11月20日から30日まで揖保川(いぼがわ)焼展が開催されました。
揖保川焼は兵庫県たつの市在住の陶芸家・池川みどりさんが40年以上
ライフワークとして取り組んでいる陶芸作品です。
2年前、Kさんから池川さんと揖保川焼のことを詳しくお聞きし、
いつか個展へ伺いたいと思っていたのです。
21日にぽちママさんと合流して、池川邸へ向いました。
池川邸はたつの地方のごく普通の民家だそうですが、
みどりさんの代になって好みの庭に作りかえ、
とり壊されそうになった藁葺き屋根の家を移築して茶室にしたり、
母屋の二階や蔵を洋間やギャラリーに改築しています。
数本の紅葉樹が植えられた苔庭は、周囲の日本家屋や点在する作品群とともに
安らぎを感じる緑の空間になっています。
長い年月をかけて熟成された庭と和洋両立の洗練された住まいは、
毎日の掃除を欠かさないという池川さんの作品でもありました。
玄関の間に展示されている掛け花入が目に止まりました。
形、釉薬の色や流れに惹かれ、早速購入しました。
作品は全てろくろは使わず、手ひねりだそうです。
陶芸展を拝見すると、水指や壷など大きな作品も多く、
作り手の気迫と力強さを感じました。
会場で姫路のSさんにお会いしました。
Sさんは伸びやかな絵柄の細水指を手に取っています。
(うーん、あれも好いわぁ~)
私は釣瓶に似た四角い水指を買うつもりでしたが、
食堂の棚の上に荘られた「鉢」に一目惚れです。
ラッパのように開いた、均整と危うさの両方を感じる形、
貫入のある乳白色の肌、描かれた草花絵。
置物でも好いけれど、塗蓋をして水指に使いたい・・と思いました。
でも、値札がないので非売品かしら?
Kさんにお願いして確かめて頂くと、
「非売品ですが、気に入ってくださったようなのでお売りします。
水指に使うつもりで塗蓋も付いています」
こうしてステキな水指が私の手元にやってきました。
あとで池川さんにお会いした時に
「花入と水指。
私のお気に入りの作品をお買い上げ頂き、とても嬉しいです」
と言って下さいました。
私にとっても超嬉しい、池川さんや揖保川焼との出会いでした。
池川邸を辞してから、Kさん、ぽちママさんと遅い昼食をとり、
珈琲を喫みながら、揖保川焼を使った道具組や茶の湯のあれこれを
三人で夢中で語り合いました。
いろいろな出会いがあった晩秋播磨の一日でした。
揖保川焼は兵庫県たつの市在住の陶芸家・池川みどりさんが40年以上
ライフワークとして取り組んでいる陶芸作品です。
2年前、Kさんから池川さんと揖保川焼のことを詳しくお聞きし、
いつか個展へ伺いたいと思っていたのです。
21日にぽちママさんと合流して、池川邸へ向いました。
池川邸はたつの地方のごく普通の民家だそうですが、
みどりさんの代になって好みの庭に作りかえ、
とり壊されそうになった藁葺き屋根の家を移築して茶室にしたり、
母屋の二階や蔵を洋間やギャラリーに改築しています。
数本の紅葉樹が植えられた苔庭は、周囲の日本家屋や点在する作品群とともに
安らぎを感じる緑の空間になっています。
長い年月をかけて熟成された庭と和洋両立の洗練された住まいは、
毎日の掃除を欠かさないという池川さんの作品でもありました。
玄関の間に展示されている掛け花入が目に止まりました。
形、釉薬の色や流れに惹かれ、早速購入しました。
作品は全てろくろは使わず、手ひねりだそうです。
陶芸展を拝見すると、水指や壷など大きな作品も多く、
作り手の気迫と力強さを感じました。
会場で姫路のSさんにお会いしました。
Sさんは伸びやかな絵柄の細水指を手に取っています。
(うーん、あれも好いわぁ~)
私は釣瓶に似た四角い水指を買うつもりでしたが、
食堂の棚の上に荘られた「鉢」に一目惚れです。
ラッパのように開いた、均整と危うさの両方を感じる形、
貫入のある乳白色の肌、描かれた草花絵。
置物でも好いけれど、塗蓋をして水指に使いたい・・と思いました。
でも、値札がないので非売品かしら?
Kさんにお願いして確かめて頂くと、
「非売品ですが、気に入ってくださったようなのでお売りします。
水指に使うつもりで塗蓋も付いています」
こうしてステキな水指が私の手元にやってきました。
あとで池川さんにお会いした時に
「花入と水指。
私のお気に入りの作品をお買い上げ頂き、とても嬉しいです」
と言って下さいました。
私にとっても超嬉しい、池川さんや揖保川焼との出会いでした。
池川邸を辞してから、Kさん、ぽちママさんと遅い昼食をとり、
珈琲を喫みながら、揖保川焼を使った道具組や茶の湯のあれこれを
三人で夢中で語り合いました。
いろいろな出会いがあった晩秋播磨の一日でした。