みどりの野原

野原の便り

1月21日 残雪の京都府立植物園 コショウノキ オニシバリ ミソナオシ 

2016年01月21日 | Weblog
先週も他のことで来たついでに回ったのだが、今日はゆっくり回った。
大勢の目で、一人では見落としそうなものも見れ、ついででは回らないコースも回りいろいろ見れた。

 
奈良では雪は積もらなかったが、ここでは雪が残っていた。  ノグルミの果穂が青空に映える。今日は晴れておだやか。

こんなおだやかな日、しかも10時ではシモバシラの霜柱は無理ね。

 
 残雪の中の枯れたシモバシラ(シソ科)   「小さい霜柱が付いてるよ」ちょっぴりだけどこれもシモバシラか・・

 
        コショウノキ 花が咲いていた。       オニシバリ 蕾

 
一人なら目に着かない高いところにイイギリの実   右)花や実はなかったがヤナギイチゴ(イラクサ科) 初めて見た。

 
ミソナオシ マメ科の小低木  近くにもあるそうだが見たことがない。 
枯れた実を写そうとして近づいたら、手袋にいっぱい実がくっついた。ヌスビトハギと同様くっつき虫だ。取るのに難儀した。
                                右)果実を割ってみると黄緑色の実が出てきた。
ミソナオシ いわくありげな名前は「傷んだ味噌の修復に使用された」ことによるらしい。
調べてみると『「ウジクサ」ともいい、葉を味噌に入れてウジの発生を防ぐ』というものや『その中に・・(味噌を修復する?)化合物が含まれていることが証明できた』との徳島大学の記事もあった。
どの部分を使い、どういう使い方をするのか知りたかったが、見つけられなかった。

 
          ロウバイ満開          トキワマユミ 大型のマユミ 実は落ちてガクだけ。


ハンカチノキ 双子の果実もあった。 双子の果実も見られる。
私は前々からハンカチノキの実のバランスがおかしいと思って
「時に見かける「双子の果実」これこそがハンカチノキのもともとの姿に違いない」と思ってきた。(何回もブログに登場)
今回ネットで調べていたら「ハンカチノキは複合果」との記事があった。

単花果に対して複合果は多花果ともいい、「複数の花の子房に由来する果実」例としてパイナップル (パイナップル科) やイチジク (クワ科) が示されていた。よく理解が出来ていないが、あの白い苞葉の中の花に雌しべが複数あるということかな?
それで、本来は果実が2つ付くべきところ、果実2つを作るのはエネルギーが要り過ぎるので、1つにしている。・・ということかな? と、ちょっと納得できたような・・
次に花を見る時には雌しべをよく見てみよう。

「この写真撮っておいてブログに載せて」と言われて写真を撮って、遅れていたのでみんなに追いついた。
「シャクナゲモドキ」の樹名札のある高い木だった。

帰って調べたら、シャクナゲモドキ=ロードレイア(品種はいくつかある)マンサク科 だった。
なんだ、いつも見ている木じゃないの。 長居公園にも植えられていて、ある時人から教えてもらって以来時々覗いているもの。
ここほど高い木ではなくて花にも手が届く。 花も見ている。(ブログにも載せた) 
最近流行りの木のようで時々植栽されていると聞いた。

 
満開のサクラ 樹名板がないとさっぱりわからない「お手上げ」ザクラ
                     右)こちらにはコブクザクラの樹名板が付いていた。
コブクザクラは雌しべが複数あるため複数の実をつけるそうだが、複数の実は多くはないらしいようなことも書いてあった。

シキザクラ フユザクラ ジュウガツザクラ カンザクラ・・ 冬場に咲くサクラにもいろいろあって本当にお手上げ。


     ナナミノキ 赤い実たわわ。

 
スズカケソウも初めて見た。枯れて黒い花穂?が残っていて何箇所かあった。 トラノオスズカケというのもあるらしくどちらかわからない。
 右)きれいな白い縁取り、植物園の方にクマザサですか?と尋ねたが、「クマザサの学名をつけるのは大変むつかしいので樹名板がつけられないのです。「通称 クマザサ」と思っておいてください」とのこと。 そんなにむつかしいものなのか・・

 
園路に置かれたハスの鉢に氷が張っていた。  右)芝生で、土の付いた雪だるまが溶けてゆく雪を恨めしそうに見ていた。

シダの好きなメンバーも多い。

「ハチジョウカウグマ」と書かれた大型のシダ 近くにも似たシダがあった。
                     右)こちらには無性芽が付いていた。これはコモチシダか。と思った。
帰ってから調べるとハチジョウカグマはタイワンコモチシダともいわれ、無性芽をつくると書いてある。 
あ~シダもわからん~。

解散してから温室へ。

 
         温室       右)自然素材で作ったサルの壁飾り 手足の毛はネコジャラシ。良い感じ。

 
    ツンベルギアの仲間     アフリカバオバブの実が成っていた。
熱帯植物に会える温室 いつ来ても楽しい。
コメント
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