柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

諫言

2010-02-18 08:16:21 | Weblog
党首討論という名の「鳩山さん吊るし上げたいから金より他の話はしない質問会」でした昨日のイベント。あの時刻はリアルタイムには見られません、後でダイジェスト見るばかりでしたが、一言、谷垣さんじゃ自民党勝てない。討論に勝てない、青息吐息(の筈の)鳩山さんを詰め切れない、ましてや小沢さんに届かない。選挙?相手が躓くわ転けるわしてるのに側でボウっと見ているだけの態では勝てやしません。民主党も嫌になったけどさりとて自民党にもねぇ、です。折角の(あくまで受身、相手の失着による相対的な優位ですが)機会を全然生かせない。舛添さんやら河野の若やらを抜擢する、あるいは渡辺の若を連れ戻すとか、本気でひっくり返す必要がありますね。がっかりです。いつまで経っても変わらぬ谷垣さん、変わろうとしない自民党。民主党の本性が、日本を壊そうとする本性が牙が見えているのに、です。ダメかなぁ。
 トヨタの社長、アメリカの公聴会に出席しないんだそうです。何故?この人本当に謝り方を知らないと見えますね。私は日本に居て指示するとやら静観するとやら言ってるそうですが、タコ?久しぶりに創業家から出た社長なんでしょう?創業家なんて冠はサントリーのものかと思ってましたが、つまり久しぶりにお世継ぎに戻したらボンクラだったってことですか。天下のトヨタがどうなってるんですかね、諌臣はいないのでしょうか。殿、それは間違いにございますと諫言なさいよ。明らかに間違いです。自ら志願してでも行くべきです、公聴会。最大のマーケットなんです、そこが買わんぞと決めようと言ってるのに外から見てる?どんな戦略です?どんな作戦です?間違ってますね。こういう時の態度や行動の早さには文化人種の差はないでしょう。そうですよね。
 フィギュアスケート男子。身贔屓じゃなくて高橋の方が美しい、上等でしたね。ロシアの男は何だかロボットみたいに見えました。4回転する大きな機械。でもあの世界は技術が大きいんですね。さてフリーが楽しみです。
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道義

2010-02-17 08:05:25 | Weblog
国籍を替えてまで拘ったスケート・ペア競技、日本人がロシア代表になって注目を集めてましたが、4位に沈みました。五輪12連覇中だったそうですロシア。こりゃプレッシャーです、コーチも迷った末に4回転を3回転に変更したんでしょう、安全策で点数を獲っておいて相手のミスを待つ。勝って当然のチームが落ちるときというのは大概こうですわね。ショートプログラムでトップならその勢い駆って4回転やったんでしょうけど、ここで中国ペアのすごいところ見せられたもんだからひるんだんですねきっと。そうなれば余計に本人達がやりたがってる4回転スローやらせばよかったのに、と外野は思います。一か八かを避けたわけです。それにしても中国勢のすごいこと。桁が違いましたね。日本人は失礼ながらガリガリに痩せていて(体重の少ないことが一つ条件だそうですこの競技の女性は。あれだけ持ち上げて放り投げるんですから当然でしょうが)魅力に乏しい、一方中国人は堂々たるもの。体操女子によく例を引かれますが、子どもがくるくるトンボ切ってるだけの味気なさです、技術を追えばプレイヤーも機械化していきます。コマネチ辺りから女から子供に、機械に変わって行ったんでしょうか。とても古い話で恐縮ですが、チャスラフスカやらソ連のキムとかの時代と当時から比較されていたもんですが。今回の中国とロシア(日本人)の差はここんところの差のように思ってもいました。
 民主党、今度は選挙がらみの不正献金疑惑です。小林という女議員に北教組(北海道教職員組合。日教組の北海道支部ですか)から1600万円献金されていたんだそうです。なんでも法律では労組が献金してはいけないんだそうです。あらら。当の本人は「存じ上げない」と。あらら、小沢鳩山と同じ口調。昨夜古館が例のあの溜息顔で、どなたもこなたも存じ上げないでは聞いているほうがたまらないと言ってました。そうですね。あの選挙区は自民党町村さんのところじゃなかったですか。町村さんが比例復活の憂き目にあった憎っくき相手。産経抄が刺してます。先生に身分を騙って実は選挙運動しておまけに裏金回して。輿石先生(小沢さんの一の子分、日教組の顔、民主党参院議員の親分)が小沢さんの金の問題に寛容なのも当然かって。結局どこもかしこも同じことやってるわけです。選挙に勝つには金がうんと必要なわけです、どこからか持ってこなければならぬわけです、それがたまたま学校の先生の労働組合だったというだけのこと、なんですがそれが大問題だというわけです。法律上はゴマンとある団体、労組の一つなんでしょうが、政治資金規正法に違反する以上に、日の丸君が代に反対するような左翼偏向教育を推し進める団体(くだんの北海道支部が急先鋒だったそうです)が政治に関与することへの道義上の問題、胡散臭さ、気味の悪さです。日本が壊される危機感です。ここはきっちり弾かねばならぬと思います。しかしどこがやっても同じことなんですねぇ。仕方ないことなんでしょうが。
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存在

2010-02-16 08:20:48 | Weblog
マ様の表現を借りれば一億総風紀委員長の国柄なれば、以下の感想もご同意いただけると思います。複合ノルディック(荻原兄弟で世界レベルになって、いつの間にか日本のお家芸扱いされてる、ジャンプと長距離を合わせた競技です)での小林、途中トップに出ただけではしゃいでます。いや、お前にはできぬことだろうにという返しはナシです、連中への特別扱いでその差はチャラです。運動能力の差は扱いの差でチャラです。チヤホヤされる対価は批判を受けることです。TVを意識して、あの時皆がおおっと思ったでしょう?なんて言ってる。自分はお祭り好きだから、なんて自己弁護してる。7位です。入賞です。マスコミが誉めそやす入賞です。メダルには遠い遠い。なんじゃそら?一方、3000m女子スケートの穂積、涙してます。メダル獲るつもりでやってきたから、と泣いてます。6位。入賞です。私はこうやって涙してもらいたいと思います。日の丸背負うという意味をもっと重く感じろと言いたいです。税金をたっぷり使って「育成」されてどこやら外国に何度も遠征させて、周りからチヤホヤされてこの舞台ですわ。メダル獲れなかった後ろめたさはないのか、能天気野郎。と憤ってます。さて風紀委員の皆様はいかがお感じでしたでしょうか。
 亀井鬼瓦大臣が夫婦別姓法案に反対すると公言してます。連立内閣である以上、うちが反対したら法案提出などできぬと構えてます。よろし。このオヤジは一方で死刑反対論者の顔でもあるのですが、男尊女卑、家長制度、終身雇用、長幼の序などの昔の秩序指向を全身に漂わせ叫ぶ人です、時に時代錯誤の頑固親父でトホホなこともあり、今回の反対のように好ましい「反動」もありで、やはりこの存在は貴重かと思うわけです、特に左ばっかり民主党の独善を止めるのはこのオッサンしかいないのです。あの女法相が危ない感じを醸しだしてますので、こういう強面の存在は大きいと思います。あの身なりやら喋り口やらは何とかならんかというほどの品下り方ですが、存在ですか。うるさいオッサンの存在。ああ、私もこうなりたいのかなと思うことです。
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幸運

2010-02-15 08:19:19 | Weblog
建国記念日にBSハイビジョンで昼間に井上陽水の特集やってました。何回かに分けて放映された分をまとめて、の趣向だったようです(その一つ一つを見てない者にとっては大特集)。改めて歳をとった陽水聴きながら、上手いわこの人やっぱり、という感想でした。元々フォークで出てきた人です、その中ではダントツに唄の上手い人でしたが、声が綺麗、声が大きい、伸びる、全部揃ってる。唄の上手さでは拓郎も誰も敵わないところ。そして歌詞の「特異さ」。拓郎は一つ音符にたくさんの言葉を詰め込んで唄にするという特徴がありますが、歌詞そのものは人生などのスタンダードものが多いし、他の人の詩を多く唄ってます。でもこの人は全部自分で書く、視点から違う、モノの捉え方から違う。前衛。シュール系。拓郎の方が好きでしたから(私の年代の人なら拓郎か陽水かで別れたもんですが)陽水の曲は初期の頃の事しか知りません、具体的には「氷の世界」の辺りまでです('73のレコードだそうです、高校一年生時分の話です、古い話です)。でも氷の世界を知ってれば十分な感じもあります、「傘がない」も「心もよう」も「帰れない二人」もそこまでに出ているんですから。陽水と言えば、の大定番は初期の初期に出ているのです、それだけ画期的だったということです。中でも「氷の世界」ですね。これはあまたの評論家やら影響受けた人々(TVに次々に出てきてましたが)の口を借りずともこの曲で皆びっくりしたんです。曲も強いリフが繰り返される印象的なメロディーなんですが何と言っても歌詞です。りんご売りですからね、のっけから。何?そんなのあるの?青森?なんて考えてる間にそれがそれほどに意味のないことがわかって、尚のこと何?何?忌野キヨシロー(漢字が正しくわかりません)との合作、二人で唄うシーンが放映されて、これもよかったです。でも、出ませんでしたよ、「心もよう」と「夢の中へ」。好き嫌いはあるのでしょうけれど、この二曲が疎外される理由はなんなんでしょうね、と興味が湧きました。傘がないはしっかり唄ってました。単純な、どこかからのパクリのような曲ですが(事実同じようなコード展開の曲は多いです)これまた歌詞が刺激的。若者の自殺が多いと新聞にあるけど、俺には傘がないのが大切だって。唄の上手さと歌詞のシュールさ。同時代に生きている幸運を感じる一人に違いないですね。そうつくづく思いました。
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秩序

2010-02-14 08:52:55 | Weblog
オリンピック始まりました、国母事件、いかがですか。ああいう格好はこんな田舎でもよく見ます、慣れてきましたが、やはり日の丸背負ってる奴があれでは文句が出ます。橋本団長が政治家らしく(この人もスピードスケートやら自転車やらで冬夏五輪に出たビッグな人です)淡々と謝罪と処置を説明していましたが、当の本人は、TVで見る限りは神妙な面持ちでしたが何を言ったらいいのか自分ではわかってないのがミエミエでした、こうこう言いなさいとしっかり説教喰らった後だったんでしょう。ま、わからん奴には何言っても何度言ってもわかりません、こいつも今だけおとなしくしておけばいいんだろう、なんて理解でしょう、それはそれでいいです。興味があるのは周りの「大人達」の反応でした。あちこちから大ブーイングを喰らってスキー協会が過大反応です、出場させないでくれと。出場辞退を申し出たそうです。さすがにそこまでは、と橋本団長が五輪選手についての責任は私にあると引き取り、場を納めました。映像見ていた大人達の反応、それに対する関係者達の反応。サンデーモーニングで張本が言ってましたが、人が見て嫌な思いをするような行為はそれだけで迷惑なんだと。特に日本代表行ってる者が、その場だけでも周りに倣って然るべき格好しておけばいいものをどうしてできないか?と。これが一方の、つまり今回の顛末をもたらした多数意見、世論でしょう。もう一方は、この番組でルポライター(オーム事件で有名になった)江川女史が言ってました、私もちゃんとした格好した方がいいとは思うけれどもと笑いながら、この過剰反応は全体主義の匂いがして嫌だと。全体主義。なるほど。左翼さんの言いそうな常套句です。常識やら社会通念を強く表に出すと個人の権利を片手に全体主義というネガティブな抽象で排除しようとする手口です。もっともこれが左翼さん達の思考回路なのですが。逆に言えばこれが保守なんでしょう。社会秩序を優先させる。個人の自由は十分(過ぎるくらい)保障されている、その上で社会通念にはきっちり従えと言う考え方。それが社会生活だ、円滑に隣人関係を、それを拡げて、社会関係を保ち暮らしていくために守らねばなるぬことがあるんだ、ということですね。もちろんわかってます、それが敷衍されすぎて、拡大解釈されすぎて、戦前戦中の極端な密告社会、天皇の意思を騙った軍部専横社会になったのです。だから社会通念、社会秩序というのは一人歩きさせてはなりませぬ、誰かの恣意の元に任せてはなりませぬ、衆愚の手に渡してはなりませぬ、そういう前提が必要です。そこを担保しておいて、やはり個人の権利より社会秩序(安全)が優先すると強く思います。私は今回の騒動、まだまだ日本の世論も捨てたもんじゃないと思いました。うるさいくらいが丁度いいんじゃないですかね。
 その世論、一方で相変わらずいただけぬこともありました、同じ五輪です。順次競技が行なわれて結果が出て行きます、それに対するマスコミの報告(姿勢)です。まずスキージャンプのノーマルヒル、4人が出て最高が15位です。NHKのキャスターは言います、メダルには届きませんでしたがしっかりやってくれましたと。おいおい。15位ですよ。メダル?当のご本人、6回も五輪に出てるとチヤホヤされてる葛西某、ノーマルヒルは得意じゃないからなんてヘラヘラしてます。東京五輪の円谷のように思いつめろとまでは言いませんが、どいつもこいつもヘラヘラと、楽しみます、自分の最高を出したら・・ばかり言ってます。日の丸背負うという意味、スポーツばかりやってて許されてる身分の特殊さ、それは後ろめたさに繋がるべきだと思うのですが、特権身分のような振る舞いです。思い違うなよ。勘違いしてるなよ。そう思います。国中でチヤホヤし過ぎです。でしょう?
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上等

2010-02-13 08:13:20 | Weblog
リアルタイムでは見られませんでしたが、昨日の国会予算委員会午前の部、面白かったようですね。TVでダイジェスト見てあれだけ面白いんですから、見たかったですねぇその時
そのままを。集中審議なんて仰々しい冠でしたが、何のことはない首相の金の問題だけの質疑の場、閣僚は隣に菅さん以外誰も居ません、その菅さんが居眠りしてる写真が載ってます新聞(居眠ってたのか、ただ腕組みして目をつぶっていただけなのかは知りません)。与謝野元大臣が質問です。追徴金支払ったということは脱税を認めたということだ、平成になってこんな多額の脱税をしたものはいない、あんたは平成の脱税王だと。さすが、というところ。切っ先鋭く攻め続ける。ハイライトはやはりこれだったんでしょう、どの新聞も取り上げます、弟との会話だと明かして、兄さんはおっかさんの元に何度も足を運んでいた、子分を養うには金が要るんだと言っていたとと大暴露。ドキドキしましたね、暴露話の生々しさ、えげつなさ、怖いもの見たさ、その一方で耳を塞ぎたくなる気持ち、じっと見入りましたね。血相変わりましたからね首相。隣で菅さんが耳打ちする、挑発に乗っちゃダメですよとか何とか囁いたんでしょう、でも明らかに怒ってる、激昂してる、丁寧語尾は変わらないけれど目がとんがってる。野党時代に代表質問なんかで自民党議員からの野次の嵐の中、目を血走らせて叫んでいる図は記憶に新しいですが、そうじゃなく明らかに怒ってるのです。周りのチンピラ議員達(野次係)から冷静に!と声かけられて、すみませんと頷くところ、大丈夫かいなと思いますが、自ら鎮めようという気持ちもありありと表情に出て、なんとこの人も正直な人であるなと思ったことでしたが、母親に聞いくれ、そんなことを俺が言う筈がない、弟の作り話だと言い放ち、あれれ病気じゃなかったのかいご母堂様、ならば証人に出てきていただきましょうという展開です。きっちり挑発に乗っちゃったの図です。与謝野さんだから、だったのかどうかはわかりませんが、でもあんなところにいやしくも自民党の重鎮たる人が出てきてゴシップまがいの暴露話すること事態、いかがなものかという気はしますね。政策や国の舵取り問題で堂々と渡り合ったらどうだい?と溜息モノではあります。見世物としては上等、国会「審議」としては最低。でしたね。
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見解

2010-02-12 08:18:52 | Weblog
また間違って記載していました。民主党石川議員、私は今回の大風に乗って比例で滑り込んだ小沢チルドレンの一人のように思ってましたが、大風に乗ったのは間違いなかったのですが、自殺した中川元大臣を破って小選挙区を勝ってきた人でした。ここでお詫びして訂正します。すみません、懲りぬことです、お許し下さい。
 岡田外相、韓国併合から百年ということで韓国でコメントしてます。民族の誇り傷つけた、併合された痛みを忘れてはならぬ、と。未来志向で外交を進めて行きたいと。なるほど。不思議に産経新聞がおとなしいというか、一面ではなく、隅のほうに写真を載せて小さな囲み記事です。中国新聞が一面に、毎日新聞が詳しく載せてます。日本は韓国に悪いことばかりやってきたのではない(インフラ整備などを指しています)と言っただけで何人の大臣の首が飛んだことでしょうか。いつまで経っても微妙なまま、踏んではならぬ地雷のような扱いです。日韓、日中での歴史の認識には天地の懸隔があります、これは何年「話し合って」も埋まりません(あちら寄りの学者を連れて行けば話は別なんでしょうけれど。)韓国併合は日露戦争の末の処置でした。あの時代の判断です。帝国主義時代の判断です。ぼんやりしていたら列強に呑み込まれる時代です。だから日本は戦ったのです。韓国(朝鮮)が要衝だったのです、そういう判断だったのです。今の感覚で処断するのは大間違いです。あの時代はああいう判断だったのです。その35年後に日本はアメリカに負けました。その時代の例に沿ってソ連に略奪されました。その後も占領軍の指示に従ってきました。手続き過たず時を経てきたのです。どうしてこういう「謝罪」が必要なのでしょうか。特に韓国に対しては戦後の処理はついているはずです。手続きは完全に済んでいるのでしょうに。何度も何度も繰り返し言われているように、日本は65余年前の戦争について何の総括もしていないのです。だから中韓にいつまでも言いがかりをつけられているんですね。政府の腰が定まらない。村山談話といつまでも断りがつくのはあくまで談話のレベルのことだったからでしょう。正式な見解ではないということです。日本として、どの時代の日本も立派な主権国家であったのです、その一国としての逃げも隠れもしない見解を誰か早く作ってくれと思いますね。それにしても産経新聞、どうしてこんなにおとなしいんでしょうか。これが不思議。
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道筋

2010-02-11 09:20:02 | Weblog
石川さん民主党離党して議員は続けるんだそうです。次の選挙を諦めたということ(もっとも4年も先の話です、皆忘れてましょうから、こっそり民主党の公認になってたりもするのでしょうが)、折角手に入れたバッジです、これだけは4年間離さないということです。新聞の読みでは仙石さんが離党くらいはしないと始末がつかぬとマイクの前で話して来、そういう意見がどんどん表に出てきたから仕方なしに、ということらしいですが、確かに、前日には小沢さんとは電話もしてないが地元の支援者と相談して離党も辞職もしないと言ったばかりの翻言食言です。何があった?とまたまた勘ぐるネタを提供しているようなものですが、こんな小物を槍玉に挙げても何にもならぬのではあります。比例でやっと上がってきたような一新人議員、300超の議席からみればトカゲの尻尾の先の先。斬り捨てても血も出ないということではあります。首相を初めどいつもこいつも(特に昨日大臣に就任した枝野さん、昨夜はNHKとテレビ朝日とをはしごしてましたが)出処進退はご自分がお決めになることなんて綺麗事で逃げます。どうなんでしょうね、こちらがバッジ外したら、連座責任追求が強まりましょうか。損得勘定をはじいての処置ですが、第一命題は親分を守れですから、親分に累の及ぶような対応はしないはずです。引導わたすのかどうか。「秘書のやったことだ私は与り知らぬ」と強弁し続ける、器の小さい(ケツの穴の小さい)保身ばかりに汲々とする小物二人をトップに戴いている集団です、あとは悪くはしないから4年間おとなしくしていろで済ますのでしょうかね。干され消される運命に甘んじますか。もっともそういう世界に自ら望んで入っていった身の上です、同情には及ばぬことなのではありましょうが。鳩山さんも秘書がらみの不祥事という点では全く同じです、こちらも地位に恋恋として逃げてばかり。秘書の不祥事は政治家当人も同罪と野党時代にあれだけ叫んでいた人です。そして自民党の大臣を何人も辞めさせてきた(そう思えば自民党はあっさり斬ってきましたね、潔いというのか、安易というのか。おそらく後者ですが)当人がなかなか辞めない、責任を取らない。枝野さんを抜擢して、事業仕分けで失地挽回しよう、目先を変えようとの目論見がミエミエです。脱小沢、なんて新聞は書きますが、そんな度胸はこの人にはないですね。いつまで経っても日本の今後に対する大演説が聴かれません。国民全部がそう思っていましょう。本人(首相)は言ってるつもりなんですよ、命を守りたいなんてフレーズです。そんなことではなくて、これこれこういう対応対処するからこういうところは我慢してくれ、こういう辛抱をお願いする、すればこうなっていくから、という道筋方針をしっかりあなたの口から伝えてくれというわけです。そうお思いになりませんか。これが不全感なのでしょうね。もっとも鳩山さんに限った話じゃありませんが。
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後手

2010-02-10 08:15:57 | Weblog
トヨタ社長、プリウスのリコール発表して、言い訳してます。トヨタが完璧な会社とは思っていない(欠陥製品を作る虞はある)、誤りはその都度訂正修正していくという総論。新聞にはアメリカでの騒動を引いて、米国で作る米国製の車として今後もやっていくなんてコメントがありました。そして当のブレーキ不具合については、自分も長時間乗ってみたが、ブレーキ踏んだ後ほんの一瞬だが「抜ける」感覚があって、そのあとは順次正常にブレーキが利いたと言ってました。この「抜ける」感覚は、新聞記事によると時間にして0.06秒なんだそうです、踏んで利き始めるまでの時間です。ほんの一瞬。ですね、時間表示すれば。でもしっかり感じる時間です。あっと思うに十分な時間です。人の感覚は(硬く言えば外界刺激を感じる五感の精度は)1秒2秒のレベルじゃなくその百分の一のレベルで伝えられ感じ対応する動作が起こされてます。このくらいの時間で十二分に異常を感じます。そこを、先に常務は、ユーザーの勘違いだと言ったわけです。一人二人のクレームならそれで済みますが、現在TVでどんどん出てきているように(もっとも、やっぱりそうだったのかと、こういう不具合振りを聞いてからそういえば俺もそう感じてたと言い出す人は多いものですが)ああいう風にこっちには責任はないよなんて言ってしまうとこの始末です。ここに対して社長は、一番詳しい者に話をさせるが適当と思ったと逃げてます。社長があんなこと言ってたらもっと大変なことだったでしょうけれど、それにしても、です。後から社長があれこれ理念やら理想やら語っても何とかの上塗りです。各論(具体的対応)を誤って後に総論ぶち上げても、ねぇ。そしてアメリカでの事件も、米国製の車として今後も対応していくと慰撫策ですか。こう言わないと売れないのか、許してくれぬのか。アメリカで作ればアメリカ製ですから、それはそれで正しいんでしょうが、made in china でもナイキはナイキです。トヨタは日本のメーカーですわね。そこまで卑屈になるか?という印象でした。そういう意図ではなかったにせよです。後手に回ると綻びばかりが目立ちます。これはこの事件に限った話ではありません。繕おうとすればするほど穴が大きくなるのもよく経験することです。何十万何百万のユーザー相手に理屈では勝てません。わかってた筈でしょうにね。他山の石にせねばなりませぬ。ですね。
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交渉

2010-02-09 08:20:32 | Weblog
サントリーとキリンとの合併話、おじゃんになったと一面記事です。それほど大ニュースなんですね。M&Aでしたか、合併、乗っ取りばやりですが、こちらはきっと対等合併でしょうね、どちらも大手大看板ですから。世界に打って出るには会社を大きくして効率よく、なんて理由だそうです(会見で偉いさんたちがそう総論述べてました)。グローバル化に対応するためにはこういう対策が必要だと講釈垂れながら、ダメでしたと発表してます。この理由がどうにも気に入りません。あくまで外野の能天気な感想ですが、グローバルという呪文に惑わされすぎではありませんかねぇ。誰かを利する為の理屈ですよグローバルなんてのは。つまりアメリカです。世界中を自分の流儀に合わさせようとする策略です。各国それぞれの違いがあって、商売する部分に共通のルールがあって、だからこそ需要と供給が多岐に亘りそれぞれの分野で活性化されるなんて一般論にはならないのでしょうかね。どれもこれも大量生産安価販売での価格競争になっていけば、世界中がデフレから抜けられなくなるんじゃないんでしょうかね。素人考えでもそこまでは行けます。モノが溢れているところに持ってきてさらに供給側を強化するのが正しい対応なのでしょうか(ここは最近の読み物からの受け売りです)。不景気戦略の方向としてどこもかしこもこれでいいのかという問題と思いましたが、合併できなかったのですから結果オーライですか。本点からずれることですが、この事件どの新聞も一面トップです、見出しが別れました、破談が三社、統合断念が二社、統合交渉決裂が一社。サントリーの創業家(鳥井さん、佐治さんですね、有名なこと)意識が障碍だったという内容は一緒ですが、この見出しだけで印象が変わるものだなと感じ入った次第。破談なんてのは結婚できなくなったのイメージですわね。あとの二つは硬い硬い。どっちのニュアンスがふさわしいのかという話なんでしょうが、やはりこれだけ大手の合併となれば対等のイメージを伝えるには破談が適当なのでしょうかね。シャレにならぬ人も多くおられるのではありましょうが。
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