暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

2018年「炉開きの会」・・第2部

2018年12月02日 | 暁庵の裏千家茶道教室


不思議なお茶のご縁に導かれて・・・ (布絵「茶」 森下たか子作

(つづき)
第2部は、スウェーデン家庭料理のディナーパーティです。

サプライズ・・・ということで、直前まで内緒にしてましたが、オーネルさんが前日から我が家に泊まり込み、腕まくりで料理を作ってくださいました。
「何か社中の皆様にお礼をしたい・・・」と、来日前からメールで相談し合い、スウェーデンの食材を持参してくださったのです。
10月半ば頃、スウェーデンから次のようなメールが料理の写真付きで届きました。

 オーネルさんのメール

暁庵先生
過ごしやすい季節になりましたね。お変わりありませんか。
私の日本への出発も近くなりました。「炉開きの会」の料理を考えているのですが 
1.グブロ-ラ (Bubbröra)  
ニシンの酢漬けを細かく切って ゆで卵、ネギ、デル サワ-クリ-ム混ぜたものを 薄い黒パンの上にのせる。




2.生か燻製の鮭の薄切りとクリ-ムチ-ズを薄いパンに巻いて、巻きずしみたいにカット



3.クルスタデス (croustades)
すでに出来たミニフォ-ムに 生クリ-ムで味を付けキノコをのせる。 
スエ-デンで取れる黄色いカンタレルというキノコを・・・と思っていますが出来るかどうか。だめだったら日本のキノコで作ります。




4.スエ-デンのチ-ズを持って行きます。 
出来たらこれを使ったパイをと思っていますが、先生の所オ-ブンありますか。 
なかったらそのままでもおいしいと思います。たとえば果物とチ-ズを同じ大きさにカットして爪楊枝でとめてお出しします。

・・・こんな料理を考えていますが、いかがでしょうか。
黒パン、薄いパン、クルスタデス、チ-ズ、ニシンの缶詰を持って行きます。
他にも考えてみますが今の所、こんなものです。 
お菓子も一応持って行きますが 皆さんのお口に合うかどうか。。。。


  

  サプライズのお料理がたくさん並びました


もう、みんなでおしゃべりもしないでパクつきました。美味しかった・・・。
どれも初めて頂くスウェーデン料理で、見た目も盛付もお味も和食とは違い新鮮でした。
オーネルさま、ご馳走さま!


 暁庵のメール
オーネルさんへ      
無事にスウェーデンへお帰りになったのですね。
寒そうな写真も届いていますのでブログに掲載します。


(その日はマイナス15℃だったとか・・・夏のサマーハウスを懐かしく思い出します)

この度はお疲れ様でした・・・でも、きっと素晴らしい1ヶ月だったことでしょう。
いろいろなことを思い出しながら、どうぞゆっくりお疲れを癒してください。

「炉開きの会」ではたくさんのお料理を作ってくださって、本当にありがとうございました。
きっと皆さまにもオーネルさまの御気持は伝わっていることでしょう。
ワイワイガヤガヤ・・・第1部のお稽古も第2部のディナーパーティも楽しい思い出になりますね。
Tさんが欠席だったのは残念ですが、山本由香さんが参加してくださってヨカッタ!です。

思えばオーネルさんとは不思議なお茶のご縁ですね。
オーネルさんのお知り合いで、日本で短期間でもお稽古をしてほしいという方がいらしたら、遠慮なくご紹介ください。
どちら様でも喜んでお迎えさせて頂きます。
・・・というのも、きっとお茶の神様がご縁を導いてくださっていると思いますので。


今度はご主人ホーカンさんと一緒にいらしてください。いつでも大歓迎です。


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