柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

文化

2024-06-30 07:56:59 | Weblog

天皇皇后両陛下の訪英模様が報道されます。ロイヤルティー同士の荘厳な歴史絵巻。日露戦争時代の日英同盟の誼、先の大戦では敵国として戦った歴史、昭和天皇来の訪英行事などあれこれ冠がつくことですが、チャールズ国王も徳仁天皇も皇太子時代が長かった分相感じることも多いのでしょうか。皇后さまもイギリス滞在が長かったとのこと、若かりし頃の映像が流れてました。外務省勤務時代の通訳姿でした、そうかぁ。浩宮(こちらの方が私たちの世代にはピタリと来ます)はテムズ河の研究してたそうで、それから彼の水への研究が続いているのだと。騎兵に守られて馬車で馭せられて、日本ではまさか牛車とはいかないのでしょうねぇと文化の違いも感じること、そしていかに日本がここイギリスを筆頭にした欧州文化文明に憧れ模倣してきたことかと改めて思うことでした。

 コロナ禍に於いて日本の製薬会社がワクチンも飲み薬も外国に後れを取って、高価な薬を公費で買い取るしかなかった顛末はご存知の通り。飲み薬はラゲブリオとかなんとかビットという外国の薬に遅れに遅れて塩野義がゾコーバという薬を出して、公費負担期間に何とか間に合ってそれなりにペイもできたのでしょうが、値段ほどに効かないというのが一般的な評価です。そのゾコーバ、塩野義が重症化の虞のある症例に投与した場合に投与しない症例と比べて入院した割合が37%減少したと発表して胸張ってます。何?何度も読み直さねばよくわからないほど特殊なケースです。つまり、入院を要した例に限定しなければ(感染者数の数%程度でしょう)比較して差が出なかったというわけです。殆どの軽症例では飲んでも飲まなくても結果は一緒だったと。ゾフルーザを飲んで軽快したと単純に言えないわけです、そんな結果ではなかったと。かのインフルエンザ薬もそうなのですよ、効能は発熱期間を一日短縮できたくらいのことですから。公費負担がなくなりましたので窓口負担が2万円近くかかります。そんな薬を?。大枚はたいて内服された方々、この薬のお陰で治ったという実感ですか?そう思っておられましょうが、実は普通の風邪薬でも同じ結果だったんですよ。

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