みどりの野原

野原の便り

8月8日 釈迦ヶ岳(1799m) 登れた~

2009年08月08日 | Weblog
登れるかちょっと不安に思いながら参加した「釈迦ヶ岳バスツアー」 

橿原神宮前から約3時間  やっと十津川村にある登山口に着いた。
奈良県は広いなあ。 

 
登山口から整備された階段を登り山道へ。両側は背丈を越すササ。

稜線に出ると背の低い笹原になる。
 
花の終わったバイケイソウが目立つ    バイケイソウの実

シダとササの他、五葉のツツジ(アケボノツツジ?)(葉のみ)・
アセビ・ブナやトウヒ?などが目につく。
シカが食べないものが残っているようだ。

 
 紫の鮮やかなトリカブト  たぶんオニルリソウ(茎に開出毛あり)
細かい花はコナスビ・オトギリソウの仲間ぐらいしかない。

お天気は最高 澄んだ青空 冷たい風が時々吹き抜ける。

私たちはこれから頂上を目指すというのに、もう下山してきた人達と
すれ違った。朝7時ぐらいから登ったそうだ。
 
笹原に立ち枯れやごろりと根ごと倒れた倒木があちこちに目立ち 大台
ケ原を思い出させる。
倒木の根は広がっているがびっくりするほど浅い。

 
左右には山々が連なる。右手の遠く、尖った山が大日岳だという。
地図を見ると今から登る釈迦ヶ岳から分かれてさらに歩くらしい。
聞いただけで気が遠くなりそう。

大日岳がだんだん大きく見えてくる。

古田の森で遅めの昼食 木陰は気持ちいい。


 千丈平ではシカの群れを見た。 テントが1つ張ってあった。

ここから登りになり、まもなく・・

 
  やっと頂上に到着!   頂上に立つ釈迦如来像 
岩がむき出しの頂上は狭い。代わりばんこに写真を撮ったり景色を眺め
たりした。1等三角点がある。映画「剣岳点の記」を思い出す。

初代の釈迦如来像は大正13年に「鬼マサ」といわれる強力によって担ぎ
あげられたそうだ。
仏像は分解して運んだらしいが、台座だけでも135キロあるという。
なんという力持ち。


眺めは最高。深い谷を挟んで山々が連なり重なっている。
山のまっただ中。大勢いるからいいけれどちょっと恐れを感じた。

帰りも同じルートを降りた。大日岳は霧に隠れてしまっていた。

登山口からゆっくり登山で往復約6時間
ずっと最後尾だったが、焦らずに登れたのはありがたかった。
誘ってくれた友達にも感謝。

釈迦ヶ岳の秋の景色は最高だという。
降りてきたらしんどさも忘れ、また来たいなと思うのだった。
コメント (4)
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