柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

被害者意識

2006-05-31 08:39:17 | Weblog
君が代反対日の丸反対と教員が(つまりは組合が)さかんに運動しているのは、東京やら広島やらが有名ですが、高校の卒業式で君が代斉唱の強制に反対し生徒らに不起立を呼び掛けた教員に対して、実刑判決が出たそうです。記事によると、卒業式場で保護者に向かって国歌斉唱の際に起立しないように呼び掛けたそうで、校長、教頭が退場勧告すると「怒号し」開式を二分遅らせたそうです。で、実際には「大半の卒業生は君が代斉唱時に起立しなかった」そうです。ふうむ、この手の教員も問題ですが、生徒達もまぁ刷り込まれたものですねぇ。よほどに事ある毎に君が代や日の丸への嫌悪を吹き込まれたのでしょう。何故なのでしょうねぇ、何が気に入らぬのでしょうか。君が代の歌詞ですか?確かにこれは天皇への崇敬を表した歌です。でも、何故それがいけないのでしょうか。戦争責任を天皇になすりつけたいだけのことですね。高々あの戦時5年やその前含めて10年15年の「異常時」でもって、その前に延々二千年に及ぶ悠久の日本という国の歴史をも抹殺しようという魂胆が見え見えです。浅学にて詳しく知りませんが、国歌として制定されたのはおそらく国家としての体を為してからでしょうね、であれば明治の始め、ならばこれまた高々百有余年の歴史。日の丸もおそらく同様でしょう。全てを天皇に繋いで、あの「異常時」の責任を天皇に被せようとする被害者意識、階級闘争のイデオロギーです。で、よくあることで端々は考え浅く先鋭化する。飛び上がりが出てくる。でも、上層部からみればそういう手合いは都合がいいわけです、自分たちの手は汚さないわけですから。私は今回の判決判断は極めて妥当だと思いますが、朝日新聞は違いますよ。今日の社説をご覧になればいい。例によっての、論点すり替えです。そういう目で一度読んでみてください。新聞が正しいのでは、決してありません!
 強制強要を嫌うのは私も同じです。それはこのブログで何度も言ってきたことです。でも、彼らとは基準が違うのです。反権力、反体制は、階級闘争、暴力容認とは違うのです。ああいう儀式を嫌うのは個人の自由なのでしょうが、単に好みに問題に過ぎぬ事ごとに大仰にも内心の自由云々と憲法用語を持ち出す手口、それが間違いなのです。嫌なら来るな、それだけです。それこそ、お前の偏向した考えを人に強要するな、ということですがね。あの連中には自分のやっていることを客観的に見られないのでしょう、被害者意識だけですから。ううむ、相容れぬ考え方です。
コメント
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