暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

北海道の旅-4  再会 

2012年10月10日 | 2012年北海道の旅
富良野から札幌へ戻り、MHさんとMTさんは札幌の自宅へ、
私だけ中島公園近くの小さなホテルへ宿泊しました。

次の日は、札幌在住のHTさんと再会し、半日一緒に過ごす予定で、
とても楽しみにしていました。
約束の時間にホテルの前で待っていると、
派手な外車が向うからやって来るではありませんか。
「もしや? まさか!」
カッコいいフェラーリから降り立ったのは、まさしくHTさんでした。

「映画のワンシーンみたい・・」です。
荷物を前のトランクへ入れて、右側の助手席へ乗り込み、
フェラーリ(F355か?)の爆音を響かせながら
いろいろなお店へ連れて行ってくださいました。
「車はカッコよくっても運転は下手なの」と言いながら・・楽しかったです。

             

順番も住所もあやふやですが、「元祖・雷除志んこ(かみなりよけしんこ)」へ。
石蔵造りの建物が印象的な、餅菓子屋さんです。
変わった店名は、
「明治の頃雷が多く、停電するたびに線香の燃える時間で米をふかす
 タイミングを計った」など、諸説あるそうです。
お目当ての名物・べこ餅は売り切れていて、お茶うけに草大福を買いました。

札幌の松栄堂へ寄り、懐かしそうに
「久しぶりで来ました。先代K先生にお茶を習っていたの・・・」
私は香たどん用の電熱コンロを買いました。
京都店にもあるかもしれませんが、帰るとお茶事の予定があり、
すぐに使うような気がしたからです(お茶事で大活躍でした)。

お昼近くなったので、蕎麦屋「さくら庵」へ。
モダンな店構えはお蕎麦屋さんらしくなく、中もしっとりした設えでした。
懐石料理店のように露地風のアプローチや待合があり、奥深いテーブル席で
つけ麺の冷とろろ蕎麦をご馳走になりました。
細いけれどしっかりしたお蕎麦だったような・・・。
なんせ、二人とも話しに夢中で、お味が今一つ思い出せませんの。

六花亭や護国神社へ焼餅(富良野もちが忘れられず)を尋ねて
走りまわったくださったあとに
森の隠れ家のようなお宅で優雅にお茶しました。

今思い返すと、森の隠れ家はゴージャスで素敵でしたが、
ゲストハウスとしてお使いのせいか、おとぎの国へ案内された気がしています。
すべて夢のような出来事でした。
でも、HTさまのおもてなしの心は十二分に伝わり、受け止めましてございます。 
ありがとうございました!

              

              

HT邸の近くに、20年前のイギリス・テムズ河の旅でご一緒した
Yさんが住んでいることがわかり、合流したMHさん、MTさんと
急遽、Y邸へ押しかけることになりました。
Yさんとはテムズ河以来の再会ですが、20年近い歳月にもかかわらず、
シェークスピアの芝居や近況報告など、こちらも話が尽きません。

やっと腰をあげて、今日の宿泊地・小樽へ車で向かいました。
夕食は小樽市祝津にある「青塚食堂」、魚介の美味しい店です。
刺身盛り合わせ、MHさんはほっけ焼定食、MTさんはにしん焼定食、
そして私は雲丹丼をがっつり食べました。
すごい雲丹の量なので、お二人に勧めると
「私たちはいつでも食べれるから、遠慮しないでどうぞ!」
「アリガトウ!」
写真がないのが残念ですが、雲丹の甘さが忘れられない、
一生モノの雲丹丼でした。

              

明日は小樽観光をしてから、夕方の便で帰ります・・・。
                                   
       
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