柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

ドタバタ

2007-12-02 08:43:19 | Weblog
当地で長年の懸案であった休日夜間診療所が昨日開所され、本日から稼働します。私が今から当番に行きます。いの一番は言い出しっぺが、というわけです。今まで何十年も休日は開業医の輪番で当番医をあてて診療してきました、夜間はこの四月から暫定処置として開業医の在宅夜診という形で体制組んできました。昨今の医療事情への対応策という位置づけですが、さて、どこまで実効が現れましょうか。一言で実効といってもいくつかの切り口があって、それぞれが相反するものも多いのです。大金かけた、今からもかかっていく事業です。つまらぬ見栄や形式は排除したいと思っていますが。
 岩国、怒りの一万人集会だそうです。主催者発表では一万一千人だそうです。TVや新聞の写真見ていると、一万人?ですが、まぁいいにしましょうか、沖縄の11万人に呆れた口がまだ閉まってませんから。横路さん、岩國さん、共産党、エイズ禍原告の川田さんと国会議員を揃えて、市長は野球帽にラフな格好。なかなかのパフォーマンスであるんですが、どうも金繰りの対象が市庁舎というのが引っかかるわけです。そんなことに全国から募金ですか?国の見え見えのバーターに反抗するという絵柄はくっきり分かり易いのですが、市庁舎建設費がその対象ってのがどうも。金がないのに自分の家を建て替えるって了見が気に入りません。私もしつこいですが。
 メタボリックなんとかの基準を再検討するんだそうです、関連8学会が。腹囲の基準はどう考えてもおかしいでしょう、男より女の方が基準値が大きいんですよ、学者馬鹿の最たるものですが連中も専門家の沽券にかけて一旦言ったこと簡単には下げられません。それでも、あちこちの医者からこの数字の無茶さを指摘され糾弾されていたのですが、粛々と(強引に、有無を言わさず)行政はこの基準で国民の健康度を測っていきました、全国端々の行政は国から降りてくるお達しを右から左に実施するばかり、批判などしません、腹囲を測ります!です。でも、これだけマスコミの煽りに乗って人口に膾炙すれば、広辞苑にまで収載されたらしいですから、国も乗っかりやすいことです。これを言いだしたどこかの教授はそれだけで第一人者と持ち上げられて、製薬業界から、健康マニア向けの業界からたっぷり褒美をもらって後は知らん顔ですわ。で、そこまではよかったんですが、余りに民間の金儲けに安易に使われるもんだからさすがに気が引けてこの改訂、再検討となったんでしょう。メタボなんて省略流布されて、商品としては大成功しました。受けを狙い過ぎなんですこのネーミングからして。受けすぎて慌てちゃってるという図です。数字の無茶さは初めから指摘されていたこと、それを傲岸にも無視していたのも学会なら、今バタバタし始めたのも同じ学会だという間抜けさです。つまり科学でなかったということ、唯のキャッチコピーであったということ、耳目を引くためだけのものだったということ、此の期に及んで再検討するなんてのがバタバタです。皆さん年に一回は健康診断されるでしょう無理矢理に(こういう決まりですから)、それに使われる数字はそれぞれの学会の偉いさん達がデータばかり眺めて計算して出したもの、その全てが基準値(とされるもの)内にある人は全体の10%前後だそうですから、だいたいからしてこういう検査自体が眉唾なんです。正常人が全体の10%前後?そんな正常値、基準値がどこにありますか?メタボリックなんて言葉に語感に騙されてはなりませぬ。煽られてはなりませぬぞ。
コメント
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