柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

欠片

2020-06-04 08:26:37 | Weblog
巨人の看板選手坂本がコロナに罹ってた!と出て、あらら開幕できないじゃないのと落胆が広がったことでしたが、実はそうでもない様子です。この手順ってどうよ?と思うのですが、巨人はまず抗体検査をした。抗原検査と抗体検査は、字面が似ていてややこしいのですが違いは単純です。抗原とは病原体のことです、バイ菌やウイルス、その他異物のこと。それが持つたんぱく質の有無を調べるのが抗原検査。一旦感染すると誰でも免疫反応が起動してそれをやっつけるたんぱく質ができます、それが抗体です。IgM、IgG と出てくるあれです。坂本と大城ら4人にそのIgGが検出された。で、その後にPCR検査を加えた。ずっと無症状で(発熱やらの症状なく)経過してたということは、昨今第二波対策として重要視されている無症状感染者だということです。今現在、彼らが感染源になっては一大事なので、PCR検査してウイルスの現在量を調べた。微陽性なんて微妙な表現で発表されてました。PCR検査はウイルスのRNA(遺伝子)を探すものなので、感染力持つ「元気な奴」だけでなく、死骸や欠片も検出してしまうそうで、だからまるでツベルクリン反応の判定のように強陽性に似た表現が生まれるのでしょう。理屈言えば、抗体できていて無症状ということは感染に勝った人です、そもそも大丈夫なんですね。この人がどうこうではなくて、この人が感染源になっては困るという意味です。こういう検査順が標準になるんでしょうか。これに抗原検査(インフルエンザのあの検査キットです)が加わればより簡便になります。今次の大感染で分かったことはやはり感染者の早期の隔離が一番勘所だということでした。抗体検査は採血が要りますから手間ではありますが、どう組み合わせるかですか。段々見えてきますねぇ。
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