みどりの野原

野原の便り

5月7日 長居植物園

2011年05月07日 | Weblog
午後から長居植物園案内に参加

主に花のある10数種類の木を学芸員さんが案内してくださった。

ケヤキ
大きい葉を付けた枝・小さい葉を付けた枝がある。小さい葉が先に出るそうだ。葉腋に花を付ける。目立たない地味な花の花粉は風で運ばれる。

クスノキ
常緑樹のクスノキも若葉の出る春に古い葉を落とす。葉の寿命は約1年
葉縁の波打ちがはげしいホウショウ(芳樟)という中国のクスノキもあるとのこと。

スダジイ
花盛りで独特のにおいがしてクマバチなどが蜜を集めに来ていた。
今年の実の元・去年の実があった。今から去年の実はどんどん大きくなる。

アラカシ
今年のどんぐりの赤ちゃん これは1年性のどんぐりなので今からぐんぐん大きくなる。


フジ(ノダフジ)
見事な花房。ここにもクマバチが来ていた。しっかりとした花はクマバチ程の体重を掛けないと船弁は開かない。他の小さい虫では蜜をもらうこともできず、オシベが出ないのでフジは花粉を運んでもらうこともできない。大切な相棒だ。体に付いた花粉は幼虫の餌にもなる。


カジノキ
普段あまり見ることもない。♂花が咲いていた。小さい花が開く時、花粉が吹き出す。

トゲナシニセアカシア
荒れ地でもよく育つ。ニセアカシアが川辺を占領しているところもあるらしい。
花はてんぷらにできるそうだ。

ヒラドツツジ
オシベの先をルーペで見ると二つの穴が見えた。そこから花粉が出る。指でさわると連なって出てくると言うのでやってみた。


カラタネオガタマ
下に来るといい匂いがした。バナナの香りといわれる。

 
        コデマリ                右)オオデマリ
同じような名前だが、バラ科とスイカズラ科
オオデマリはまれにオシベがあるが、装飾花だけ。


       カキツバタ
メシベの形、オシベの位置アヤメ科の花のつくりはおもしろい。 

木や花の作りはどれ一つ無駄がない。

公園内の木
 
緑化センターに入る前にあったまっ黄色の花、帰りに近くまで行ってみた。
コガネノウゼンと札が付いていた。 右)公園に咲いていた花、感でベニバナシャリンバイと検索してみたらドンピシャで当たり。

 
     イワナンテン            これは何かな?
コメント
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