(土佐ミズキ、コヒルガオ、ギボウシ)
水無月も早や終わり近くになりましたが・・・
水無月に入り、風炉の点前にもだいぶ慣れてきたので、今月から奥伝の稽古が入りました。
奥伝の稽古を毎月1回して差し上げたいところですが、5月に風炉に変わると、最初は平点前や初炭などの基本をしっかり稽古していただきたいので、5月は奥伝無しにしています。
6月の奥伝は行之行台子です。
暁庵自身も自主稽古や東京教室の稽古に励みながら奥伝をお教えしていますが、社中の皆さまも奥伝の稽古に楽しさや、やりがいを感じているように思えて・・・喜んでいます。
(庭のギボウシが満開です)
現在、6人の方が行之行台子の稽古に切磋琢磨しています。
私見ですが、行之行台子は四ヶ伝の後に初めて習う奥伝ですが、奥伝の中で一番複雑で難しいのが行之行台子だと思っています。暁庵は最初に行之行台子を教わった時にあまりの難しさに壁を感じ、挫折した経験があるのです・・・(トホホ)。
比較的初心者の3人の方には順番と位置と正しい所作が身に付くよう指導していますが、出来たら月2回同じ科目を稽古して頂きたいくらいです。他にも稽古する科目が目白押し(?)なので、原則として奥伝は月1回にしていますが・・・。
それで、奥伝(奥伝に限りませんが・・・)を身につけるには何といっても回数が必要なので、自宅での自主稽古をお勧めしています。月に1回の奥伝稽古の前後に1回ずつ自主稽古をすると、3回稽古したことになり、前(次の奥伝科目)へ進む事ができると思うからです。
一方で急いで先へ進まずに、習得出来ていない奥伝の科目を毎月続けるということも考えられます。生徒さんの希望や事情を伺いながらどちらにするかを判断することにしています。
(或る日の行之行台子の稽古の時に・・・)
ベテランの3人の方にはいろいろな質問をすることにしています。すると、
「えっ!そんなこと考えたことがありませんでした・・・」という声が返ってきたりします。
「茶道点前の三要素」(順番、位置、所作)の他にもまだまだいくつも奥がありそうで、暁庵も質問しながら一緒に考えるのが楽しいです。
正解が無いこともありますが、考えることが重要だと思っています。答えが返ってこない時は宿題にしたり、私が答えたりしています。
暁庵も含めて今宿題になっているのは
「四ヶ伝を四畳半でする理由は?」です。
S先生が、昨年12月の東京教室の稽古で質問されたようなのですが(6ヶ月間お休みしたのであまり覚えていないのです・・・その質問だけがノートに書かれていました)、その答えはわかりません??
今、調べていますが時間が掛かりそうです・・・でも、楽しみながらゆっくりやっています。 (答えはこちらには書きませんが、悪しからず)