拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ヨハン・カスパール・ケルル

2017-02-24 10:10:11 | 音楽
シュッツの時代もまだ「長調」「短調」とか言ってなかったが、100年後のバッハになるとこれが大手を振ってまかり通るようになる。この100年の間に何があった?平均律の普及?時系列的には有力な論拠だ。因みに、バッハの平均律クラヴィーア曲集は、昔は「どの調でもできるよーん」を証明した作品とされていたが、最近は話が違ってきてるようだ(「Das Wohltemperirte」は「良く調律された」の意味)。そういったことはともかく、シュッツとバッハの間の100年間に活躍したドイツ系作曲家に興味津々。で、最近、注目してるのが、ヨハン・カスパール・ケルル。ブクステフーデやフローベルガー同様、この人も鍵盤楽器のための曲がたくさん残っていて、オルガンとかを弾く人にはお馴染みだろうが、合唱曲があまりない。やっと見つけたミサ曲とかを聴いたら、これがとってもよいのだ。楽譜も見つけた。ただ、声域やパートの問題があって、移調するなりしないとシュッツを歌う会ではできない。まあ、そのうち(何ヶ月後or何年後or何十年後)やろう。因みに「ケルル」は「Kerll」。「r」を咽の奥で発音すると「ケフル」っぽくなる。大昔の郵便局の通帳には「ぱるる」と書いてあった。

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