柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

思考

2020-01-05 09:45:51 | Weblog
BBキングの歌じゃないですが、ゴーン イズ ゴーン。どうして逃がした?弁護士が知らない?誰がやった?日本の警備会社が絡んでるとか何とか言うてますがまさに映画の世界。検察の不手際が昨年末に頻発しましたが、そんなチンケな出来事じゃなくて、レバノン生まれのフランス人がフランスじゃなくてレバノンに逃げた。フランスに逃げてたら面倒だと考えて、こっちの選択だったのでしょうが、じゃぁレバノンてどういう国なんだ?と段々に問題が本質から離れていくのはいつものことですが、そこに群がるのが専門家評論家達です。久しぶりにサンモニ見てますが、ここは事件の違う側面(もちろん左巻きさんたちの思考です)を教えてくれます。まずは上記したようにどうして逃がした?逃げないように、特に当初からレバノンに逃げられたら取り返せないからこうやって拘束してると言うていたのに、という咎めです。これはとても分かり易い。検察司法の甘さの非難。で、昨日は読売の橋本五郎さんがいやしくも日本で仕事して日本で罪に問われている者が日本の法に従えぬからと言い逃亡するとは何事か。無罪であるなら逃げずに堂々とすべきだという正論述べてました。今朝のサンモニでは、グローバル時代を象徴する人物がマフィアまがいの逃亡劇すること自体咎められるべきだと珍しく本人を批判してました、他人(制度や行政)の所為にせずに。一つの事象には少なくとも必ず二つの側面がある、A論があれば必ずnot A論がある。それに加えてB論C論・・と。そうは知りつつ浅学素人には思考回路に限りがあって、自分の性向指向に沿う考えに同意してます。ゴーンが悪い、のでしょうが、日本人じゃないです、日本式の道徳や社会規範とは別枠の人間です、いまさら人格非難しても始まらぬことじゃろうなぁとは思います。で、もう一人の左翼論客、最近保守系の月刊誌や週刊誌で名指しで叩かれることがうんと増えた青木理がこの人らしいこと言うてました。、ゴーンが主張しているように日本の刑事事件に対する法的扱いを見直す必要がある、世界の比べれば人権侵害の色は濃いのだ(この人の出羽守さの本領発揮です)と言い、さらにこの問題と関係ないことだのに死刑制度も撤廃すべきだ、先進国ではどこにもないことだと言うてました。やっぱり他人の所為なんですね、どんなことも制度が悪い、世の中が悪い、国が悪い。文句言うばっかり。やはり日本人の積み上げてきた文化民度はとびきり上等上質なものなんですね、こういう事件観て思います。お上意識、従僕隷属意識とか言いますけれど、こうやって無用な争いを避けて生きる知恵、お上もそれこそ欧米のような無茶もしないという均衡です。外人には他文化で育った人間にはきっと理解できぬことなんでしょうよ。異民族とは食事と寝室と便所は別にしろと言う曽野綾子の箴言が響きますねぇ。
 こんな時期に移動することが終ぞない者が昨日4日に田舎の高速道路(山陽道)走りました。山口(小郡)まで行くのです。上りはさておき、下りは混まぬだろうと予想して乗ったのでしたがあらら多いわ。渋滞はしてません、が、普段はトラックばかりのところ九州ナンバーのSUV車が目立ちます。正月帰りですね。混んでますが若い衆の運転が多いのでしょう、皆飛ばしますから追い越し車線に何台も連なるのですが遅いのが引っ張ってるということではなく100㎞超で流れます。帰りは夜7時半過ぎて乗りましたが、こっちの方が混んでて。今度は大阪なにわ名古屋神戸ナンバーのSUV車ばかりです。子供連れての帰省Uターンじゃろうなぁとほほえましくなりますが、下りの時よりも皆飛ばしてる。都会の高速慣れと言うか明らかにいつもと違う流れで面白かったです。先の方までずらりと追い越し車線に並んでいるのですが120㎞くらいで流れます。こんなのは普段の田舎の高速ではないことです。遅いトラックがいつまでも引っ張って苛々することはあっても、2、3台が競うように走りぬけることはあってもです。おかげで混んではいましたが流れに乗るだけでいつもの所要時間で高速を降りられました。こういう経験も面白いことでした。
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