柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

矛盾

2009-01-07 08:01:11 | Weblog
昨昼国会中継見ました、途切れ途切れに3時まで。民主党の鳩山さん、あと自民党、公明党ときて辻本さんも聞きました。聞きモノはやはり鳩山、辻本両氏でしたが、どちらもマンネリ。辻本さんの方は悲しいかな時間が少ないのでしょう、自分が体験介護した感想を縷々述べて情に訴えるばかり、何だか面白くないこと。鳩山さんはたっぷり時間がありましたが、不適格の早く辞めろの言葉はきついのですが、きついのは単語だけで、民主党の宣伝も一緒にしようと思うからでしょう、散漫。はじめにきつい言葉を吐いて尻すぼみの中だるみ、最後に声張り上げて罵声を浴びせると言ったパターンです。目を見開いて飛び交う野次の中大声を張り上げている姿はそれなりに必死さが滲みましたが、この人の度量を見る感じがします。そして昔から揶揄されるところの必要以上の丁寧語尾。~させていただく、~されたらいかがでしょうかの類。余りに耳について、慇懃無礼というニュアンス以外に、きっとこいつは女房の前でもパンツ降ろさせていただいているんだろうなんてどこかの週刊誌にからかわれていたこと思い出しました。総務省政務官の問題発言についてもふれていましたが、全然熱さが伝わりません。国会の代表質問の場でご丁寧に冒頭と掉尾に国民の皆様なんて呼び掛ける、TV放映を十分に意識した外連見せるのなら、もっと国民に届く話をしたらどうだい?と思いました。所詮はこのくらいの器、大将になれぬ器と言うことでしょうか。その意味では麻生さんも同じ。ダラダラと(早口で)原稿読むばかりです。ちょっとは自分の言葉で喋ったらどうだい?自分の言葉に危険が一杯なのはもう国民が認めているところ、もっと言えばそこを待っているのに、棒読み。がっかりしました。ただ一箇所、新聞も囲み記事で小さく採り上げていましたが、低迷をていまいと読んで、この時はすぐに気づいてていめいと言い直してましたが、言い直せばそれだけばれてしまうという顛末、さすがに会場の議員達も気づいたんでしょう、やんややんや野次飛ばしてましたが。面白いんじゃなくて実は情けないことなんですが、こういう失敗避けるために原稿棒読みするんでしょうに・・と呆れてしまいます。それならフロアの議員達を睨みながら俺はこうしたいんだと自分の言葉で喋った方がうんと伝わります。それこそ「国民の皆様」に伝わりましょう。言葉尻のとりあい、揚げ足の取り合いやってるから全くつまらぬ事になるんですね。定額給付金について首相は高額所得者は辞退しろなんていっていたのを撤回したそうです。朝日は社説でこの給付金問題、君子は豹変するのだと見出し打って首相に再考を促しています、鳩山さんは質問の項目に上げてすぐさまこんな愚策は取り下げろと息巻いてました。で、この撤回変更をさしてこう評価します、論理も矜持もないと。だから早くやれよという世間のため息には違いないのですが、それでもマイナーチェンジしていくわけです、豹変できる君子には届かずとも、面を革める小人としての改正をしようとするわけです。消費へのテコ入れという「論理」はあるのでしょう。矜持ですか。説を曲げないことですか?ならば君子の豹変は矛盾することではありますね。もっともろくな大局観のない変節を豹変というのではありません。それはわかっていますが、結局この人達はああ言えばこう言うの世界の住民なんですね。そう呆れることです。ああ言えば上祐。この人、元気なんでしょうか。
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