柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

夏至

2010-06-22 08:12:56 | Weblog
昨日が夏至でした。そういう季節感がなくなりましたなんて言うのは年とった証拠なんでしょうが、でも考えれば子供のころからそんなこと考えたこともなければ周りに教えてくれるというか気にかけてる大人もいなかったです。夏至だからって祭りがあるわけでも地域独特の祝い事があるわけでもないからなんですが、冬至が一陽来復とかゆず湯とかイベントになっている分このコントラストです。一年中で一番昼が長い日です。7月や8月の真夏のイメージですが、実はこの時期なんですね、これが面白いところ。盆過ぎるとまだまだ暑いんだけれど夕焼けの紅さが色濃くなってくる、目に見えて日の暮れが早くなってくる、ああ夏休みが終わるという切ない感じ。そう感じると一日一日どんどん夕方が早くやってくる。この感覚は皆さんおありでしょう。夏至真ん中にしてひと月半ずつ前後が長い昼。暑い夏がやってきます。
 けなげな、我が身を犠牲にして長旅を終えてカプセルを帰還させた探査機はやぶさ。すっかり擬人化されてヒーローになってますが、肝心の小惑星の砂やら石やらは入ってないそうです。塵や埃の類まではまだ否定されたわけではないと関係筋は強気ですが、なーんだ、ですね。でもここまで擬人化された「おしん」ですから、日本人得意の「負けたけど頑張ったよね」掬いが湧きあがります。新聞に顕著です。砂はなかったけれどこんなにすごいことやってきたよ、と持ち上げる褒めあげる。高校野球、いまやってるサッカーの戦評に通じる本点隠しの偽善。勝つったんだろう?石採ってくる予定だったんでしょう?できなかったのならそうきっちり評価なさいな。ったく、偽善者達め。
 相撲の懸賞広告(あの土俵くるくる回る垂れ幕です)から永谷園撤退だそうです。お茶漬けのもとのあのデザインそのままの垂れ幕です、相撲見る人にはおなじみでしょう。毎場所たくさん出してますよ。何千万でしょう。それがこの不祥事に撤退を決めたんだそうです。仕方ないですかね。こういう兵糧攻めでもしないとこの協会は目が覚めないですか。
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