柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

良識

2024-04-29 09:24:16 | Weblog

なんぼ何でも選挙民はそんなに馬鹿じゃないぞと、島根の人達は証明してくれました。留飲下げた思いの人は多いでしょうねぇ。投票率が30%台というのも(もう驚きませんけれど)組織力の低下というわけで。自民王国と言われて竹下元首相から細川さんという派閥の領袖を輩出してきた盤石組織の筈でしたが、細川さん自身のスキャンダルもありで、とうとうの負け。和歌山における二階さんのような、かつての角栄さんを思わせるようなあからさまな地元への利益誘導がなかったんですかね、とか色々想像しますね。しかしあんた誰?の官僚を無理やり連れてきて組織票で陣笠に仕立てていく、中央のグリップを利かすという旧来の手法が通用しなくなっているのも確かなんでしょうね。どこの地方知事も殆どがこの方法で就いてますご存知の通り。当県も自民王国のうちの一つなのですが、4つある選挙区のうちの一つ当地柳井を含む山口2区で負けた歴史があります。岸信介、佐藤栄作を輩出した選挙区で、しかも佐藤栄作の息子が負けたという衝撃でもありました。その後も補選で今回と同じような図柄で、国交相の現役官僚を連れてきての急仕立ての挙句に負けた歴史があります。福田首相の時だったでしょう、自民党が下野する寸前です、世の中の流れがそっちに傾いてはいました。世の中の流れはあの時と同じなのでしょうか。いや、あの頃はそれでもまだ民主党への期待(力のほどが未知でしたからね)がありましたが、今の立憲に政権担う力はないでしょうとこれも国民は踏んでいます。自民党の凋落。各紙はこの色です。ですねぇ。立憲が3つとも獲った結果ですが、地方では維新はまだまだ弱いという事実、そして何と言っても小池さんの影響力の低下ですか。立憲に高揚感てないでしょうね、どうでしょうか。東京でのボロ負けをどう評価してましょうか小池さん。あの候補者の中では一番の知名度だったでしょう乙武さん、今自民党と組むは逆効果と拒んで、玉木さんが組んだのでしたか、それでもあの惨敗。小池さんが風起こせなかったというわけです。都知事選に出ずに次の総選挙に出て女性首相に担ぐと萩生田さんが言うてたとかの話をどこかで見ましたが、どうしますかね。この状況見て、橋下さんが都知事選に出るとか。小池さんに対抗できる(人気や知名度で)のは官僚じゃないですからね。6月解散説はこれでさすがに消えましたか。岸田さん、自分の総裁選がとても危なくなって、あなたが顔じゃ選挙は無理と突き付けられて。でもこの火中の栗を誰が拾う?拾える者はいない。こういう場面がやがて来るだろう、その時には俺だよときっと安倍さんは思ってたのでしょうねぇ、岸田さんが首相になった時から。さぞや歯噛みしてましょうか草葉の陰で。ここまではシナリオ通りなのにと。

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