拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

エンゲル係数=40%

2023-01-02 10:18:24 | 日記

初夢とは元旦の夜、正確には2日の未明に見た夢のことだそうだが、私の初夢は、江ノ島の岩場でクラリネットを吹く、というものだった。クラリネットを吹いてるのは年末通唱会の名残だろうし、それが江ノ島の岩場なのは、元旦に放送されたブラタモリ(と鶴瓶の家族に乾杯のコラボ)の影響であることは明らかである(同時刻にウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートも放送されていたが、私が選んだのはウィーン・フィルではなくタモリさんである(ニューイヤー・コンサートは録画を後で見る))。

その江ノ島の生シラスが旨そうだった。シラスは、蒸した方がホクホクして好きだと言う人もいるが、生は新鮮でなければならないためどこででも食べられるものではない。だから、江ノ島に行ったら生シラスを食したいものだが、昨夜の放送のおかげで、そうでなくても混んでる江ノ島は、しばらくは生シラスを食したい人の長蛇の列で被われるだろう。

新年だからと言ってこれといって特別なことはない。大晦日も元旦も夕食は自家製ピザである。紅白は、私が唯一見る歌番組で、これで最近流行っている歌謡曲を一網打尽にする魂胆なのだが、この期に及んでの「赤勝て白勝て」にはついてゆけず、序盤の郷ひろみで脱落した。その郷ひろみは、私よりちょっと年上なのだが、NHKホール内を駆けずり回って若さをアピール、こけたらどうすんだろうー、と余計な心配をした(お笑いの人なら、わざとこけるところである)。

駆けると言えば、年末にタモリさんが徹子の部屋に登場して、徹子さんに博学ぶりを褒められると謙遜されて、「自分は他の人がやってるとやりたくなって始めるのだが、どの分野にも上には上がいて、挫折してやめちゃう」とおっしゃっていて、あらま、私も同じタイプだ、だけど、タモリさんは挫折と言っても各分野で私など足下にも及ばないレベルまで達してしまうところがすごい、などと思ったのだが、ほかに、若い頃陸上競技の短距離をやってらした、とおっしゃる(ここでようやく「駆けると言えば」の続きになる。長い文章であった。因みに、谷崎潤一郎は長文で有名である)。おお!それこそワタクシも陸上部員であった。で、タモリさんは、今でも、例えば「100メートル」の距離表示を見るとダッシュしたくなると言う。これぞまさしく陸上経験者の精神構造である。ワタクシも、宴会場にテーブルが並んでいると、それをハードルに見立てて飛び越えたくなる衝動にかられる(大学時代は実際に飛んでいた。今やったらテーブルの真上で失速して料理の上に墜落しそうだから控えている)。で、タモリさんは実際に100メートルダッシュをされたそうだ。タイムは22秒。77歳というお歳からすれば立派な記録である。

さて。新年なのにあまりに普段通りなのも寂しいので、コンビニに行って、カヴァのブリュ(=フランスのシャンパンと同じ製法で作るスペイン産のスパークリングワインの辛口)を買ってきた。

一人だと一晩で全部飲み干さないのが最近のワタクシ。こういうときに重宝するのがスパークリング用のストッパー。

これで、気抜けを防ぐことができる。

これだけでは味気ないので、暮れの某日に外で食したシュクメルリの写真を載せよう。

ジョージア料理である。テレビでレシピを紹介してたので自分でも作ったが、やはり「本物」を体験したくて出かけたのである。鶏肉が骨付きだったのと、スープがさら~としていたところが予想外であった。因みに、ちょっと前に東京近辺でこの料理のことを人々が言ってる時期があって、「松屋」でこの料理を出してたからなのだが、私、それをデパートの松屋だと思っていたのだが、まさか、牛丼屋の松屋ってことはあるだろうか。

唯一、年変わりを実感したのは、家計簿を一新したこと。昨年の帳簿を締めて判明した私のエンゲル係数(内食と外食を合わせた食費の全家計に占める割合)は40%であった。