拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

メッセ帰りに「さすらい」を歌う

2023-01-29 12:01:10 | 音楽

その「ミサ」のことなのだが(承前)、「ミサ」はドイツ語で「メッセ」(Messe)。この「メッセ」には「見本市」「年の市」の意味もある。「幕張メッセ」はそっちの意味だろう。ミサも見本市も大勢が押しかけるところが同じ。ドイツ人が「メッセに行く」と言った場合どっちの意味かは状況・文脈によることになろう。昨日のロ短調のメッセには、まさに大人数が集まった。因みに、「ミサ」は英語では「マス」。「マス・ゲーム」の「マス」と同じであり、やはり大人数である。

昨日も書いた通り、メッセを聴いたあと、西に向かって地下鉄4駅間を歩き、綾瀬駅前でピッツァとヴィーノ(急にイタリア語。まあイタリアンのお店なので)を胃におさめた後、さらに4kmの道のりを歩いて帰宅。早足でもくもくと歩くその様子は、まさにドイツ語でいうところの「Wandern」であり、そのように歩きながら歌うには、シューベルトの「Wandern」(「水車屋の娘」の第1曲)がぴったりだ。以前も、この曲の邦題が「さすらい」と訳されてることに異議を申し立てたワタクシだが、「Wandernが粉屋の愉しみ」(1番)だとか「Wandernが私の楽しみ」(5番)とか歌いながらいい気分でwandernしてると、ますます「さすらい」じゃないよな、と思う。

「もくもくと歩く」と書いたが、途中、景色を撮るために立ち止まったりはする。最近、よく撮るのは野鳥。例えば、(昨日撮ったものではないが)近所を流れる綾瀬川を泳ぐ鴨などはよい被写体である。よくみると、いろんな鴨がいる。例えば、黒いこれだとか、

頭が茶色のこれだとか。

鴨と言えば、今朝、NHKで自然番組を放送していて、空中をホバリングするオオタカが鴨を狙っていたが、鴨が危険を察知して水にもぐって「助かりました」。だが、そうやって助かった鴨を捕まえて食べるのは人間だったりする。私などは、自分では鴨はとらないが(普通の人が野生の鴨をとっつかまえると鳥獣保護法違反で自分がとっつかまる)、鴨のオレンジ煮は大好物で、合鴨じゃあ物足りないってことで、わざわざ本鴨肉を買いに遠出をしたこともある。

一点、昨日乗せそこなった写真を。新大橋で隅田川を渡ったことは書いた。その新大橋は吊り橋である。下から見上げる支柱はなかなかに壮観であった。

因みに、昨日稼いだ歩数は1万6000歩。2万歩に足らなかった。もっと歩いとけばよかった。この点だけは、心残りであった。