今日は5月17日。金曜日。快晴。
毎金曜日は、我が家に聖書好きが集まって聖書通読、『聖書100週間』です。
今日の通読範囲は、『申命記1章~11章』
いよいよ。今日。
イスラエルの民は、エジプトから脱出、荒れ野で40年過ごし、
ヨルダン川を渡って、
『神の約束の地=カナンの国=乳と蜜の流れる地』へ入国です。
その昔。
今からおよそ3500年前。
紀元前1800年。
主はアブラハムと、『契約』を結ばれて、言われました。
『あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、私が示す土地に行きなさい。
あなたを大いなる国民にし、あなたを祝福し、あなたを高める。
地上の氏族はすべて、あなたによって祝福に入る。』
七十五歳のアブラハムは、主の言葉に従って旅立った。
妻のサライ、甥のロトを連れ、財産をすべて携え、ハランで加わった人々と共に、
神の命じたカナン地方へ向かって出発し、カナン地方に入った。
しかし。
200年の後・・・
紀元前1600年。
アブラハム一族は、『神の約束の地:カナンの地』から、飢饉や諸事情で、エジプトに移住。
エジプトに住む400年間に、
神は、アブラハムの一族:ヘブライ人を強大なものとします。
エジプト移住から400年後。
紀元前1200年。
神は、高く上げた御腕をもって、
ヘブライ人・アブラハムの子孫をエジプトから導き出します。
その後。 四十年の間、荒れ野を移動。
『眼下のカナンの地を眺めるモーセ』 自身の入国は不可能と悟ったモーセです。
エジプト出発時の大勢の中の二人と、砂漠で生まれた次世代のイスラエル人だけで、
・・・再び、『カナンの地』へ入国。
神は、カナンの地では七つの民族を滅ぼし、『約束の地:カナンの地』
を、新世代に相続させてくださったのです。
これらの『事実』は、
アブラハムが、神に召し出されからは、650年後。
アブラハムの一族がエジプトに移住してからは450年にわたることでした。
砂漠を移動中。
神がモーセを通して民に示された・・・ 『十戒』
自身のこの世の終わりを悟ったモーセは、民に『遺言』を遺しました。
『イスラエルよ、今、あなたの神、主があなた方に求められていることは何か。
ただ、あなたの神、主を愛し、心を尽くし、魂を尽くしてあなたの神、主に仕えること。
わたしが今日あなたに命じる主の戒めと掟を守って、こうして、あなたたちは勇ましくなり、
ヨルダン川を渡って、
得ようとしている土地に首尾よく入り、それを得ることである。あなたが幸いを得ることでる。』
申命記10章12節ー11章8節
モーセは、
イスラエルの民をエジプトから導き出し、長い40年の旅の後に、モアブの平原に至り、
『神の約束の地』を前に、ヨルダン川を渡ろうとする民に、
イスラエルの民がシナイ山で神と結んだ『契約=十戒』を、
忠実に、愛を込めて、るようにと諭したのです。
『神のはからいは限りなく、生涯、わたしはその中に生きる。』 詩篇90章
…実感しますよね。
私たち、今を生きる者にも、
神と結んだ『契約=十戒』は生きているのです。
忠実に愛を込めて守り・・・『生命の道』を選び・・・
イスラエルの民が『カナンの地』に入ったように、私たちも『神の国』に入るのです。
以上。今日の聖書100週間の私の感想の一部でした。お粗末様でした。
そして。
今日は5月17日。復活節第四金曜日。
『今日の福音 イエスの御言葉』
『そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。
わたしの父の家には住む所がたくさんある。
行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、
あなたがたをわたしのもとに迎える。
こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる。
わた しは道であり、真理であり、命である。
わたしを通 らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」』
ヨハネ福音書 14章1-6節
イエスは、
モーセ同様に、この世との別れの時が近いことを悟り・・・
モーセが民を『カナンの地』に送り出す別れの時に、『言葉』をかけて、民を慰め励ましたように、
弟子たちに、最後の晩餐の席で、『言葉』をかけて、慰め励ましました。
『心騒がせるな。私は父の所に行き、すべての人を迎え入れる所を準備したら、戻ってくる。
わたしが、『父に至る道』であり、真理であり、命である。
神と私を信じなさい。』
私たちは、神を信じて、イエスを通って、
『神の国』に入るのです。
神が、誰よりも謙遜で信仰深いモーセを協力者として、
イスラエルの民を『カナンの地』に導いたのは、
神は民といつも共にいて、
神が、神の御一人子・イエスを協力者として、
人類を『神の国』に呼び入れるための、
『しるし=前表』でもあったのでしょう。
『今日の祈願』
『聖なる父よ、救いの恵みを受けた人々を、いつくしみをもってお守りください。
御子イエスの死によってがなわれた者が、その復活の喜びに生きることが出来ますように。』
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
温故知新・・・私は毎週、世界の古典:聖書を読んで、我が心に温め、今に生き返らせています。学んでいます。
面白いですよ。 お元気で!