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大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

Bar in(大正区三軒家)

2004年12月21日 18時11分39秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 メンソールが蟷螂拳使いであることを知られてしまっている珍しいお店。マスターによれば、大正区唯一のバーだそうだ。JR大正駅からこの店に来るまでの間に『バー・アメリカン』という看板のか出た店があったので、「もう少し駅よりにバーがありましたよ」というと、「あれはバーとちゃう。スナックや」と言われてしまった。
 
  シングルモルト系の品揃えはラブリーを通り越してセクシーの域に入ってるし、居心地はなかなかいい。メンソールは、練習帰りにビール飲むのが好きだったりする。
  
(店  名) BAR in
(ジャンル) バー
(住  所) 大阪市大正区三軒家西1-6-6
(電  話) 06-6552-6952
(交通機関) JR環状線大正駅カード下の西橋、

KANSO(西区南堀江)

2004年12月21日 14時58分20秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 「湊町に新しいバーがオープンしたよ」とナッキーからメールが入ったのが8月27日のことだった。内容を聞いてみるとなかなか良さげだったので、行ってみた。『湊町リバープレース』の中にあると思いこんでいたので、最初はそちらを探してみたけど、なかった。周りを見回すと、川の北側にそれらしき建物があったので行ってみたらビンゴだった。

 ビールをオーダーして、ドラム缶で作られたテーブルに移動して飲む。当然立ち飲みになるんだけど、やや低い目の、座って飲めるテーブルもいくつかある。
 
 メンソールが行ったのは17:00くらいだったので、西日が強い上に、夕立に襲われたりしてしまった。パラソルがあるのは一部で、あとはオープンエアなバーなので、雨には弱い....。オーナーのClean Brothersも悩んでいた。

 缶詰の種類はそれほど多くないけれど、珍しいものが多い。オイルサーディンとか焼き鳥、鯖の味噌煮は当然の事ながら、鯖カレー、パテ各種、スパムなんかも置いてた。激辛スパムもあった。缶詰のサイズはやや大きめのものが多いので、四名くらいで行くのがいいと思う。買った缶詰は、バーで食べても良し、持って帰っても良い。

 メンソール的には、新地の入り口にある立ち飲みバーの方が好みなんだけど、知らない缶詰がたくさんあるので、くじ引き的感覚でオーダーしてみるのもおもしろいかな....なんて思ってる。おいしい缶詰に当たったらラッキー的な....。


(店  名) Kanso
(ジャンル) 缶詰バー
(住  所) 大阪市西区南堀江1丁目
(電  話) 06-4390-5286
(営業時間) 15:00-25:00
(定 休 日) 不定休

雪月花(三条富小路)

2004年12月21日 13時29分22秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 京都勤務のメンソールが、一番にねらったのが二条城近くにある『山水』というバー。入り口の暖簾が目印だよと押しもらったにもかかわらず、見逃してしまって、何度か往復してやっと見つけたらまだ開店前だった。それならばということで目指したのは、木屋町にある『NOILLY BAR』を目指す。結局二条城から京都市役所まで歩いたことになる。このバーはビルの六階にあるんだけど、エレベーターではいけない。同じような構造のバーが大阪の心斎橋にもあったので、メンソールはそれほどとまどうことなく六階にたどり着いたものの、なんとまだオープンしていなかった。仕方がないのでメンソールは、三条通を西へ向かう。そこで見つけたのが『雪月花』というバー。

 入り口はシンプルで和風な感じ。思わず引きずり込まれてしまうような、誘ってオーラたっぷりのギャルという感じ。で、メンソールは引きずり込まれてしまった。

 入り口を入ると、そこには奥に続く薄暗い廊下がある。その廊下がやたら長いように感じられる。廊下の中間ぐらいまで行くと、右手側にバーと思われる空間が出現するが、そこへ行こうにもガラス板に仕切られていてたどり着くことができない。逆に、酔っぱらっていくとガラス板に気づかずに激突するかも知れないので、注意が必要かも知れない。さらに進むと階下へ降りる階段がある。こうなってくるとダンジョンに近い感覚がある。帝塚山にも、店をとりあえず一周してからでないとバーカウンターにたどり着けない店もあるので、それほど違和感はないけど、それにしてもバーカウンターまでが長い。階段を下りるとやっとバーカウンターが出現する。カウンターの一番奥に座ったメンソールは、まずマティーニをオーダーした。カウンターは左右にも長いが奥行きも広く、バーテンダーが精一杯手を伸ばしてマティーニをメンソールの前まで届けてくれる。フードメニューの中で気になったのがブルーチーズの盛り合わせ。チーズの盛り合わせがメニューに載ってるバーは多いけど、ブルーチーズと限定しているところがナイスでキュートじゃん。チーズに合わせてメンソールが飲んだのはチンザノ・ロッソ。ちょっとわがままに氷なしのチョイソ。チョイソというのは、ちょいソーダ略で、少量のソーダで割ってほしいという意味。メンソールはSicksでこの言葉を知ったんだけど、以後どのバーに行っても、チョイソとオーダーして聞き返されたことはない。オフと言っては聞き返され続けたメンソールにしては、驚きに近い。これはソニックでも同様。ちなみにソニックというのは、ソーダとトニックウォータを半々ぐらいで割ったもので、味わい的にはソーダ割りと、トニック割りの中間的なものになる。また、オフというのは、オンザロックの逆でオフザロック。これは通じたことがない。アップとかオーバーは、通じることもあるけど確率は低い。

 最後はメニューを見せてもらって、この店のスペシャルカクテルをオーダーした。名前の『宗易』が目にとまったのは、メンソールの友人が東京で『易宗内家拳』を主宰してるからなんだけど、『宗易』は茶道に関係する名前だとか。レシピは、抹茶リキュール、栗のリキュール、クリームに抹茶を入れるらしい。外国人観光客向けに作ったオリジナルカクテルで、陶器を意識させるようなグラスで出される。陶器だからグラスじゃないのかな。相当に甘いカクテルだけど、メンソールは甘いカクテルも平気だし、何より抹茶を入れることによって引き立つ茶の香りと味が良い。抹茶リキュールだけではここまで行かない。

 実は、メンソールは京都地元民と思われてしまったことと、メンソールが多少京都特有の地名表記に慣れていたことから、いろいろとお勧めの店を教えてもらった。それはまた次の機会にするけど、なぜカバーじゃなくてカレーの店とかステーキハウスなんだな。どうしてだろう。それと、アシスタントは、大阪北地区の店にかなり詳しい。『ヴィンテージ・イン』とか『アルテミス』とか…。それがまた話題となって盛り上がってしまった。



(店 名) 雪月花
(ジャンル) バー
(所 在 地) 京都市中京区三条通富小路西北門 SACRAビル
(電 話) 075-231-0070
(営業時間) 19:00-27:00、(日祝は-25:00)
(定 休 日) 月曜日
(ウ ェ ブ) http://www.setsugekka.com/kyoto/index.html


楽(福島区)

2004年12月21日 13時20分50秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 福島というエリアは、メンソールにとっては思い出深い土地だったりする。福島に住んでた裕子という娘と付き合ってたんだけど、彼女はある日突然姿を消してしまった。その後しばらくして、若芽という娘と付き合ってたんだけど、ある日突然、もう会いたくないと言われてしまった。メンソールは、その時初めて号泣した。振られて泣いたのは、後にも先にもこの時だけだった。

 そんな福島で見つけたのが『楽』で、『楽』と書いて"Luck"と読むらしい。店の前に"Chinese Tea & Scotch House"と書かれているとおり、バーなんだけど中国茶が楽しめる店でもある。なので、フード類も定番メニューに加えて飲茶系メニューが用意されている。昼間が中国茶館で、夜がバーというわけでもないらしく、中国茶は夜でも飲める。メンソールは、禁酒を言い渡されてしまったのと、中国茶が気軽に飲める店というのがそれほど多くないこともあって、この店に行くたびに中国茶を飲んでる。特に、青茶を頼むとかなり時間が過ごせるので....。

 かなり時間を過ごしたい理由の一つに、壁がスクリーンになってて、野球中継とかビデオとかを見ることができるようになってるからと言うのがある。メンソールが二度目に行ったときは『マイノリティ・レポート』だった。それはさておき、青茶をオーダーすると、鉄瓶、茶盤、茶海、茶杯、茶壷、聞香杯の本格的フルセットが用意される。ただし、茶は店の人がいれてくれ、茶海、茶杯、茶壷、聞香杯が客の前に並べられる。茶杯は小降りのものと、やや大きめのものの二種類。茶盤は手元に来ないので、二煎目、三煎目が飲みたいときは、店の人にお願いしないといけない。ちょっと面倒くさいけど、しっかりとタイマーで計ってくれる。メンソールがオーダーしたのは『武夷岩茶』で、青茶の中では結構ポピュラーだと思う。ちなみに、青茶というのは、半発酵茶のことで、ウーロン茶も
青茶の仲間。

 メンソール的には、西天満にある『無茶空茶』がものすごく気に入ってるんだけど、混んでることが多いから、『楽』の方が気軽に使えるかも。


(店 名) 楽(Luck)
(ジャンル) 酒茶館 Chinese Tea & Scotch House
(住 所) 大阪市福島区福島1-6-12
(電 話) 06-6452-9866
(営業時間) ?
(定 休 日) ?

Rose Papillon(中央区中山手通)

2004年12月21日 13時15分51秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 台風は日本海にそれそうになっていたし、実際雨足もそれほど強くなかったので、メンソールはチャンスとばかりにバーテンドレスのいる店に足を向ける。こんな日にバーで飲もうとする奴らも少なかろう。当然、それほど混雑していないだろうとの考え。怪しげなビルの、細い階段を三階まで上る。開けるのをためらうというか、しばし見とれてしまいそうな扉があって、勇気を出して扉を開けると、そこにはカウンターのみの狭い空間がある。白熱球を使った、暖色の暖かいという雰囲気を通り越して、赤色に近い照明が怪しげな雰囲気を醸し出している。こんなロケーションにあるにもかかわらず、この店は若い女性客が多い。店名のパピヨンが示す通り、蝶の細工が施されたカウンター、壁には蝶の標本があったりする。

 メンソールの一杯目は、マティーニではなくてテキーラソニック。ソニックという言葉は知らない人の方が多いんじゃないかと思うけど、バーでソニックと言って通じなかったことはない。チョイソと言っても聞き返されたことはない。トリビーの方が通じにくいと思う。ついこの前も焼鳥屋に行ってトリビーと言ったら聞き返された。ウェイトレスがネイティブの方ではなかったからと言うこともあるかと思うけど、焼鳥屋でトリビーと言ったから、鶏ガラスープ入りビールとでも思われたんだろうか。

 それはさておき、この日はお目当てのバーテンドレスの伊藤さんは来ていなかった。赤い照明に黒いシャツというのは、ものすごく妖艶でセクシーなんだけど、ちょっと口説くのを躊躇させてくれる一面があって、ものすごく微妙な距離感があるように思う。そう言えば昔、靱公園南にあるバール『ハモンハモン』で、黒いパンツに赤いシャツのスリムなレディーがいたことがあるけど、彼女を見たのは一日だけだった。やっぱり、失礼なヤツだと思われても、ときめいた瞬間に口説くべきなんだと再確認した。

 実は、【大阪グルメ倶楽部】のウェブってちゃんとあるんだけど、忙しくてもう半年以上メンテナンスしてないと思う。なんで、ウェブのメンテナンスについては外注に出そうかと思ってるんだけど、担当者のすいかがバーテンドレスについて、「あの人ら、勘違いしてんねん。女の私らから見ても、全然可愛いないやん」と言ってた。「飲み過ぎないでね」と言ってくれたり、「アブサンでも飲んどきな」と突っぱねたり、そんな伊藤さんからは人間的な感情が見え隠れして、可愛いバーテンドレスだと思うんだけどな。SicksのAriに至っては、可愛いを通り越して彼女がバーテンドレスで、メンソールが客だと言うことさえ忘れさせてくれたりするけど、客がメンソールだけになったりしたときに、やっぱりバーテンドレスであることを思い出させてくれて、その瞬間にドキッとしてしまうことがある。「そうなんよ。技術は大切だけど、技術以上に求められることってあるんよ。どんな仕事でも同じだと思うけど…」とすいかが言ってた。Sicksがグランドオープンしたころ、Ariはちゃんとシェーカー振ってたんだけど、ある時点から、面倒くさいとか言って、シェーカーもミキシンググラスも使わなくなった。おいしい水割りの作り方は、メンソールが教えたりした。それさえも、面倒くさいと言ってやらなかったけど、店は連日盛況だった。AriはもうSicksにはいないけど…。

 話を戻して、『ロゼ・パピヨン』には、秘密のプライベートルームがあって、そこは男子禁制になってる。まぁ、バーにはセクハラなおやじが来ることもあるからな。素敵なバーテンドレスのいるバーと、スナックの線引きって微妙な部分があるような気がするけど、『ロゼ・パピヨン』はスナックじゃなくてバーだからね。って、メンソールはスナックが好きになれないんで、自分からはスナックに行ったことがないんだ。


(店 名) Rose Papillon(ロゼ・パピヨン)
(ジャンル) バー
(所 在 地) 神戸市中央区中山手通1-16-3 マロン第一ビル三階
(電 話) 078-333-1226
(営業時間) 19:00-27:00、19:00-24:00(日祝)
(定 休 日) 無休

ホワイト・ラビット・タバーン(北区中津)

2004年12月21日 13時05分47秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 バーテンダーの扇田さんと言えば、今はなき茶屋町の"Narrow Water"、その入って右手側のサロンを担当されていた方。"Narrow Water"閉店後は、少し北側にある"Peko"にもおられた。

 ここまで書けば、メンソールの説明は不用ではないかと…。店はカウンター8席、テーブル席5席のスモールサイズ。店名になっている『ホワイト・ラビット・タバーン』は、もちろん『ホワイト・ラビット・サルーン』から。これだけじゃ判らない人のために、『ホワイト・ラビット・サルーン』というのは、ジャックダニエルズ直営バーの名前ね。メンソールは、『ホワイト・ラビット』と聞
いた瞬間に、『不思議の国のアリス』を思い出してしまってた。(^_^;)。


(店 名) ホワイト・ラビット・タバーン
(ジャンル) バー
(所 在 地) 大阪市北区中津1-13-5 ハピネス21の二階
(電 話) 06-6373-6150
(営業時間) 10:00-16:30(喫茶タイム)
18:00-26:00(バータイム)、祝日は18:00-24:00
(定 休 日) 第一&第三日曜日
(店 主) 扇田順

Brick(中央区中山手通)

2004年12月21日 13時04分52秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 台風が関西圏をかすめたとき、メンソールの目的は東門街にある沖縄料理だった。ところが、なんと休みだった。定休日だったのか、台風が接近していたので休業としたのかは定かではないが。沖縄料理&泡盛を飲みたかったメンソールとしては、ちょっぴりショックだったりした。仕方がないので、もう一度『ロゼ・パピヨン』の前をとおり、『Brick』へ。Brickと言えば煉瓦のことだけど、まさしく煉瓦造りのバー。内装も煉瓦を多用している、というか壁が煉瓦なんだな。こちらもカウンターのみのスモールサイズのバー。煉瓦というとどうしてもイギリスのバーをイメージしてしまう。照明も暗い目で、BGMはジャズ。

 メンソールは例によってマティーニをオーダー。バーテンドレスの斉木さんは、メンソールが知る中では金メダルクラスの技術の持ち主で、その動きはシャープで素早く、無駄がない。でも、メンソールに対しては恐ろしく無口。総じてバーテンドレスって、客が一杯目のオーダーを飲み干し、二杯目をどうしようか、何を飲もうかを逡巡した後に決意し、バーテンドレスを探して手を挙げるといった一連の動きが判らないのか、判っているけど無視しているのか、グラスが空になったときに無関心な人が多いと思う。適度な距離は必要だとは思うけど、あまりに無視されると、メンソールはバーテンドレスから嫌われてるんじゃないかと思ったりもする。そうした雰囲気を求めて、無視してくれる店に行ったりすることもあるんだけど。地元ならともかく、わざわざ神戸にまで無視されに行くこ
ともないかとは思うな。


(店 名) Brick
(ジャンル) バー
(所 在 地) 神戸市中央区中山手通1-14-3 RINビルディング一階
(電 話) 078-333-0026
(営業時間) 18:00-26:00、18:00-24:00(日曜日)
(定 休 日) 無休

フラット・フラミンゴ(天三)

2004年12月21日 13時03分57秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 「魚貝類」と「魚介類」は、文字が違うだけで同じものだと思ってたんだけど、最近「魚貝類」は魚類と貝類のことで、「魚介類」だと魚類と貝類に加えて甲殻類も含むということが判った。

 最近、どうもイタリアンとかフレンチとかを食べようという気にならないし、バーへ行ってカクテルを飲みながら魂の洗濯をしようとも思わない。カクテルというと、メンソールの記憶では、ミキシンググラスを使うときは、カウンターテーブルとミキシンググラスの間に左手の小指を挟み、ミキシンググラスを傾けながらステアするのが正しかったと思うんだけど、最近ミキシンググラスを傾けてステアするバーテンダーを見かけることがないような気がする。ミキシンググラスの底って、一番分厚いし、そこに小指を挟んでおくことによって、十分にカクテルが冷やされたかどうかを確認するもんだと思ってるんだけど、どうしてなんだろう。ちなみに、一番最近に飲んだカクテルは、カシスリキュールのトマトジュース割り。カシスリキュールの量は、ブラッディマリー作るときのウォッカの半分くらいの量にするのが、甘くなりすぎずにグッドだと思う。

 ということで、最近はもっぱら居酒屋へ行って、魚介系の料を理食べることが多い。となると、日本酒を飲むことが多くなる。寒くなってきたということもあるんだけど、最近は燗酒を飲むことが多い。ところが、燗にする酒って、店が燗酒用に用意した銘柄があって、客が指定することができない場合が多い。たとえば、メニューに八海山の本醸造を見つけて、「これを燗にして」とか言っても、「これは冷やで飲むのがおいしい酒です」とかやんわり断られる。ついでに、「酒の飲み方を知らん客」と言ったような視線を浴びることになる。でも、燗酒用に用意されてる酒って、アル添酒だったりすることが多いんで、あんまりおいしくないんだよな。それなら本醸造とか純米酒とかに燗をつけた方がよっぽど旨いんだけど。仕方がないので、地酒を頼んで、飲み終えた燗酒のとっくりに移し替え、一人鍋なんかに入れて燗をつけちゃう。(酒の飲み方を知らん客)=(純米酒に燗つけるアホ)という視線に加えて、「マナーを知らん客」と言う視線も浴びることになるけど、メンソールと同じようにしてる人を何人か見かけたこともある。メンソール的には、生酒とか大吟醸酒とかは燗向きではないと思うけど、純米酒は燗にしてもおいしいと思う。これまた実際に、菊姫をオーダーしたら、何も聞かずに燗をつけてくれた店がある。しかも、「純米酒はぬる燗」の常識を破って上燗だった。その後、その店には何度か行ったけど、店主の好みで吟醸酒のラインナップが超辛口なところが若干メンソールの好みとはズレがある。でもやっぱり、たまに飲みに行く。

 天満駅近くの、立ち飲み屋が並ぶ細い路地にはよく行くんだけど、余りにも駅に近いのでほとんど無視してた店があって、でも、気になってたんで、遅ればせながら先日行ってみた。最初のビールはハーフ&ハーフにした。で、このハーフ&ハーフはヱビス&ギネスのハーフ&ハーフなんだけど、プースカフェみたいに綺麗に二層に別れたハーフ&ハーフを出してくれる。ギネスの方が上層なので、最初の一口はギネスのダイレクトのはずなんだけど、ギネスっぽさがあんまりなくて口当たりはかなり良い。メンソールは一気飲みしてしまった。当然、前半と後半では違う味が味わえる。フードは魚介系のものが中心、蒸しズワイガニなんて言うメニューもあった。リーズナブルで旨いものが多い。てか、チェーン展開している居酒屋より立ち飲み系居酒屋の方が肴も酒も旨いことの方が多いと思う。だから止められない。フグ皮湯引きのポン酢が、メンソール好みの酸味の強いものであることも気に入った。燗酒を頼むとちろり(酒たんぽ)&ぐい飲みで供してくれるところもキュート。あと、品切れで飲めなかったけど、メンソールが大好きな純国産カクテル『柳陰』が置かれてる。場所は JR天満駅を北側に降りたところ。店の前に出されている、メニューが書かれた黒い看板とギネスビールが目印。


 中津に近い大淀にあるSicksというバーで、なぜか扇町界隈のバー談義になり、その時に教えてもらった。メンソールはずっと『フラミンゴ・カフェ』だと思ってたんだけど、『フラット・フラミンゴ』なんだそうだ。月に一回ライブがあるので、♭(フラット)はそれにかけているんだと思う。店は二階と三階なので、入り口を入ってすぐ階段を上らないといけない。二階にはピアノが置いてあって、歩けば響く木の床と木のテーブルで、あまりバーっぽくない。



(店 名) フラット・フラミンゴ
(ジャンル) バー
(住 所) 大阪市北区天神橋3-2-14 スペースビル二階&三階
(電 話) 06-66881-2635
(営業時間) ?
(定 休 日) ?

Academy Bar(中央区布引町)

2004年12月21日 12時54分45秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 1922年の開業。と言うことは80年以上の歴を持つ、神戸で最古参のバー。谷崎潤一郎や小磯良平なんかも通ったことがあるらしい。一軒家で派手な看板はないが、店の中に入ると歴史を持つバーが共通して持つゆったり感が感じられる。照明は明るい目だが、白熱球によるものなので店全体が暖かく感じられる。一軒家のバーは珍しいらしく、店の前で写真だけ撮っていく人も多数いるのだとか…。

 メンソールはマティーニをオーダーしたかったんだけど、方向転換してバーボンをオーダーした。気軽に入れる店ではあるんだけど、店主がかなりマイペースだ。メンソールが行ったときにはペリツォフカ(唐辛子ウォッカ)がカウンターに置かれていた。「これ何?」と聞いた客がいて、「唐辛子のウォッカ。飲んでみる?」と言うことで、客がOKを出す前にペリツォフカのソーダ&レモンが客の前に置かれてた。と言うことで、意思表示はしっかりとした方がいい。何をオーダーしようかと悩んでいると、巧妙に誘導される。コスモポリタンとかルビーとかの最近流行のカクテルは置いてないので注意した方がいい。ミキシンググラスやシェーカーは用意されているみたいだけど、メニュー(黒板)にはロング系カクテルしか載っていない。

 この店では、店主との軽妙な会話が最上の肴となる。壁には絵が描かれてるんだけど、先代店主が壁に漆喰を塗ってキャンバスを作り、小磯良平や田村孝之助が絵を描いたらしい。それがまた、しっくりと、全然違和感なく調和してる。



(店 名) Academy Bar
(ジャンル) バー
(所 在 地) 神戸市中央区布引町2-1-1
(電 話) 078-221-5907
(営業時間) 18:00~23:00
(定 休 日) 第一&第三日曜日

サンシャインバー(中央区中山手通)

2004年12月21日 12時51分31秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 最近開発しつつある神戸のバーの一つ。マスターの毛利さんは、北野にある『YANAGASE』にいたことがある。メンソールは、カクテルばかりオーダーしたけど、なかなかに良さげ。シガーも何種類かおかれている。


(店 名) サンシャインバー
(ジャンル) バー
(所 在 地) 神戸市中央区中山手通1-6-10 ビューラー三宮一階
(電 話) 078-333-0057
(営業時間) 18:00-26:00
(定 休 日) 日曜日
(店 主) 毛利滋

NOLA(難波)

2004年12月21日 12時50分33秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 難波に行くことがあったら、寄ってみたいバーというのがメンソールの中には二軒あって、その一件が『NOLA』だった。この店は2004年3月号の『あまから手帳』と2003年11月号の『ミーツ』で紹介されてて、地図だけは頭の中にたたき込んだものの、たぶん探し回ることになるだろうなとは思ってた。ところがあっさり見つけちゃったというか、四つ橋線の難波側から見ると、壁に大きな看板があって、たぶん見逃すことはないと思う。場所は歌舞伎座の裏あたりなんだけど、御堂筋線の難波方面から探しに行くと見つけるのは難しいんじゃないかな。南地バスターミナルまで行って、後ろを振り返るようにすると、比較的簡単に見つかると思う。

 さて、店は二階。いきなり階段を上って二階に行く。奥には隠しボックス席もあるけど、基本的にはカウンターのみの店。モルトなども取りそろえられてはいるが、ドイツやベルギーのビールを始め、各国のビールが絶妙のセレクションで取りそろえられている。メンソールが行ったとき、カウンター席には世間一般的にはおばちゃんと呼んでいいと思われる中年女性が二人いた。彼女たちの前を見ると、足つきの寸胴なグラス。そしてグラスには『ビットブルガーピルス』の文字が…。『ビットブルガーピルス』は日本のビールの手本となったピルスナータイプのビール。ピルスと言うからチェコのビールだと思ってたんだけど、ドイツビールなのね。それはともかく、この女性客の前には、ビールグラスとは別に小降りの足つきショットグラスが置かれていて、中には透明の液体が…。こうした場合、それがシュガーシロップである可能性は限りなく低いと思われると共に、ジンである可能性が限りなく高い。メンソールはシュタインヘーガーが好みだといった個人的嗜好の問題はさておき、ビアホールなんかでも滅多に見かけない飲み方をしている客がいる。しかも中年女性客だということで、このバーの底力的なものをのっけから感じとってしまった。ちなみに、メンソールのあとから入ってきた女性客二名が、そろって『バス・ペールエール』、その次に入ってきたカップルが『バス・ペールエール』と『ビットブルガーピルス』というオーダーをすることから、この店に来る客たちの目当てがビールであることが判る。付け加えておくと、この店では『バス・ペールエール』と『ビットブルガーピルス』は生で飲める。

 前置きはこのくらいにして、メンソールが飲んだのはイギリスの"IPA"というビール。メンソールの業界で"IPA"と言われたら、それは『イソ・プロピル・アルコール』を意味するんだけど、ビールでIPAと言われたら『インディアン・ペール・エール』となる。なもんで、"IPA"というのは総じてアメリカのビールだと思ってたんだけど、今回飲んだのはイギリスの"IPA"。二杯目に飲んだのが、なぜかラックの一番上にあるのを見つけてしまった『フェルネット・ブランカ』で、メンソールはこの時点で、(飲み方にクセがある)=(同業者か?)と思われてしまったようだ。通常『フェルネット・ブランカ』をストレートで飲むヤツはおらんだろうなと思いつつ、昔々に連れて行かれたイタリアンな店で、食後酒として『フェルネット・ブランカ』を出されたときの衝撃もまた忘れがたいものだ
ったりする。

 メンソールの三杯目は『エルディンガー・ヴァイスビア・ドゥンケル』で、実は先日『ハンブルグ』に行った時、『エルディンガー・ヴァイスビア』をオーダーしてから『エルディンガー・ヴァイスビア・ドゥンケル』があるのに気がついて、かなり悔しい思いをしたので、その鬱憤をここで晴らしてやろうという魂胆もあった。ちなみに『ヴァイス』というのは小麦のことなんで、小麦で作ったビールだと思いこんでたら、大麦も使われているんだそうだ。それから『ドゥンケル』というのは黒ビールのこと。

 さてさて、メンソールの最後のオーダーが、『土佐高知のあいすくりん』で、アイスクリームではなくて昔懐かしいあいすくりんの食感で、それをモナカで挟んでくれる。味は柚子風味。グラスにアイスクリームが乗せられて出てくるんだろうと思ってたメンソールは意表をつかれた。あと、ハム工房の『夢一喜』のポークジャーキなんかがあって、これは旨いらしい。メンソールは食べてないけど…。

 最後に余談。この店は、2004年3月号の『あまから手帳』で紹介されてると書いたけど、記事を書いているのは通称バッキー・イノウエとしておなじみの井上英男氏。このバーで、バッキー・イノウエ氏の紹介記事をまとめた本『行きがかりじょう(百練文庫)』が売られていたので、買ってしまった。大阪ではこの店でしか売られていないらしい。


(店 名) NOLA
(ジャンル) バー
(所 在 地) 大阪市中央区難波4-5-8 南地ターミナルビル二階
(電 話) 06-4396-6867
(営業時間) 18:00-26:00
(定 休 日) 不定休

KIRIVE(片町)

2004年12月21日 12時48分11秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 夏前に、大阪城北詰という駅を利用することが多くて、駅からクリスタルタワーに向かうときに渡る橋のたもとにあるのを確認しておいた。ライトアップされた大阪城と、その大阪城が幻想的に川面に映る姿がセクシーだと教えてもらったので行ってみた。店は、カウンター席もあるがそれはおまけみたいなもので、なんと言ってもメインは川向こうに大阪城が見えるテーブル席。たぶん新しくできたバーだろうとメンソールは思ってたんだけど、結構年季の入った造りだった。メンソール的には、大阪城よりも、バーカウンター近くの入り口にある円形の小窓から見える景色が好きかも…。



(店 名) KIRIVE
(ジャンル) バー
(所 在 地) 大阪市都島区片町1-1-48 西川ビル一階
(電 話) 06-6358-0377
(営業時間) 17:30-27:00
(定 休 日) 無休

ELL'S DITCH(西区新町)

2004年12月21日 12時47分17秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 突然突発オフのあと、いろいろとあって....。簡単に言うと、飲み直し&オフ候補地の下見と言うことで....。今年のテーマは『変化球』なので、来年のテーマはやっぱり『直球』かな。でもそれは余りにも安直で芸がないのではないかと思ったりもしてますが....。このところ、北区方面ばかりに出没しているので、たまには西区のレポートもしようかな....、と言う思いもないではなかったのですが....。

 さて、ビアパブです。アイルランド、ベルギー、ドイツ、スリランカなどのビールが約60種類用意されてます。フードの方はと言うと、パブでの定番フィッシュ&チップス、オイルサーディン、エビフリッターなど20種類くらい。フード&ドリンクのメニューはウェブに載せられているので、そちらを参照してください。

 キャッシュオンデリバリーで、サッカー中継が流れてたりします。あと店内にはなぜかサンドバッグが置いてあるので、フラストレーションがたまってる場合は殴る&蹴るしてみるのもいいかも。ちなみにグローブは貸してもらえます。


(店 名) ELL'S DITCH(エルズ・ディッチ)
(ジャンル) パブ?
(住 所) 大阪市西区新町1-8-9 パークビル一階
(電 話) 06-6532-0222
(営業時間) 19:00-25:30
(定 休 日) 日祝
(ウ ェ ブ) http://www.ellsditch.com/

Bar Kieth(神戸市中央区中山手通)

2004年12月21日 12時45分18秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 場所は、東門街を少し入ったところ。『ロゼ・パピヨン』とか、『アルチュー・デ・ランボー』、前回レポートした『SunShine Bar』なんかもこのあたりにある。バーというよりはパブに近い雰囲気を持った店で、照明は明るいので、決めのデートのフィニッシュに使うというには不向きかも....。

 メンソールはまずマティーニ。二杯目を逡巡していると、すかさずいいベルノットがあるからということで、ジン・アンド・イットがサジェストされた。メンソールは、常温のジン・アンド・イットが大好きなので、もちろん常温でなくてもいいんだけど、即断即決でサジェストを受け入れた。

 照明の明るさもあるのか、カップルよりはグループ客が、どちらかといえば男性客が多い。ちなみに、この店の名物はリキュール&フルーツを使ったカクテル。なので、供されているのはほとんどがロングカクテル。水割りなんかを飲んでいる客は、メンソールが行ったときに限れば皆無だったし、ショートカクテル飲んでるのも、メンソール一人だった。


(店 名) Bar Kieth
(ジャンル) バー
(所 在 地) 神戸市中央区中山手通1-15-7 東門エースタウンビル一階
(電 話) 078-393-0690
(営業時間) 18:00-26:00、祝日は-24:00

Bar Code(神戸市中央器北長狭通)

2004年12月21日 12時44分28秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 店名から大体の予想はできると思うけど、壁&天井のデザインがバーコードになってるバー。ついでにコースターのデザインもバーコード。そして、店はほぼ正方形。照明は暗め。コーナーの棚にはスポットが当てられてるんだけど、斜め上からだと、ハート型のライトが当たっているように見える。ハートはやっぱりセクシーで、なんかドキッとする。

 メンソールが初めて行くバーでオーダーするのは、マティーニ。少し前まではマンハッタンをオーダーしてたけど、「初めての客にマティーニをオーダーされると、試されてるみたいで緊張する」と言われたんでマンハッタンにしてた。ただ、最近はなんかマティーニ気分なので....。人はビーフィーター、ベルモットはノイリー・プラット。マティーニは多少水っぽくなっても、キンキンに冷えているべきだという人もいるけど、メンソールの好みは、キンキンでなくてもいいから粘度を感じられて重い感じのするマティーニ。まさにそんな感じのマティーニで、メンソールはほぼ一気飲みしてしまった。久しぶりにお代わりをしたい衝動に駆られた。二杯目はバーボンにしたけど....。後で聞くと、ベルモット・リンスで作ったらしいんだけど、不思議なほどベルモットの香りがしっかり感じられるおいしいマティーニだった。チャージは500円。



(店 名) Bar Code
(ジャンル) バー
(所 在 地) 神戸市中央区北長狭通1-2-13 ニューリッチビル八階
(電 話) 078-391-2210
(営業時間) 18:00-27:00
(定 休 日) 無休