拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

こんなに行儀の悪い猫はどこの猫だ?ウチの猫だ!

2024-08-21 10:33:09 | 

サビ猫のワサビのチャームポイントは白い顎。目の中に私が映ってそうだが、確認したところ大丈夫そう(私は写真に撮られるのが嫌いである)。

動物の目の中で一番澄んできれいなのは猫の目だと思う。ワサビのアップをアップしたのでケメ子のアップもアップ。

ケメ子は三毛猫である。サビ猫も三毛猫の一種だから、この2ニャンが同時に生まれた姉妹であることにうなづける。兄弟姉妹は他にもいたろうし、母猫もそばにいたろうが、この2ニャンだけが「保護」されて、巡り巡ってウチに来た。野良猫の「保護」の様子をテレビで見たことがあるが、エサで釣って近寄ってきたところに網をかぶせる方法である。猫にとっては相当なトラウマになりそうで、だからか、ウチの2ニャンは私以外の人間には決して懐かない。あと、エサにつられて「保護」されたのだから、兄弟姉妹の中でも突出して食い意地がはってたいたのだろう。ケメ子のこの様子を見ればそのことが十分に伺える。

食べ物の残りかすを物色しているのである。ウチに来たのは生後2か月のときだったが、当時からこうだった。座布団の端のひもがなくなって不審に思っていたら猫トイレから丸まった状態で出てきたこともあった。つまり、ケメ子の胃腸を通過して出てきたのである。だったら、思う存分食べさせたらいいじゃないかと思われるかもしれないが、猫にも成人病(成猫病)がある。加えて、ケメ子はがっついてるクセに吐き癖がある。だから、好きなだけ、というわけにはいかないのである。現在のご飯の量は絶妙で、以前よりも吐く回数が激減した。

もともと猫は吐きやすい動物である。漱石も猫を可愛がったが、やはり猫が吐くのには閉口したらしく、飼い猫が吐きそうになると、可愛そうと思いながらも外にほっぽりだしたと書いている。だって布団とかが汚れるから等の言い訳を必死に書いているところは文豪ではあるが人間的である。なお、ウチの場合は完全室内飼いだから、外に出したりはしない。吐いてる間はじっと我慢して、吐き終わったらひたすら清掃をする。気付かずにほっとくと結構乾燥して逆に掃除がしやすくなるが、ケメ子が吐いたものをワサビが食べるといけないから、やはりすぐに片付けている。洗浄綿を常備しているのはそのためである。

因みに、魚釣りは、魚がエサに食いついてから引き揚げるまでのタイミングが肝心だと言う。野良猫の「保護」も網をかぶせるタイミングが難しいのだと言う。

因みの因みに、私がウチの猫と「お見合い」をしたのは中央区にあるヴォランティアさんの事務所であった。そこからヴォランティアさんがウチに連れてきてくれたワケだが、ヴォランティアさんがわざわざ来られるのには試験(ホントに完全室内飼いの環境が整ってるかどうか)の意味がある。私は、言われなくても絶対に猫を外に出すまいと気を配っているから試験は楽々パス。そうして2ニャンの姓が「拝島」になったのである。そのとき2ニャンが「保護」されたのは足立区だと聞いた。案外ウチの近所でカラスに追いかけられていたのかもしれない。

因みの因みの因み。こんな風に、猫がなんでも口に入れてしまうから、猫にとっては毒である葱類(特にタマネギ)を料理するときは実に気を遣う。料理した後は、1ミリも残りかすがないように掃除をする。いっそのこと料理にタマネギを使うのを止めようかとも思う。

追伸。ここまで書いたらケメ子と目があったので、「おみゃーのことを書いたよ」と言ったら「みゃー」と言った。猫との会話は名古屋弁ぽくなる。