拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

大空でよかった

2013-11-26 15:15:58 | インポート
一つ前の記事、解決しました。「大空」でよいようで。「Himmel」が天国なら、「Feste」は目に見える天空ということだそうです。Aさんが教えて下さいました。形容詞化とかでなく、しょっぱなからの名詞で「die Feste」(単数。女性名詞)ってぇのがあって、その雅な意味に「天空」ってえのがあったのでした(汗、汗)。

聖書の「大空」の謎

2013-11-26 10:10:04 | インポート
詩篇第19番「Die Himmel……」(もろもろの天は……)にはいろんな作曲家が曲をつけてる。シュッツの「Die Himmel」の練習を間近に控えて、別んところで歌ったバッハのカンタータが偶然にも「Die Himmel」(第76番)。謹厳なシュッツの曲に対して、バッハのはライプチヒのカントルになったばっかりで張り切ってるのが目に浮かぶような曲(規模が大きく、曲想も明るい。)。ところで疑問。件の詩篇の内容は、「もろもろの天は神の栄光を語り」(これはいい。問題は次)、「そして、die Festeは神の業を告げる。」。この「die Feste」、私は、「地」と訳したんだけど、聖書の日本語訳だと「大空」になってる。私が「地」と訳したのは、「die Feste」をfest(固い)という形容詞の名詞化と考えたから。ちなみに「祭り」のFestは単数はdas Festなのでアウト(動詞はverkündigetですから、名詞は単数です。)。イタリア語訳は「地」。英語で聖書を読んでらっしゃる詳しい方も「地」とおっしゃる。なのに、なんで「おおぞら」なの?「天」と「大空」って違うの?gar keine Ahnung!