柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

精神至上

2007-12-04 08:41:21 | Weblog
昨日新井の悪口言ったのが聞こえたのかどうか、日本野球、北京出場です。ダルビッシュが投げれば勝たねばなりませぬ。こういう、ねばならぬ、で縛られるのも辛いことでしょうね。彼らのように日の丸を背負うという特殊中の特殊事情は元より、衆目の期待する結果を出さねばならぬ世の中のあらゆるケースにおいて。それをストレスと呼び、プレッシャーと表現して、人を測る道具にします。曰く、エリートとはストレスに打ち勝つ精神力を備えた者を言う、とか。強い弱いの尺度です。好例が先日の福岡マラソンの日本人トップの佐藤ですか、この人の駅伝でのかっ飛び具合、とんでもない強さをご存知の方多いでしょう。距離が長ければ、2分3分の差があっという間に詰まるんです、見ていて爽快です。でも、弱い、マラソンで弱い。もっとも、日本人は皆このパターンですけれどね、箱根ですごい奴ら何人もいましたけど、この福岡で負けた藤田(駒沢)くらいでしょう残っているのは、昔話すれば瀬古の谷口のがいますが、それだけ。そういえば先日のレースで見た顔(日大の双子のランナーがいたでしょう?彼も箱根で有名でした)がありましたが、実況アナは名前も呼ばない、カメラも追わない、唯の背景。大学と社会人との間には高い壁があるんでしょう。でも、私達は箱根を毎年楽しんでいる。所詮は東京の大学のローカル大会、日本の最高レベルでも何でもないンですわ、私達が日本テレビに煽られているだけ、正月の娯楽として騙されているだけ。その佐藤(この人は箱根組じゃないですね)です、とうとう勝ったって。プレッシャーに勝ったって。さてさて、例によってマスコミこぞっての大囃しです、すぐに外せる梯子に乗せられてます。この人も北京に行けば、ねばならぬ、に縛られます。大丈夫ですかね。日本の男どもはこういう環境にとっても弱いです、あの瀬古もそうでした。かたやで女の強いこと。この差はやはり認めねばならぬのでしょう。単純に身体能力の差だけではないでしょう、勝つ負けるは。だから精神論の出番になるってわけです。体に劣るなら気合いで優れ!って昔ながらの精神論です。メンタルなんちゃらと、最近は言葉を替えて、語感を柔らかくして目先を変えてはいますが、所詮は精神論。少々のプレッシャーなんぞに負けるんじゃない!って論です。それはお前の心が弱いからだ!って。その点、星野仙一は最適任です。ですね、結論。「ねばならぬ」に耐えるには精神論。身体能力を超えるもの。ですか?本当に?イチローに聞いてみたいですね。そう思われませんか。
コメント
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