みどりの野原

野原の便り

5月4日 2日目 成ヶ島・淡路島 熊田海岸

2011年05月04日 | Weblog
昨日仕掛けたカニ籠の引き上げは見逃したけど、朝釣りの人がサワラをつり上げた。お昼には刺身がでるらしい。

 
朝の海岸を散歩 貝がら拾いなど            アシタバ
今日も黄砂がひどい。

午前中は宿舎周辺の観察グループと、もう一度成ヶ島へ行きたいグループ(主に生き物)に分かれることになった。
・・で、少数派の「成ヶ島グループ」9人の中に入った。

成ヶ島2日目
生き物班と分かれ、友達と昨日見たものを復習しながら一回り。

 
    ハマエンドウの豆果          成山 今日は行かなかった

ハママツナ群生保護地 秋には真っ赤に紅葉する。右端にハマサジ どちらも海水に浸かる環境(塩沼湿地)に生育

立て看板に「貝毒発生のためアサリなど2枚貝は食べられない」旨の表示があった。このきれいな海と貝毒との関係は? 
渡船でやって来る人達。潮干狩りはできないがバーべキューなどするらしい。


トベラの花で吸蜜するキムネクマバチ 昨日「刺さない?」と聞いたら横にいた子供が「メスは刺すよ」と教えてくれた。比較的おとなしい性格らしい。

草刈りの作業が始まっていた。お花畑みんな刈られちゃうのかなあ。
その前に?きれいな春の成ヶ島を堪能できた。

9:30の渡船で由良へ戻る。

熊田海岸へ 

1時間ほど観察しながら歩く。

 
ナルトサワギクの群生 黄色いお花畑がそこここに・・バスの中からも見えたが、あまりの多さにある意味感動。成ヶ島で、見つけたら抜いておられたが、目の前の由良でこんなに広がっているんだからもう防ぎようがないように思った。それでも成ヶ島ではところどころしか見なかったのは島を守ろうとする人達の努力に他ならないのだろう。  右)バスの中で何だろうと思っていたのはビワだった。袋をかけてある。そういえばここは淡路島。ビワの産地だ。


熊田海岸に到着 傾いた岩が洗濯板みたいに広がっていた。

  
すぐに弁当 弁当容器を持って取りに来てくださ~い。ワカメとフクロノリのポン酢掛け。おいしい~。

 
朝から釣れたサワラをお造りにしてくださった。「1人ひと切れですよ~。スタッフの分残してくださ~い」 う~んおいしい。
 
磯へ。今は大汐であちこちに大きいまた小さい潮だまりが出来ていた。
ヒトデ・ヤドカリ・小さい魚・何やらわからない生き物や海藻 水はあまり冷たくはない。
水に入れば大人も子供もない。
  
      ヒジキ採り           友達がワカメを見つけた
「○○採り」って、つい夢中になるわ。 重い。持って帰れるかな?

磯から上がって上の広場に行ったらヒジキが干してあった。ああすれば軽いよね。 
2日間の観察旅行が終わってバスは夕方6時前に新大阪駅に到着。

家に帰って、荷物の整理が済んだらさっそく海藻の始末。生ものなので急いでしないと。

先ず、ワカメを「茎」と「葉」と「メカブ」に切り分けてよく洗う。これだけでも大変。 (写真撮り忘れた)

 
固そうな「茎」も細く切って茹でた。右)「メカブ」は茹でて細かく刻み、思いついてジューサーで細かくした。 ポン酢で食べる。
「葉」は食べやすく切って冷凍した。

ヒジキはもっと始末が大変。先ず岩に付いていたところなど切り取り、見た眼である程度掃除。
その後何度も何度も水洗い。上をすくい取る。一番困るのが「砂ジャリッ」だから。
そして茹でる。

 
        生ヒジキ         熱湯に入れるとさっと緑色に変わる


1時間ぐらいゆでると柔らかくなる。冷ましてこれで冷凍。

全部出来た頃には真夜中の1時半になっていた。
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5月3日 成ヶ島 1日目 

2011年05月03日 | Weblog
前々から行きたかった淡路・成ヶ島へ1泊の観察旅行。
早朝出発 新大阪からのバスは連休中だったが運転手さんの頑張りで30分ぐらい遅れただけで淡路市由良町に到着。 


すぐに渡船で目の前の成ヶ島へ。あっという間に到着。
目にしたのは海岸植物のお花畑(後に紹介)

弁当を食べた後、海の観察会 ウォーターシューズに履き替え海へ入る準備をした。
・・のに、花につられて結局花散歩に。ここでは海に入らずじまい。

海岸沿いの遊歩道~成山へ。

成ヶ島
照葉樹林・干潟・岩礁・砂地・塩沼地・アマモ場など多様な自然環境が残され宝島的存在だという。瀬戸内海国立公園の一部となっている。
元々は淡路島と陸続きで人も住んでいたが、江戸時代に水路が切り開かれて島となり、明治に開設された要塞も閉鎖され、昭和61年には国民宿舎も閉鎖され渡し舟も運休になり、現在は無人島。
荒れ放題になった成ヶ島をよみがえらそうと「成ヶ島を美しくする会」が発足し、渡船の再開(曜日など運休注意)や施設の整備等が行われたことを機に交流・活動も活発に。他とも協力して調査や自然保護の活動をしておられる。

 
ハマダイコンの白・紅紫、ハマエンドウの紫、ミヤコグサの黄・・お花畑にうっとり。            
  
        ハマダイコン       くびれた豆果は熟しても裂開しない

 
        ハマエンドウ               ハマボッス
 
ツルナ かじるとしょっぱい味がした

ハマボウ群落・ハマヒルガオ・ハマウド・ハマサジ・ハマゴウ・カワラヨモギ(ハマウツボが寄生する) 他・・
塩分や乾燥に耐えるように固く光沢をもった照り葉、砂の移動に抵抗する根や海流散布に適する浮く実を持つもの。
満潮時には海水に浸かるところにもハママツナが生育。晩秋には全草が紅葉するという。ぜひ見てみたい。

 
山にいた貝 左)ギュリキマイマイ          右)ヤマタニシ(蓋がある)

黄砂がひどくて成山(49.2m)からの展望はきかなかった。
他の人たちは生き物観察をやっている。気になるが身は1つ。


4時に集合して渡船で由良に戻り、バスで今夜の宿舎へ。

夕食の後、昼に採集した海の生き物などを見たり話を聞いたり。
ヒラタブンブク・オカメブンブク・ヨツアナカシパン・モミジガイ・ミミイカ・ナメクジウオ等、魚類・ウミウシの仲間・カニ類・フナムシ・キタフナムシ・・変化に富んだ生き物がいると言うことは海の豊かさの表われ。山から海へ連続性のある浜は他ではあまり見られなくなっている。

成ヶ島で採集された貝の標本を見せてくださった。750種ぐらいあるという。
中には目に見えるか見えないかのような小さいものも。よく見つけられたものだと感心する。

海の生き物はおもしろい。
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5月1日 室生ダム周辺

2011年05月01日 | Weblog
朝からややこしい天気。中止かな? 迷ったが今日はスゲの先生が来られるというので参加。

雨が降ってきてコース変更で室生ダムの辺りで観察することになり車に乗せてもらった。
大ぜい参加されていた。

スゲはカヤツリグサ科の中の1つの属 苦手ですましているけれど、少しでもわかればと思って。

いろいろ見たけれどせめてこれぐらい(これがむつかしいんだけど)分かりたいなあ。

 
         イトスゲ                 カンスゲ

 
        オクノカンスゲ              ヒメカンスゲ

 
         カワラスゲ                ヒゴクサ


    ザイフリボク満開

 
     タチネコノメ                 ニッコウネコノメ

まだ現物を見れば迷いそう。

 
        ムベ雌花                ムベ雄花
午後からは雨も止んでやれやれ。
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