うちの娘は時々面白いものを見つけてくれます。
『イベントでバオバブの実が売ってた。面白そうなので買った』
『水に溶かして砂糖を入れて飲んだ』という。
余った半分を持って来てくれた。売っているとはビックリ。
バオバブの実 黒いのは周りの白いものを取り除いた種子
私は実を舐めて懐かしんだだけで、眺めて楽しんでいる。
その後、娘が「これはバオバブの芽かも」という写真を送ってきた。
私は芽が出るとも思えなかったので植えていない。
この芽もバオバブのものなのか?と疑い半分だが・・。
なつかしいバオバブの思い出を書いてみます。
2008年11月、友達と3人で、マダガスカルに行った。
(個人旅行だったので、面白かったこと、ハプニングもあり、それも今は楽しい思い出で・・その旅行記のブログに詳しく書いたはず。それを小冊子にもして持っている)
マダガスカルといえばバオバブ。
有名なモロンダバのバオバブ並木夕景 異世界だった。
そのそばで現地の人がバオバブを売っていた。
茶色いのも、灰色の長いのもバオバブの果実。
バオバブの種類はたくさんある。
茶色いのを1つ買って、割ったところ。
果実の中には、周りに白いスカスカしたものついた種子がぎっしり隙間なく詰まっている。
割って中の実を食べて(舐めて)た。
粉っぽいけど甘酸っぱい。
バオバブは世界に9種あり、マダガスカルにはその内8種があると聞いた。
有用植物で、樹皮はロープや屋根材壁材に。果実は食用に。種子は油に。若い葉は野菜にもなり、実の殻は食器にもなる。
市場にも山積みで売っていた。
そして、食べた後の「殻(中身なし)」を持って帰った。
外側はビロードのような手触り。あれから16年、まったく変わらない。
旅の途中にでもバオバブが見えた。
何という種類なのかわからないが、大きい木だ。
右下に友達が写っている。
上の木だったかどうか・・途中で降りて見た木の下に落ちていたバオバブの花。
花は夜に咲いて、コウモリが花粉を運ぶという。
たくさんのバオバブを見た旅だったが、大木ばかりで稚樹があまりないとの聞いた。
バオバブは植物園の温室でも花や実を見ることはできるが、現地で見た貴重な体験だった。
娘が送ってくれたバオバブの種子からなつかしく思い出したのだった。