ミケランジェロ 『蛇の誘惑』
『人間の堕罪:原罪』がテーマです。 システィーナ礼拝堂
『主なる神は人に命じて言われた。
「園のすべての木から取って食べなさい。
ただし、善悪の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」
蛇は女に言った。
「決して死ぬことはない。
それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものになることを神はご存じなのだ。」
女が見ると、
その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるようにそそのかしていた。
女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
主なる神は、彼をエデンの園から追い出した。』
創世記 2章16節~3章23節
ミケランジェロの『蛇の誘惑』
蛇が木の幹に絡まって、自らの姿を惑わしながら、女に実を渡そうとしています。
木の枝なのか? 蛇の腕なのか?
蛇であるサタンは、木と一体となって、男と女を惑わしています。
女と男は互いに寄り添いながら、何の警戒もなく信頼しきって、蛇からの木の実を受け取ろうとしていますね。
人間の最初の罪:『原罪』は、サタンに惑わされることから始まる。
・・・てことですね。 サタンに用心! & 火の用心!
その結果・・・
死のないエデンの園に住む二人は、
禁止の木の実を食べて…死を身にまとい、エデンの園から追い出されました。
ゆっくりと一日。
金曜日の聖書通読会の予習です。
範囲は、『創世記3章~5章』:『人類の堕罪 と 楽園追放』
特に興味深いのは・・・
3章:『人間の原罪』 について。 おもしろい! やめられない!
神の天地創造で始まった人類の、最初の堕罪。
すなわち『原罪』
現在の、男女関係や生活問題、等等、人間の悲惨は『原罪』から由来する。
・・・と。考えます。
人は・・・
創世記の時代から月まで飛んでいく現在でも、心の傾向・罪への傾きは変わらないものですね。
聖書は・・・
『罪を犯して神から追放された人類』 と 『その人類に対する神の救い』 が全体を貫くテーマです。
そして。
今日は5月11日。復活節第六月曜日。
『今日の入祭唱』
『死者のうちから復活されたキリストは、
もはや死ぬことがない。 死はもはや、キリストを支配することはない。』
ローマの信徒への手紙 6章9節
『原罪』で、死を身にまとった人間は、
キリストの十字架上の死:キリストの贖罪のお陰様で、
エデンの園に戻り、もはや死ぬことがない!
皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
死んだ後に永遠に生きる者となる! 永遠の命を信じて、この世の生を有意義に全うしましょう!
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