは、懐かしい味がします。
 
 で、メインの羊肩肉。旨いです。メチャクチャと言っていいくらい。付け合わせの野菜達もシンプルですし、羊肉の味付けもシンプルです。羊肉の旨味だけで勝負しているという感じ。


(羊肩肉)


 
  隠れた店なんですけど、本当に秀逸です。素材そのものの旨味が、しっかりと味わえます。ウェブ(http://www.la-combe.jp/)では、他に2名のスタッフと写っている写真が掲載されていますが、現在はお一人で切り盛りされていますので、ディナータイムはコースのみになっているようです。新しいスタッフと共に、本格的な再開を期待しています。
 


(店  名) ラ・コンブ
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市中央区南船場1-14-7 アインズ南船場一階
(電  話) 06-6262-5705
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-22:00
(定 休 日) 月曜日
(席  数) 24席
(予  算) 1,000円(ランチ)、4,500円(ディナー)
(ウ ェ ブ) http://www.la-combe.jp/


Le 日本食堂(堺筋本町)

2011年03月21日 12時44分24秒 | フレンチ
 食堂というのがぴったり合う明るい店内。地下一階なんだけど、店の前からストレートに階段が地上に出ているので、半地下のような不思議な空間。BGMはシャンソン。
 
 店に入ってメニューを見るんだけど、えっと言うほどの価格設定。そして、シェフ一人で全てをこなしている。
 
 オーダーしたのは、パリ風冷菜盛り合わせ、パテ・ド・カンパーニュ、シャラン鴨のロティ、チーズ盛り合わせ。この日は、グビグビモードだったので、トリビーに続いてワイン2本を開けた。
 


(パリ風冷菜盛り合わせ(1,600円くらい)


(パテ・ド・カンパーニュ)


(シャラン鴨ロティ)



 驚くほどのコスト・パフォーマンスです。味の方は、若干甘味があって、懐かしい欧風料理を感じさせてくれます。


(店  名) Le 日本食堂
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市中央区本町橋6-21 MFK本町第一ビル地下一階
(電  話) 06-6941-8623
(営業時間) 11:30-13:30、17:00-22:00
(定 休 日) 日曜日
(ウ ェ ブ) http://ameblo.jp/abcdefg1960/

ミチノ・トゥールビヨン(福島)

2010年07月08日 09時22分03秒 | フレンチ
 今回はランチに訪れてみました。電話で予約する際に、1,890円のコースをお願いしたんですけど、プラス500でスープが付くとサジェストされたので乗ってしまいました。

 さて、その追加されたスープが一皿目のビシソワーズでした。これにビーツとコンソメジュレの一手間がかけられているんですが、良かったです。ビーツ&コンソメジュレも良かったんですが、ビシソワーズ自体も良かったです。料理は全体的に軽い目になっているんですけど、バター&クリームを控えたスープ系って、軽いを通り越して薄く感じられてしまうこともあるんですけど、そうした感じは全くなかったです。
 
 二皿目は、ホタテの燻製と有機野菜を使ったサラダ。




 三品目が抹茶を使ったリゾットです。抹茶味は控えめで、その分リゾットの味わいが深いです。



 
 メインはイサキのポワレ。ラタトゥーユが添えられています。



 
 料理は全体を通して軽い目に仕上がっています。どの料理も一手間かけられているのと、味付けが軽やかなので、噛むほどに色々な味が口の中で広がってきます。このあたりは、和食的な感性というのでしょうか。
 
 デセールは、四種盛り合わせ。こちらも軽い目だったので、いつものコーヒーではなくて紅茶で合わせてみました。
 


(店  名) ミチノ・トゥールビヨン
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市福島区福島6-9-11 神林堂ビル一階
(電  話) 06-6541-6566
(営業時間) 12:00-13:30、18:00-21:30
(定 休 日) 月曜日。祝日の場合は翌日が休み。
(席  数) 20席
(カ ー ド) VISA、MASTER、AMEX
(予  算) ランチは1,890円と3,990円の2種類。
      ディナーは6,300円、8,400円と10,500円。
      最新情報はウェブで確認してください。
(ウ ェ ブ) http://www.michino.com/greeting.html

ビストロ・カランコロン(心斎橋)

2010年05月15日 22時32分35秒 | フレンチ
 カジュアルなビストロです。ビストロは大衆食堂的な意味なので、本来はカジュアルなはずなんですけど、最近はビストロじゃなくてレストランと名乗った方が良いんじゃないかという店もあったりしますね。その意味で、『ビストロ・カランコロン』はビストロです。気軽に、月一でも足を運んでほしいという思いもあるようで、プリフィックスのコースが2,800円でお得です。
 
 2,800円には、アミューズ一品と、前菜から一皿、主菜から一皿を選ぶことが出来るようになっています。メニューによってはプラスアルファの料金が必要になる場合もあります。更にプラス500円で、デセールをつけることも出来ます。プリフィックスで選べる皿は、別途アラカルトでもオーダーできるみたいなんですけど、その値段と比べてみると、プリフィックスをオーダーする方がお得であることが納得できると思います。プリフィックスの場合とアラカルトでオーダーした場合のポーションが変わるのかどうかは確認してませんが…。
 
 今回は4人で訪問したんですけど、メンソールを含めてがっつり系の人ばかりなので、ひょっとしたら2,800円のプリフィックスは、がっつり系の人たちを満足させるに足りるボリュームではないのではなかろうかとも思ったんですけど、十分に満足できるものだったと思います。
 
 なので、多人数で行った際に、アラカルトでオーダーして取り分けると言う楽しみもあったりはするんですけど、それにしてもプリフィックスでも十分満足出来ると思います。
 この日のアミューズは、グラタン。メンソールが選んだ前菜は、エスカルゴとキノコのオーブン焼き。エスカルゴと言えば、ニンニクのきいたエスカルゴバターで調理することが多いんですけど、ほとんどニンニクは使ってないじゃないかと思います。その分、エスカルゴの味が良く分かります。他人が食べているものって美味しく思えたりするので、フォアグラとホロホロ鳥のテリーヌとか、オマール海老とマッシュルーものサラダ仕立て(ヨーグルトソース)とかも旨そうでした。





 メンソールが選んだ主菜は、豚バラ肉と白インゲン豆の煮込み(トマト風味ソース)でした。カスレですね。メンソールにとってカスレは塩分強い目の料理なんですけど、この日食べたものは塩分控えめでした。塩分を効かせてある方がメンソールは好きというか、ワインが進むんですけど、こちらの方が食べやすいですね。いや、結局ワインは2本あけたんですけど…。
 
 ワインは、リーズナブルな価格帯のものがそろえられていますし、メニューにないものもストッカーには隠してあるみたいなので、遠慮せずにマダムに尋ねるのが良いと思います。マダムの接客は、ちょっと熟れていないところがあるんですけど、そこがまたビストロっぽくて良いです。
 
 
 なんと言っても、2,800円のプリフィックスのコストパフォーマンスがすごいです。2,800円で良いのかと言うくらいのボリュームですし、もちろん味の方も手抜きなしです。味の傾向としては、本場のフレンチと言うよりは、日本人好みの味に仕上げられているような感じです。


(店  名) ビストロ・カランコロン
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋1-7-32 坂本ビル一階
(電  話) 06-6281-0677
(営業時間) 11:30-14:00、17:00-23:00
(定 休 日) 日曜日。月曜日が祝日の場合は日曜日を営業して月曜日が休み
(席  数) 28席(テーブル14、カウンター6、掘りごたつ席8)
(カ ー ド) VISA、MASTER、AMEX
(予  算) 5,000円くらい
(ウ ェ ブ) http://www.karankoron.net/index.htm

ビストロ・ファブール(西天満)

2009年06月29日 23時41分32秒 | フレンチ
 何かと話題の『ファブール』ですけど、やっと行けました。店はガラス張りで、赤い椅子と黒いテーブルで、おしゃれですね。ビストロっぽくない前衛的な感じでもありますけど…。
 
 メンソールが選んだのは、こちらも何かと話題のブータン・ブラン。リュエットは好きなのでオーダーしちゃいましたけど、リュエットでもサーモンのリュエット。車エビ系の料理と豚肉のポトフ。
 
 まずはつきだし、続いてサーモンのリュエットが出される。ワインはいろいろとあって白で通すことにしていた。一口目は、ちょいと塩味が強いような気がするんだけど、食べ進んでいくと、サーモン独特の味がしっかりと主張するようになって、白ワインともあまりケンカしないし、グビグビ飲むには良い感じ。
 
 メンソールは、ブータン・ノワールも結構好きなんですけど、苦手な人も多いと思う。で、今回のブータン・ブランですけど、たぶん万人向けというか、当たり前ですけどブータン・ノワールほどクセもなく食べやすくなってます。
 
 豚肉のポトフも、ボリュームは十分にあるんですけど、柔らかい味付けなので、食べきれますね。肉自身も、しっかりと良い味です。良い味もつけられてますけど…。
 
 この日は、カウンターに、常連なのか同業者なのかは良く分からないんですけど、勘違いしてると思われる人が若干一名いましたね。シェフを相手に大声で話してました。非常に残念ですね。こうした勘違いを許しているのもシェフなので…。しかも、一見客ではなくて常連客ですからね。
 
 なので、大事な相手と一緒には行けないですね。料理は、メンソールの好きな、バターこってり、クリームたっぷりとは方向性は異なるんですけど、あっさりの中にもしっかりとした形の見える料理は良いですね。重い赤ワインを合わせるのは難しいと思いますけど…。


(店  名) ビストロ・ファブール
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市北区西天満4-12-22 第三青山ビル一階
(電  話) 06-6362-3900
(営業時間) 11:30-14:30、18:00-22:00
(定 休 日) 日曜日
(席  数) 15席
(カ ー ド) JCB、VISA、MASTERS、AMEX、ダイナーズ
(予  算) 6,000円くらい

Bistro Grits(京町堀)

2009年05月31日 21時24分36秒 | フレンチ
 訪問してからレポート書くまでに時間が経ってしまったので、ライブなレポートではないんですが…。
 
 カジュアルな店でした。マダムもフレンドリーでしたし、ポーションもがっつり系で楽しめます。がっつり系と言うことは、一人で行くには若干辛いと言うところでもありますが、食欲健啖な男性なら、メインの一皿くらいは十分に食べきれるでしょう。ワインが一本くらい空いてしまうかもしれませんが…。


(店  名) bistro Grits(ビストロ・グリッツ)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市西区京町堀1-10-10
(電  話) 06-6447-4848
(営業時間) 11:30-15:00、18:00-23:00
(定 休 日) 日祝
(席  数) 21
(ウ ェ ブ) 
(予  算) 5,000円くらい


ビストロ・ヴェー(恵美須町)

2009年05月23日 15時18分07秒 | フレンチ
 通天閣本通りから少し離れたところに、新世界市場があって、坂本という肉屋があって、そちらの次男の坂本雅巳さんの店。リヨン&東京で修行されたそうです。
 
 今回はお任せコース(5,500円)。前菜は自家製のハム&ソーセージの盛り合わせ。
 
 最初から、ワインは赤白の二本を開けることを予定していたので、まずは魚料理に合わせて白ワイン。で、お勧めを訪ねて、ボトルをテーブルに並べてくれるんですけど、ストッカーが一階、席が二階と言うこともあるのか、ちょっと時間がかかって…。で、ボトルを決めてオーダーして、グラスが用意されて…、と言ったところで魚料理が到着しちゃったわけね。で、「魚料理でございます」と言うことになって…。魚料理だと言うことは分かるので、魚の種類と調理法を説明してほしかったりするわけね。「○○産の鯛を××風に調理しました。ソースは△△、付け合わせの野菜は□□」、とか…。
 
 食事をしに行っている訳なので、食べるという行為はメインではあるんだけど、それ以上に重要なのが、食前酒を舐めながらこの日のメニュー構成を決める時間なんだと思ってる。コース料理にはその楽しみがなかったりはするが、コース料理にはコース料理の楽しみと醍醐味があったりはするので、それはそれで良いんだけどね。で、結局のところ、白ワインが魚料理に遅れちゃったわけね。
 
 次の肉料理は、予想通りで「肉料理でございます」でした。魚料理の時と同じ過ちは犯したくなかったので、かなり早い目に赤ワインをオーダーしたんですけど、やっぱり料理に遅れちゃいました。タイミング的には、かなり余裕があったはずなんですけどね。
 
 なかなか笑えました。キッチン(一階)とホール(二階)が離れているわけなんで、そのあたりをウェイトレスがしっかりと連携を取らないと行けないとは思うんですけど、これが一番の弱さですかね。呼んでも来ない&呼びたいときにいないという状態が多すぎますかね。と言うことで、テイクアウトに徹するのが良いかなとは思ったりします。なんと言っても、ビストロですから…。
 
 

(店  名) ビストロ・ヴェー(ビストロ・ボナプティ・サカモト)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市浪速区恵美須東1-22-6
(電  話) 06-6643-2234
(営業時間) 10:30-22:00(テイクアウト)、11:30-14:00(ランチ)、17:00-22:00(ディナー)
(定 休 日) 目標日
(そ の 他) 個室なし。全席禁煙。
(ウ ェ ブ) 
(予  算) 3,800円(ポナプティコース)、5,5000円(お任せコース)、7,800円(ビストロヴェーコース)


ラ・バレンヌ(森町)

2009年04月30日 01時03分05秒 | フレンチ
 2008年12月4日のグランド・オープニング。シェフの木村圭子はフランスの名店で修行して、中央卸売市場の鮮魚店でも1年間魚の目利きを勉強したらしい。
 
 厚生年金会館の南側、店名だけが書かれたドアはちょっと見つけにくいかもしれない。扉を開けるとテーブル席が並んでいるんだけど、柔らかな曲線と柔らかな照明、ほの暗く、アダルトでちょっとセクシーな空間が広がっている。各テーブルの真上にはダウンライトがあるんだけど、それ以外はほとんどが間接照明となっているので、この柔らかな雰囲気がでているのかもしれない。
 
 席についてビールをオーダーして、メニューをしっかりと吟味する。5,000円のコースのつもりだったんだけど、アラカルトで行くことにする。コースメニューがアラカルトメニューよりも後ろに書かれていたので、アラカルトで食べてほしいんだろうなと思ったので…。で、メインから先に決めるメンソールがいろいろ考えていると、サービス担当が、メニューには載せてないんだけどとサジェストしてくれた鴨料理にした。ボリュームなんかを確認しながら、前菜一皿、魚料理はスキップしてメインを鴨料理と羊料理の二皿とした。前菜を二皿&メインを二皿でも、前菜一皿、魚料理一皿、メイン二皿の構成でも良かったとも思う。要は一人二皿の計算で行けると思う。
 
 前菜が出されるまでに、ブルーチーズを仕込んだプティ・シューのシロップ掛けとか、ホタテ&イカ&トマトのセルクル固めとかがアミューズとして運ばれてくる。ここまでですでにグラスワイン(白)を二杯も飲んでしまった。
 
 続いて出された鴨&羊なんだけど、しっかりと肉厚。ソースの方がフレンチっぽくないというかあっさりと脇役に回って料理をしっかり支えているという感じ。あっさりと言えば、自家製パンも同様、ライ麦を使っているんだけど、それほど目が詰まった感じもないしもっちり感もない。塩分控えめで、ちょっと物足りないような感じが最初はするんだけど、しっかりと麦の味はするという不思議な、独特の味わいのパンだった。
 
 羊&鴨に合わせたのはスパイシーなしっかりとしたワインだった。で、ワインを少し残してチーズ盛り合わせへ。やっぱりウォッシュは美味しい&楽しい。最後は、セミフレッド&苺で〆。
 
 食後はエスプレッソ。フレンチを食べにきてエスプレッソを飲むというのはあまり好きではないんだけど、なんか流れでエスプレッソになっちゃった…。で、プティ・フィールが…。
 
 
 フレンチなんですけど、あまりソースを前面に出さず、素材の味を上手く引き出したような料理が特徴なんだと思います。前菜のカリフラワーのピューレとオマールエビのジュレは、秀逸というか、中間層の白いところがオマールエビだと思ったんですけど、不意をつかれましたね。こちらの質問にも的確に答えてくれますし、前菜と肉料理の間に時間が空くと見るや、シャンパンのソルベとかをすかさず出してくれたりはします。良い店ですね。


(店  名) ラ・バレンヌ
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市西区新町1-16-5 樋口ビル一階
(電  話) 06-7504-6264
(営業時間) 12:00-14:30、18:00-21:30
(定 休 日) 月曜日
(そ の 他) 個室なし。全席禁煙。
(カ ー ド) 可
(席  数) テーブル14席
(ウ ェ ブ) http://www.la-baleine.jp/
(予  算) 3,500円(ランチコース)、5,000円、7,000円、9,000円(ディナーコース)


Bistro Galop(ビストロ・ギャロ)/(フレンチ/谷六)

2009年04月04日 11時08分08秒 | フレンチ
 空堀の、ちょいとわかりにくいところにある店。外装は一階はビストロ風なんだけど、二階がなぜか和風のまま。ちょっとアンバランスがおもしろい。
 
 さて、食前酒代わりの泡を飲みながら、メニューを吟味する。全員が違うオーダーをする場合、同業者とかライターとかの偵察部隊か、そうでなければ全員女性のグループだと判断ができるらしいので、メンソール一行は偵察部隊と思われたかもしれない。
 
 前菜が三種類。根セロリと豚は、豚の味も良いんだけど、下に敷かれている根セロリの味付けが良い。ちょっと中華風のようなごま味のような感じ。ビストロでこの味はちょっと意表を突かれる。
 
 前菜盛り合わせはブルーチーズのキッチュ、生ハム、カルパッチョ風が二種類、テリーヌ風が二種類。まず、ブルーチーズのキッチュを食べてみると、普通の美味しい方のキッチュかなと思ったところに、後からブルーチーズの香りが…。それほど効かせているわけではなくて、ほのかな感じなんだけど、良い感じというか、柔らかな感じというか、落ち着けるというか…。パテ二種類もカルパッチョ風二種類も良い感じ。要はすべて良い感じだった。
 
 前菜三つ目は牡蛎のベニエ。ベニエというのはフランス風の天ぷらみたいな感じで。日本風に言えば牡蛎フライという感じ。衣が良いし、牡蛎も良い。
 
 メインも三種類。魚介類の包み焼き、豚肉、牛ほほ肉のワイン煮込み。どれも外れなし。もっと詳しく詳細に書きたいんだけど、この日はワイン飲みまくったのであまり記憶がないのだ。味付けは全体的にミディアムかな。最近クリームの代わりに豆乳を使ったようなあっさり系の軽いフレンチが多いけど、味は旨味はもちろん、厚みも広がりもある。にもかかわらず、食べ終わった後が重くない。なんと言っても、どれを頼んでも外れがないというのがすごい。
 
 メニューはアラカルトで、前菜6種類くらいとメイン6種類くらい、デザートが5種類くらいからセレクトできる。がっつり系ではないので、カップルで言って前菜2皿、メイン2皿で良い感じになると思う。ワインは赤白と15~20種類くらい。3,000円台から8,000円台くらいまでがそろえられている。残念ながら、シェリーとかの食前酒、マールとかの食後酒は置いてないみたい。シェフは結構若かった。30代かな。
 


(店  名) Bistro Galop(ビストロ・ギャロ)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市中央区瓦屋町1-1-1
(電  話) 06-6762-1016
(営業時間) 12:00-14:00、18:00-22:00
(定 休 日) 日曜日
(席  数) テーブル12席、カウンター2席(ランチ時は3席)。
(予  約) ベター
(予  算) 5,000円(フードのみ)、飲んでも8,000円くらい
(ウ ェ ブ) http://plaza.rakuten.co.jp/galop/