柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

最悪

2010-02-06 08:13:18 | Weblog
朝青龍騒動、内幕が暴露されていきます。引退しからざれば解雇。7対5で理事会決定したんだそうです。本人、引退したほうが退職金も貰えるし、なんて計算したかどうかは知りませんが、引退が日本人好みであったのは確かですね。最後まで日本文化に振り回された結末でしたが、日本でしかも一番の伝統行事に携わったんですから仕方のないことではありましょう。想像はされたことですが、モンゴル人たちはそうは受け取りません、ありのままには報道されないんでしょうからこれまた仕方ないことですが。兄さんがTV会見してます、弟は辞めさせられたと訴えます、マスコミが騒いだからだと言いたげです。ま、その通りだからいいですけれど、何だかモンゴルと日本の国交問題に発展するかの如き雰囲気をNHKは伝えてます。ったくこれも日本人らしいこと。相手が居丈高に出れば驚いて目がテンになってフリーズしてしまう。ただの諍いをことさらに大きくして自縄自縛。日本人でしょう?というか戦後の日本人、戦後の日本の風潮、左翼の風。知らん顔しておればよろしい、非は向こうにあるのです。が、新聞はどれも一色です、内舘横審委員が言う如く、力士としては一流であることは認めるが横綱としては認めない、そこから敷衍されて、どうしてこの男に日本文化を、相撲のしきたりを教えなかったのか、という非難に変わっていきます。つまり不祥事謝罪の際にいつも横に居た親方の無能さが非難の的になっています。これもずるいことですけれどね、マスコミ連中が面白がってヒールに仕立てて、それに乗っかって協会も何とか相撲人気を保ってきたわけです、どいつもこいつも同罪ですわ。それでも読売コラムは師匠を斬って捨てます、教育者というより所属タレントの不始末処理に頭を下げて回る体格のいい芸能マネージャー、って。うまい。笑ってしまいますけど、あんた方もちやほやした口ですよ。忘れちゃいけませんよ。
 トヨタ社長、最悪のタイミングです。誰もが考えていた通りの最悪のシナリオが進みます。謝るなら、リコールするなら、どうしてあんな会見を常務に先にさせたのか。世論の、クレームの大きさに怖れをなしたというわけでしょうが、遅い。いかにも遅い。アメリカの事例は一体なんだったのか。これは私達も他山の石にせねばなりませぬ。そう思うことです。
コメント
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