赤潮が漁民の脅威に 中国東部

青島発：赤潮が100平方キロ以上に規模に広がって中国東部の海岸線にむかっている。海洋生物を窒息させることで、これにより漁業や養殖業は脅威を受けることになると地元当局が語った。（5月8日新華社）

赤潮が最初に発見されたのは5月3日で780平方キロであった。月曜日にはこれが106.3 平方キロまで縮小したと国家海洋局（SOA）中国北部支局はいう。しかしこの縮小は赤潮が消滅したことを意味しない、水温が低下すると沈下するだけだとSOAの北部中国海洋環境監視センターの教授Li Qinliangはいう。この赤潮はThe Noctiluca scientillan であると識別され、光合成により成長し、陽光が乏しい時にはエネルギーを水中で保持するとLi教授はいう。専門家は赤潮の発生は海水の汚染と乱獲によるものであろうという。

「赤潮はNoctiluca scientillansによって生きている海洋生物が乱獲されると大量発生する」と北部中国海洋環境監視センターの研究者Qu Xuanzhangはいう。赤潮は北西に向かい山東省の海岸線に向かっているという。無毒ではあるが藻類のNoctiluca scientillanは魚の鰓にへばりつき魚を死に至らせる。 赤潮が沿岸域に到達すると、夜間に大量の酸素を取り込むために魚類が窒息、魚や養殖業は痛手を受ける。SOAはすでに漁業者に対し赤潮との戦いの準備を呼びかけている。もしそれがうまくいかなければ、養殖業者は魚を移動させる必要がある。

FDAの取り締まり強化で冷凍キハダが消えた 米国

冷凍キハダマグロの輸入が1月には事実上ゼロとなった。これは過去15か月間にわたる検査で100件の拒否判定があったことで海外の生産者をおびえさせた結果であり、販売量も減った（5月10日Seafoodnews）

この結果冷凍キハダマグロの寿司に用いられる柵ブロックを含めてほとんど消えてしまった。柵の価格はポンド当たり16ドルまで上昇している。ほかの規格も同様に上昇、輸入業者らは価格が依然高すぎると。

Costa社は避難訓練を必須とするなど安全対策を発表

Costaクルーズ社は7件の新しい安全対策を導入することを発表した。これは同社最大の6.65億ドルの新船Costa　Eascinosaの引き渡しセレモニーで発表されたものである（5月8日MP）

リアルタイム航跡表示装置、船客避難訓練などに加え乗組員が指示をすることのできる範囲を拡大、これはさっき頃のCosta Concordiaの事故を背景にしたものである。新しい規則により、Costaクルーズの乗客は出港前に緊急避難訓練を行うことになる。またその訓練の際には制服を着た士官が立ち会うことになった。「このことにより訓練がまさに厳粛なものであり、乗客の懸念や質問を直接士官が受けることができるようになる」と文書による概要説明の中でコスタ社が開設している。

新規則によれば、乗客は電子カードを受けとり、訓練の際にこのカードでチェックされる。当初の訓練に欠席した場合、次の機会に訓練を受けることが必要。訓練に参加しない乗客にあっては文書による安全ガイドを受け取ることになる。また士官らは船橋での業務管理に関しさらに関与を深めることになる「新しい規則では、船長は法律による権限を維持するが、新規則では命令を発せられる唯一の人物ではない」とコスタの文書は記載している。 Costa　Concordia号の船長Francesco Schettinoは海難を引き起こし、離船し、報告を怠ったかどで現在自宅拘禁の状態であり、殺人罪についての判決が下るまでそれが続く。

Costa社は客船国際協会が先月設定したの基準に従い重要な航海状態にあるときの船橋への立ち入りを禁止する、また新しいモニタリングシステムは本船の位置と進路をリアルタイムで表示する。新船Costa Fascinosaは土曜日、姉妹船のCosta Favolosaとともに引き渡された,同船は船客数3,800人でイタリア船籍としては最大である。