柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

助人

2018-12-24 10:13:58 | Weblog
天皇陛下がご自身で今次の生前の代替わりを譲位と表現されているのに、中国新聞はそのお言葉を引くに譲位(退位)と括弧付けて要らぬことを書きます。退位ときめつたのはマスコミの恣意で、退位ではない譲位だとの主張は当初からあったことで、つまり退位と表現するは意図があっての事だというわけです。今までは死亡をもって代替わりが為されていたのにこんな勝手なこと言うてとの非難を込めて、ひいては天皇制度(こんな言い方もおかしのですけれど)への批判ですね。ネガティブなニュアンスを付け加える。そこを陛下自ら譲位と表現される。結果は同じことではあるけれども譲位と退位とでは違いますから。中国新聞の底意が見えたことではありました。もう一つ、今朝の朝日です、大嘗祭が秋篠宮の意見を受けて形だけの予算削減をしてみせたけれど結局27億円の予算が計上されているのに噛みついてます。見出しが喧嘩腰です。公的性格 法的根拠なし。即位礼にも憲法疑義。そして一番はこれです、儀式 戦前を引きずる。おいおい。その枝葉末葉においては世代による変化は許されましょうが、簡素化一本やりで文化が継承されるはずもないことです。それが伝統行事の意味です、特に天子様の代替わりは日本という国の一大行事です、法的根拠もクソもないでしょうに。伝統や風習慣習を否定することから思考を組み立てる連中の一番の標的ではありますからこの紙面はらしいことではあるのですが、それにしても戦前を引きずるとはまたアナクロな表現で、実は連中こそがその比較に拘ってる、改革と言いながら昔の否定しかできぬ馬脚ではあるのでした。
 昨日全国高校駅伝見ました。未だに女子は男子の半分の距離でやってます、どうして?変えられないんでしょうねぇ、高校野球と一緒で。でも野球と違って、女子のマラソンは男子と同じ距離だし、実業団の女子駅伝も都道府県別の女子駅伝も高校男子と同じコースです、女子が体力的に劣っているなんてのは腕力比べじゃない限り思い込みですからね今時。年寄りの石頭幹部たちを取っ替えない限りできぬことなんでしょうが、彼女たちもそう思ってましょうにね。毎年楽しみに観てます、強豪校は諳んじてます、でも留学生という名のカモシカ系の黒人選手がごぼう抜きしていくのは、やはり不公平感ですねぇ。昔は留学生をどの区間に配置してもよかったので、どのチームも一区に充てて、ほとんどここで勝負がついてた時期がありました。黒人たちが何人かで先頭集団で突っ走る、1分くらい離されて日本人の集団が続く。興味が殺がれる事甚だしかったことです。さすがに協会もそれはまずいとして一区に起用はならじとしました。箱根で山梨学院大が黒人の留学生を起用して、そこから始まった事でした、「日本人一位」なんて言い方が普通になったのは黒人選手とレベルが違いすぎるからでした。この駅伝のために留学生を受け入れているのでしょう勝とうとする高校は。今年勝った倉敷、神村学園、今までなら仙台育英、世羅。不思議に白人外国人がいないですね、皆黒人です。運動能力差ってのは残酷なモノです。日本人だけとクローズにしたらしたで、錦の御旗のグローバルがどうのこうのと言い立ててきましょうし、世界のレベルを若いうちに肌で感じるいい機会だ、なんて大正論が降ってきます。それもわかってますが、助っ人なしでやってみたらどうかいなとはいつも思う事です。井の中の蛙。そうなりましょうね。でも、世界を相手に出て行くような選手(才能)であれば早晩レベルの違いを実感することでしょうし、高校駅伝までというレベルの選手も多かりましょう、ならばインターハイやインカレは日本人だけの競争にしたらいいんじゃないのかなと思うわけです。強い助っ人擁したチームが勝つ、んじゃ面白くないですよね。その点、青山学院は潔いことではありますか。
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