みどりの野原

野原の便り

10月6日 長居植物園

2012年10月06日 | Weblog

 
スイフヨウが満開。ひらっとした白い花、萎んできれいなピンク。 萎んだ花で観賞価値のあるのは珍しい。
ムクゲ・サルスベリもまだ花が咲き続いているが、だいぶ実になってきた。
 右)グレビレア ロブスタの実はすっかり落ちてはじけて翼の付いた種が落ちていた。

植物園で

 
たわわに実ったエンジュ サヤは切ると水が滴るほどジューシー。鳥がサヤごと食べて種が運ばれる。
 右)秋に咲くシリブカガシ 花・青いどんぐり(去年花の咲いた)・地面に落ちているどんぐりは一昨年のもの。3世代が見れた。

フジのサヤは剪定されるせいで少ししかない。
房状に小さい花が集まって咲く。その一つの花、一つのメシベから1つの豆科ができる。
あんなにたくさんの花で実は1~3個
大きい花の花弁を押し下げる力のあるクマバチに花粉を運んでもらう。
サヤは熟すとねじれてはじけ、種を飛ばす。皮の内側と外側の収縮率が違うことによってねじれがおこる。
家でも吊るしておいた小型の豆が突然パチンと音がしてはじけ、びっくりしたことがある。


オリーブ 青い実がたくさんなっていた。
寿命の長い木で、大木になるそうだ。種類が多く味も違うらしい。
「日本に初めて入ったのは神戸」という話がでたが、調べてみると”明治のパリ万博で日本館の館長だった人が持ち帰り、湊川神社にある”と言うことだ。これが日本最初のオリーブの木。
違う会で物知りさんに尋ねたら「雌雄同種だが自家不和合性が強いので2本セットで植えたほうが実がつくよ」とのこと。


キササゲ
実は豆に似るがノウゼンカズラ科だ。 サヤの中には綿毛の付いた実がある。


シコンノボタン
オシベのつくりがおもしろい。オシベに見えるのはオシベではなくて飾りのようなものらしい。本当のおしべはその元にあり、折れ曲がったところに白い約が2つあった。

 
小学生の参加者が見つけた コフキサルノコシカケ(左) レイシ(右)
ヤナギマツタケというのもあったが、食べるマツタケの仲間ではなく、マツタケはキノコという意味に使われているとか。


園内にはハギも満開だった。ハギの見分けはむつかしい。 白花の中にピンクの花の混じるものもあった。先祖がえりのようなものらしい。

 
パンパスグラス 雌雄異株とは知らなかった。立派な穂が出る雌株が導入されているそうだ。


ゴキヅルは所によっては邪魔もの、所によっては絶滅危惧種になっている。
私は昔、橿原で見て好きになった。今はあまり見かけない。奈良県でも希少種になっている。実は真横に割れ中に2つの種子が入っている。

クサネム・キンモクセイ他観察した。
コメント
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