柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

他山

2014-04-22 08:21:49 | Weblog
韓国の客船事故(実は貨物船で、客室を増設して人間も載せてたということみたいです、それが重心を上げる結果になって今回の転覆に繋がったとの解説が有力説です)、事実がわかるに従ってそれぞれの立場からの非難と言い訳が噴出してます。まずは女大統領です、会議の模様が写されて、ぼそぼそと述べてます、船長はじめとして乗組員たちの行為は殺人に相当するとか、仕事をしない公務員は追放するとか過激な言です。その前に映像、長テーブルに向かうように何人もの役人が居並んで、各人の前にラックトップのパソコンのディスプレイが起きている。皆、画面見てます。大統領も画面見ながら喋ってます。原稿が出てるの?人に伝えようとしているんじゃないの?伏し目がちにぼそぼそ、しかし過激なこと喋ってます。おいおい。カメラを見据えて国民に向かって話すことじゃないの?こんなことでは伝わりません。憔悴した顔というか「勘忍してくれよ」顔です、しかも。腹立てて船会社に詰め寄るんじゃなくて、大統領府に向かう気持ちがわからぬでもないことでした。事故が起こると、遡って洗いざらい晒されますから、ええ?そんなことを?ばかりになります、これはどんな事故でも同じことです。今回もそうなのですが、初動から現在に至るまでの持っていき方が素人目にも遅いと言うかメンツにこだわってると言うかです。近くの漁師たちは救助に向かってたそうですが、こういうときこそ人海戦術でしょうにね。日本やアメリカの機材や人的資源をどんどんつぎ込めばいいものを要請しない。自国で十分に対応できると見せたかったんでしょう。他山の石です。心せねばなりません。優先順を間違えてはなりません。
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