柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

発見

2024-06-12 08:28:46 | Weblog

高脂血症(今は脂質異常症が正式名称ですが)でお薬飲んでおられるかた多いことでしょう。そして最近はジェネリック薬が多く処方されますから、お手持ちの薬見ていただければわかるのですが、何とかスタチンとあるでしょう、プラバスタチン、アトルバスタチン、ロスバスタチン、ピタバスタチンとか。一般的にスタチン剤と総称します、これが画期的な薬でした。青かびからできた薬なので、あのペニシリンと並び称されている人類に大貢献している薬です。簡易な血圧計が普及してから、そして降圧剤ができ始めてから高血圧が病気と認識されたように、高脂血症も動脈硬化の元凶と位置付けられたのはこの特効薬ができてから一気に加速されました。それを発見したのが日本人で(そこまでは知ってましたが名前まで知らなかったのですが)その本人さん遠藤さんの死亡記事です。ノーベル賞候補とされてたほどの人ですが亡くなってしまうとそれもなくなりました。三共のメバロチン(製品名です、一般名は上記のプラバスタチンです)が一世を風靡しました。つまり大儲け。コレステロール値が220を越えたら即メバロチンという公式ができて。もちろんそこにはあれこれ批判もあったのですが、事実飲めば数値がピタリと下がるのです、効果抜群。売れますわね。今もコレステロールを下げる効果だけではなくて、脳梗塞の予防効果も認められていて効能が広がってます。永遠の薬、世界でエッセンシャルな薬の一つです。日本人が見つけたことにやはり誇りを感じます。合掌。

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