みどりの野原

野原の便り

11月19日 万葉文化館 万葉講座

2014年11月19日 | Weblog
万葉文化館の前庭は紅葉真っ盛り。

 
   イロハモミジ 奥はクヌギ?      ヤマモミジの樹名板あり

 
    ドウダンツツジ                ケヤキ

 
         カシワ              クロガネモチ果実  
万葉講座は・・
テーマが「資人余明軍と旅人」
旅人が亡くなった時に詠まれた「資人余明軍」の歌が5首と内礼県犬飼宿禰人上が詠んだ歌1首

「資人余明軍」? 読み方もどこまでが名前かもわからない。
「資人」とは「律令制の用語で5位以上の官人、大臣・大納言にあたえられた公的な職員」と解説書きがあった。
「余明軍(よみょうぐん)」というのが名前らしく、大納言大伴卿に使えていた渡来系の人のようだ。

巻3の454~458番歌の5首は、慕っていた旅人が亡くなり悲嘆にくれて余明軍が詠んだ歌。
「お慕いしているあなたが御存命なら昨日も今日も私をお召しになられたであろうに」
とか「あなたを思って朝も夕べも打ちしおれて鳴くばかり」とか、「いつまでもお仕えしようとていたのに亡くなられて心の張りもない」など、読めば何となく雰囲気はわかるように思ったが、これは読み下し文にしてくれてあるからで、漢字ばかりの元の歌は見てもさっぱりわからない。それをどう読むかどんな風に解釈するのかはたやすくはないだろう。、
でも、同じフレーズが多く、自分の言葉で詠む。オリジナルというのはあまりに考えられなかったのかなあ。・・といつも考えはそれてしまう・・素人の浅はかさ。

難しいが知らないことを聞けておもしろい。 
コメント
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