みどりの野原

野原の便り

11月26日② ラン類の無菌播種 ホタルミミズ 発光  (ミミズ画像あり)

2016年11月26日 | Weblog
午後は
ホタルミミズの発光が見れるという講座に参加

時間が少し早かったので、まだ「ラン類の無菌播種」の講座をやっていて途中参加。


皆さん培地つくりの最中でコンロで鍋の中を混ぜていた。

『ラン科の植物は種子にほとんど栄養を含んでいないので、芽が出る時にラン菌の助けを借りて栄養をもらわないと発芽しないそうだ。
今までは親株の根元に種を蒔く、などの方法がとられていた。

無菌播種というのは無菌状態の種を栄養成分の入った無菌の培地に蒔くことによって発芽成長させるという方法。この方法で比較的簡単にランを増殖できるようになった』以上、調べた結果。

培地の材料は「粉末寒天・ハイポネックス・グラニュー糖・キッチンハイター・水」
分量を測って・・ビーカーに入れたり、スプレーに入れたり、分けたり・・

持ち帰り用のプリンカップもその液体で消毒。 
完全に溶けて煮立ったら火を弱め、最後に寒天を入れ、弱火で2~3分煮て溶かし火を止める。

それを培養容器(持ち帰る)に入れて冷ます。
この時も容器の周りや蓋にスプレーをかけて(消毒)蓋をする。
冷めて固まったのが培地で、そこにランの(今回はシラン)の種を蒔く。

これを持ち帰って置いておくと芽が出るらしい。

培地で芽生えたラン 1年目

遅れていったが1つ自分のを作らせてもらって持ち帰る。

 
            シランの果実  中には無数の種がある。

シランは株分けするので、種を蒔くこともないが、貴少なラン等では価値のある方法だ。
芽が出るまでうまく管理できるだろうか。

次は「ホタルミミズ」予定より開始時間が遅れている。
お話を聞いた後、実際に探して、発光を見るというので楽しみにしている。

ホタルミミズは成体の長さが20mm~50mm 体の太さ1ミリ~1,5ミリという小型のミミズ。
薄黄白色で半透明 刺激すると発光する特徴を持つ。

2012年ごろ迄は珍しいと言われていたが、その後全国でもあちこちで見つかり、奈良県でも講師の先生の自宅の庭で発見され、ホタルミミズが糞塊を出すことを発見されたそうだ。
今ではどこにでも見られる普通のミミズらしい。夏場には見られず、10月~4月ごろに見つかるという。

お話を聞いた後、ミミズ探し。
スコップとミミズを入れるバットを借りて校庭へ。

校庭の端の芝生が薄く残っている場所。
まず糞塊探し。小さいものなのでよく見ないとわからない。


糞塊は極小さい粒々 そのあたりを掘る。芝生の根が張っていて固い。

 
掘った土を手の上でほぐす。何度目か掘ってやっと見つかった。 

一緒にやっていた高校生たちは見つけるのが早い。見る間にいっぱいゲットしていた。


その後、部屋に戻り、バットの中でミミズの土を洗い流す。

そして、数人ずつ交代で暗い部屋で発光を観察した。
先生が尾の部分をピンセットでつまむと・・緑色の光がぼおっと見えた。
はじめは見えなかったぐらいかすかな光、でも確かに光っていた。
刺激によって発行物質を含む粘液が出るらしい。
粘液が付いたピンセットの先も少し光っていた。

h27年11月3日 タイのコンケンにあるモンタナ小学校でミミズの糞塔(大きいもので高さ30㎝近い煙突状)を観察した後、ミミズ調査のメンバーが学校の校舎に近い溝をさらえると、他のミミズと共にホタルミミズも見つかった。・・がその時は発光は見なかったので、今回自分の目で発光を見れて良かった。
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11月26日① 長居公園・植物園

2016年11月26日 | Weblog
長居公園

樹上の紅葉・黄葉・茶色の葉 根元に敷いた落ち葉も今なら両方楽しめる。


オニグルミ とっくに葉を落として冬支度


コブクザクラの花も咲きだした。

 
植物園のジュウガツザクラ 淡い花色であまり目立たないがほぼ満開。

今日はトネリコの実験をされた。

 
果実をつけているトネリコ  
           右)小枝を折ってペットボトルの水の中に入れると・・青くなった。
青い色は色素ではなく、「トネリコの材に含まれる物質が紫外線に反応して蛍光色を発した」ということらしい。
聞いてはいたが初めて見た。


ヤツデの花、雄しべが目立つ雄性期の花序、雄しべや花弁が落ちて雌しべが目立つ雌性期の花序・・いろんな状態のものが見られる。
蜜が出ているらしい。ハエの仲間がたくさん集まっていた。
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