「魚が戻るの楽しみ」
堤防を開削 海水流れ込む
島根・中海干拓事業中止
何年か前に、ある方に連れられて、大根島に行ったことがある。自民党の町会議員の方のお家に立ち寄った。
近くの高速道路を造るときの土砂を中海に入れる話を聞いた。彼は共産党以外の人はみんな同意している。必ず出来ると言っていた。日本海を舞台に韓国とのつながりについても聞いた。昔からまともな貿易も、そうでないものも含めて、ややこしいことについても、平気な顔で、いやむしろ自慢気に話す彼の態度に驚いたことがあったことを ふと思い出した。
住民と共産党の奮闘で、長い間の暮らしを、支配者の横暴から守った。 (おおはし)
宍道湖・中海干拓淡水化事業中止に伴い、島根県松江市の森山堤防(八束町―美保関町)の橋梁(きょうりょう)部を開削(六十メートル)する作業が終わり十一日、仮設鋼矢板を引き抜く作業が始まりました。昼前、水をせき止めている、八束町側の矢板が引き抜かれると中海から本庄工区への海水の流入が始まりました。
橋の上から作業を見守っていた八束町の漁師(75)は「本庄工区では以前、カレイやチヌ、メバルなどが繁殖していました。堤防が閉め切られてからそれが一切ありませんでした。開けられたことで魚が戻ってくるのではと楽しみにしています」と期待を話していました。
日本共産党の元八束町議の橘祥朗さんは「住民の皆さんの運動でこうして海が残り、本庄工区に本格的に通水できることで本庄水域にも自然の再生という点での新しい展望も生まれてきました。いろんな形で漁民も期待している。中海が全体として活用していけるよう頑張りたい」と話していました。
堤防の開削については、日本共産党の中林よし子元衆院議員が国会でも取り上げ、再三、政府交渉でも強く要望してきました。尾村利成県議も島根県議会で取り上げていました。
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