暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

平安神宮 紅しだれコンサート 2014

2014年04月15日 | 京暮らし 日常編
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京都近郊の桜を追いかけて、あわただしい日々を過ごしています。
やっと、14日の吉野山バスツアーにて今年の桜を見納めてきました。
順不同ですが、桜旅の巻頭は、
「平安神宮 紅しだれコンサート 2014」です。

このコンサートは4月10日~13日まで4日間開催され、演奏者は
前の2日は雅楽師・東儀秀樹、後の2日は紅しだれカルテットでした。
4月10日の初日はとても混んでいて、
18時15分の開幕前から並んで入場するのに30分かかりました。

でも、平安神宮の紅しだれはたとえ長蛇の列に並んでも見る価値があります。
夕暮の枝垂れ桜のはかない美しさ、見上げると桜の間から上弦の月、
栖鳳池の水鏡に映し出される幽玄さ・・・此の世のものと思われぬ景色です。



栖鳳池の舞台へ着かないうちに演奏が始まりました。
池に辿りついても人垣、桜や松の樹木が邪魔して舞台がよく見えません。
交通整理の人が
「立ち止まらないでください。ここで写真を撮らないで進んでください」
「・・・・(チケットを売り過ぎじゃないかしら?)」

でも、東儀さんの演奏やお話は聞こえますので、
「花水木」「アメージング・グレイス」「翼をください」「トゥーランドット」
の演奏に桜の花陰で耳を傾けました。



演奏が終わっても、東儀さんの姿がみえなかったので、消化不良でした。
それで、2回目の演奏をじっくり見るために場所を移動し、待ちました。
待つこと30分、2回目は大好きな「アメージング・グレイス」からでした。
平安時代の衣裳を着た東儀さんを見れて、写真をしっかり撮ることができて、
やっと紅しだれコンサートへ来た気がします。

夜になって冷え込んできて、そのせいか観客が少なくなりました。
東儀さんも寒そうでしたが、
笙あるいはひちりきを奏で、手を振って観客に応えてくれました。
「キャーッ・・・(ステキ!)」
今年も紅しだれコンサートへ来てよかった!!