柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

思惑

2007-12-29 08:43:20 | Weblog
大阪でまた救急患者のたらい回しだ!とどの新聞も非難がましく書き立てます。朝4時頃に救急車呼んだ89歳女が結局30病院に断られて、救急車内でこと切れて、最後の搬入先で7時前に死亡確認されたそうです。断る理由は確かにあるんです、これは分かって頂かねばなりません、居留守を使っているのではないんです。さすがに都会だけあって30も救急病院があるんです。どこかが受け入れてやればいいじゃないかとお思いでしょうが、手の足りぬところに新たに受け入れればどうなるか想像の届くところと思います、仮にそうなったら受け入れなかった誹りと不十分な治療で不具合が生じたときの誹りとの勘案天秤掛けです。あなたならどちらを選びます?救急車の中で死ぬなんて・・ですか?それこそがその人の運命ですから、誰彼にその状況を咎め立てされる事項ではありません。もう少し家で看ていたら「畳の上」で死ねました。早くに搬入先が決まれば病院のベッドで亡くなったのでしょう。89歳です。どういう対応するかとかどういう治療が必要だったかとかよりも、死ぬべき時だったんじゃないんですか。敢えて言葉にしますが、私は年齢こそが対応を決める最大要素と思っています。つまりこれほどに書き立てることじゃないという感想です。もちろん地域医療としては検討が必要でしょう、でもこの手の事件として十把一絡げに取り上げる、非難がましく書くのは気に入りません。妊婦や小児の事例と高齢者の事例、命の重さには違いがない!ですか?死ぬべき時には死ぬしかありません、それが畳の上であろうと救急車の中であろうと往来であろうと。医者不足が原因のように書いていますが、違います、偶々こういう場面であっただけです。彼の地の医療機関が、医療体制が不備であるような書き方は当たりません。
 福岡の飲酒三児死亡事件の結審前に両親が会見して、極刑を望むような発言しています。それはそれとして、写真には母親の腕の中に生後三ヶ月の赤ん坊。事故が去年の8月。この子は今年の9月に生まれたんだそうです。泣きくれあれだけ憔悴の呈を画面に映していた二人です。違和感です。
 岩国、対立候補選びは福田衆院議員に白羽の矢が立ちそうです、朝日は写真付きでもう決まったような書き方です。福田さん、先の衆院選に担がれて薄氷踏んでの勝利、最近は失礼ながら段々国会議員らしい話しぶりになってきたなと感心していたところでした、役が人を作る典型です。いかに人材が・・の事情にせよ、これだけこの人を振り回していいんでしょうかと、外野は思います。衆院選は自民党対民主党の色でした。今回の市長選は違います。さて福田さん、どう出ますか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする