柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

意味

2009-12-03 08:22:12 | Weblog
天声人語のコラム子が昭和31年生まれと書いてます。ああ、同級生(私は32年1月生まれですから)。歳をとったのうと事あるごとに嘆息ついてます。例えばコマーシャルソングに昔懐かしい歌謡曲やらシルビーバルタンやらツェッペリン、ディープパープルが流れると、ああこういうものの決定権が俺達の世代に移ってきたんだとか思ってはいました。大学の教授が自分より年下なんてのは何の珍しさもなくなりました。もう相当の年齢に達しているのだという自覚というか心の構えはできているつもりですし、そう対応してきているつもりなのですか、こういう全国的に有名なコラムの著者が同い年と知ると、さらに一層・・という感慨でした。小難しい爺さんが怖い顔して書いている感じがありました。入試国語の出典として有名でもあります、名文の誉れ高いコラムです。ああ、そうですか、同い年ですか。こりゃ本気で人生逆算です。ボヤボヤしている時間は、きっとないですよ。
 スパコン騒動について、野依さんとアメリカの大学教授している日本人が新聞に寄稿しています。野依さんは大上段から、日本の教育、人材流出への危惧について述べています。大学教授はもっと具体的です、日本は既に現時点でスパコン競争に負けているのだ。本当に世界一になる気があるなら、もっと戦略を練って相当の努力をせねばならぬといったものです。つまりあの公開仕分けの際の役人の答えを別の角度から非難しているわけです。世界一になる、なるって言っても、もうすでに大きく出遅れているのに・・という実情らしいです。れんほう議員のあの言葉だけが切り取られてますが、世界二位では一位の国の後塵を拝し続けなければならぬという野依さんの活もさることながら、まずどういう戦略組み立てるかなんだそうです。なるほど。こうやって一般の目に晒されること自体、大きな意味がありまし方ね。
 
コメント
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