11月8日に三渓園の春草廬で茶会をしました。
春草廬の作者と伝えられる織田有楽に因んで
有楽茶会と名付けました。
暑くも寒くもなく、風もない気持ちの良い日和でした。
色づきはじめた大銀杏の隣で、春草廬が
穏やかな佇まいで待っていてくれました。
最初の席(春草席)は、先生、先生のご友人、社中の先輩を
お迎えしました。
広間で、主菓子を召し上がっていただいてから、京都天竜寺にあった
夢想国師ゆかりの手水鉢(蹲)をつかって頂き、席入です。
新米席主ですので
「何卒、第一席に入っていただき、いろいろお教えいただきたく・・・」
と、先生にお願いしました。
親身のご指導をいただき、安堵して次席へ臨むことができました。
・・ですから、第一席はお稽古のような雰囲気でして、
先生や先輩たちに温かく見守られながらのお点前でした。
それでも緊張していたのでしょうね。
濃茶を練り終え、中仕舞になって始めて中蓋を
忘れたことに気がつきました。
「今頃やっと、お点前を間違えたことに気がつきました。
失礼いたしました・・」
「まだ炉のお稽古はしていませんからね」と笑いながら先生。
先輩たちもニコニコ笑って
「大丈夫よ。頑張って!」
と目で語ってくれています。 座が一気に和みました。
炉では炭が真っ赤に熾り、根来塗の炉縁に美しく映えています。
「重要文化財なのに炉で炭が使えるのが嬉しいですね。
炭の風情が一段とよろしいですねぇ~。
ご存知と思いますが、小間では炉縁は木地が約束ですよ」
「はい。ありがとうございます。春草廬には侘びだけではない、
華やかさがあるように感じ、木地ではなく根来の炉縁に
しました・・・席中でそのようにお話いたします」
最後までご指導や、春草廬の歴史や特徴、道具の話が弾み、
一席目からリラックスして楽しく過ごすことが出来ました。
「伝統ある春草廬にこうして座って、ご亭主さまのお茶を皆で
美味しく味わう事ができ、本当に幸せなひとときでございました」
というお言葉をいただき、感無量でした。
先生、本当にありがとうございます・・・。
(有楽茶会 次へ)
のち
写真は「春草廬」、だちくゎんさまの提供です。
春草廬の作者と伝えられる織田有楽に因んで
有楽茶会と名付けました。
暑くも寒くもなく、風もない気持ちの良い日和でした。
色づきはじめた大銀杏の隣で、春草廬が
穏やかな佇まいで待っていてくれました。
最初の席(春草席)は、先生、先生のご友人、社中の先輩を
お迎えしました。
広間で、主菓子を召し上がっていただいてから、京都天竜寺にあった
夢想国師ゆかりの手水鉢(蹲)をつかって頂き、席入です。
新米席主ですので
「何卒、第一席に入っていただき、いろいろお教えいただきたく・・・」
と、先生にお願いしました。
親身のご指導をいただき、安堵して次席へ臨むことができました。
・・ですから、第一席はお稽古のような雰囲気でして、
先生や先輩たちに温かく見守られながらのお点前でした。
それでも緊張していたのでしょうね。
濃茶を練り終え、中仕舞になって始めて中蓋を
忘れたことに気がつきました。
「今頃やっと、お点前を間違えたことに気がつきました。
失礼いたしました・・」
「まだ炉のお稽古はしていませんからね」と笑いながら先生。
先輩たちもニコニコ笑って
「大丈夫よ。頑張って!」
と目で語ってくれています。 座が一気に和みました。
炉では炭が真っ赤に熾り、根来塗の炉縁に美しく映えています。
「重要文化財なのに炉で炭が使えるのが嬉しいですね。
炭の風情が一段とよろしいですねぇ~。
ご存知と思いますが、小間では炉縁は木地が約束ですよ」
「はい。ありがとうございます。春草廬には侘びだけではない、
華やかさがあるように感じ、木地ではなく根来の炉縁に
しました・・・席中でそのようにお話いたします」
最後までご指導や、春草廬の歴史や特徴、道具の話が弾み、
一席目からリラックスして楽しく過ごすことが出来ました。
「伝統ある春草廬にこうして座って、ご亭主さまのお茶を皆で
美味しく味わう事ができ、本当に幸せなひとときでございました」
というお言葉をいただき、感無量でした。
先生、本当にありがとうございます・・・。
(有楽茶会 次へ)
のち
写真は「春草廬」、だちくゎんさまの提供です。