柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

実情

2009-12-07 08:12:19 | Weblog
福岡国際マラソン見ました。駅伝、マラソンの季節になりました。ペースメーカーが先頭引っ張る、1km3分ペースできっちり走る。でも昨日はそれでも遅い、集団がペースメーカーを追い越していく。高速レースを見せてもらいました。単純計算して1km3分で42kmが126分、2時間6分です。昨日の優勝タイムが2時間5分18秒です。世界記録は4分を切ってますから。超高速。日本人はといえば、TV中継中ずっと叫んでいた「日本人唯一の招待選手」が31位、23分59秒って女子の記録か?って奴。日本人一位は14分42秒。いわゆるサブテン(10分以下)が5人というレース。瀬古が中継解説するという(この人たちの飯の種ですが)いつものフル体制ですが、日本人がこのテイタラクではねぇ。期待のモグスも途中棄権するし。TV局の思惑が全部外れて(スポーツ番組にはありがちなことですがね、神風放送)ちょんです。おそらくマラソンや駅伝の中継技術は日本が世界一なんでしょうね、だもんで外国選手もワンサカやってくる、金も沢山もらえるんでしょう。最近の男子マラソン界の凋落は目覆うばかり。アフリカ勢を発掘し続けてきたのが日本だというのも皮肉ではあるのでしょうが。箱根で勝つために、高校駅伝で勝つために戦力を連れてくる、その彼らに卒業後マラソンでバッサリ斬られる。連中日本語話しますからね、日本人はお人よし振りを大いに発揮して。いい構図ですか。世界マラソン界のために、なんてね。
 新型インフルエンザワクチン、やっと子どもに順番が回ってきたのですが、小児科の前に予約採りの長蛇の列です、新聞に写真が載ってます。これ、おかしいことですね。大体が優先順という決め方がおかしい、そして子どもにこそ悉皆に全員に渡らせないといけないことでしょうに、こんなところにまでわざと差を作っていく。早い遅いなんてことで差を作る。たっぷりと供給すればいいことなのに、元気な病人達に「優先」してしまって、足りない足りないとバカ言ってる。どちらが大切か、これをはっきり出せばいいんです。病気の年寄りより子どもの方が大切だからとはっきり宣言すればいい。そういう方針に誰が文句言いますか?国にとって大切なのは子どもの筈です。仰々しく優先順を作るのなら、そのくらいの太い方針を示すべきです。インフルエンザ関連での死者が100人を越えたとTVは嬉しそうに報道してます。幼児が22%、40歳から上がそれぞれ10%台。そんなに言うなら余計に年寄りじゃなくて子供に優先しなさいよ。子供の死者はきっと脳症が多いのでしょう、タミフル飲んだのに、リレンザ吸ったのに、なんて言い方ですが、タミフル飲んだから、リレンザ吸ったから脳症になったんじゃないのかという疑問には絶対答えません。この薬の危険性には多くの学者が警鐘鳴らしてますが、全く学会(つまり厚労省、マスコミ)は無視します。この薬に当たる子が必ずいるのです、そういう証明です、結果です。国の治療方針なるものが的外れなんですね。これだけ蔓延しているのにまだ流行している!って叫んでいる。もう拡がり切っているのに。何を信ずればいいんでしょうね。国は何人も死ななければ方針を変えません。その一人にならぬようにするには自分で自分を守らねばならぬという、怖いといえば怖い、情けないといえば情けない福祉国家の実情であるわけです。
コメント (2)
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