拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

熱発のエヴァンゲリスト

2019-12-21 15:00:35 | 音楽
昨夜はA合唱団のレパ会(通唱会もどき。もどきたる所以=全く自由にソロを歌っていいという感じではない(実際は歌いたい人は歌っているが))。曲目はバッハのクリスマス・オラトリオの第5部と第6部。私はエヴァンゲリストなので休むわけにはいかない……のだが、なんと3日前から風邪で声ががらがら。うん、でも3日あるから、銀のベンザを飲んでれば当日は治っているだろう……と思っていたら、前日になっても治る気配がない。毎夜の大量の酒で喉が充血するせいかしらん、と思って、な、なんと何年かぶりかで酒を抜いた。そして当日の朝。治るどころか熱発。アーモンドアイが香港のレースを回避したのも熱発だったがあれは微熱だったそうで、明日の有馬記念に死角は見当たらない。しかし、私の場合は38度6分でこれは微熱ではない。もしかしてインフルエンザ?だったら、人がいなくて困ろうがレパ会に出向くわけにはまいらぬ。確かめようと、近所の診療所に行く。9時から診察開始で9時に行ったら待合室は人であふれている。受付開始が7時からなのでみなさんはやーく来て診察開始の9時にはもう満杯状態なのであった。それでも進行はなかなかスピーディーで、10時前には診てもらえて、インフルエンザのチェックもしたら陰性。で、「薬はなんか飲んでますか?」「銀のベンザを飲んでます」「銀のベンザはやめてこちらが処方したものを飲んで下さい。銀のベンザと成分は同じだけど(え?そーなの?)、量が違うので(じゃあ、普段は銀のベンザでいいんだ!)」。で、処方された薬を飲んで数時間経ったらなんと平熱に戻っている。こりゃレパ会に行かないわけにはいかない。だが声ががらがらのまま。エヴァンゲリストはほとんどファルセットで歌うから支障はないが、合唱やソロのバス・パートは無理。だから指揮者に事情を話して、バス・パートを歌って下さるようにお願いした……つもりだった。ところが、バスのソロになって、休憩を決め込んでいる私に手で「どうぞ」の合図。え~っ、歌えないって言ってるのに、だから歌って下さい、って言ったのに。出ない声でがんばりました……いや、がんばりませんでした。逆に力が抜けてとちるところもなかった。それにしても、この声のガラガラはいつまで続くのだろうか。お友達のMさんが一時声がガラガラになって、このまま治らなかったら何を楽しみに生きていけばいいの?と悲嘆にくれたそうだが、私の場合は、声が治らなくても楽器があるからいいや、と思うとそれはそれで明るい未来の感じである。この日も終曲はヴァイオリンを弾いて(突然思い立って、練習時間は20分でした)、みんなにも「ヴァイオリンが入るといいね」とか言ってもらえて、なんだ、こんなに声が出ないんだったらエヴァンゲリスト以外は全部ヴァイオリンを弾けばよかったと思ったりもした。今後も、人々の隙をみてそろ~と弾いてやろう。さて、平熱に戻ったことだし、レパ会の後の忘年会にも当然参加。熱燗が風邪に効くと思ったせいもある。で、例のごとく、午前様。で、熱がぶり返してがっくりしている今朝の私でありました。自業自得とはこのことです。それにしても、このところ、どんなに不摂生をしても体は常に丈夫だった。そのことが輪をかけて私を不良中年にさせたのである。などと甘くみたツケを今回払わせられたのだろうか。

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