職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

ICレコーダが不調で途方に暮れるわたしを志塚Tが撮影。この画像をみるともう歳だ。退場が近づいている

2008-07-23 20:23:48 | Weblog

◆このHPは、7/12更新から7/22更新まで、ほぼ10日間の空白がある。
 7/13 校内合唱コンクール
 7/14~15 振り替え休日
 7/18 終業式
 昨日は、この「空白」を少し深刻ぶって記述してみた。
 もちろん、記述にウソはない。
 だが、ぼんやりしていて、日記に空白でできて、その間にあったエピソードで、バタバタと埋めたことは、これまでに何度もある。
 今回の空白は、「7/18」の1日だけを記述することに、埋めることにする。

    

★さあ、つづいての登場は1年4組。練習の様子をみていて、心が洗われるほど、チームワークのよい学級だ。自由曲は「カリブ夢の旅」

◆08/07/18 終業式
 終業式の日といっても、午前中に式をやって、学活で通信表をもらって終わり……ではない。
 午前 1時間目~4時間目 普通授業
 午後 5時間目 県大会・合唱部・海外派遣壮行式 終業式
    6時間目 学活(通信表配付)

 午前6時学校着。
 ひとりサマータイム実施(6/1~)以来、わたしが「学校到着1番」になった。
 お湯を沸かし、コーヒーを入れていると、志塚Tが到着。
 志塚Tと、大分県教委の一連の汚職事件について雑談。
 元教委勤務の校長と、元政治家秘書の教務主任との雑談。
 内容の詳細は、もちろん、ここにアップするようなものではないが、雑談中の次の自分の発言が、心に残り、しばらく反芻した。
 「世の中というのは、存在の仕方によって、見えるものもあれば、見えないものもある。だから、大分県教委の幹部だから、当然、知っているはすだ……とは言えない。汚職など絶対にあってはならないし……あるはずもない……と思っている人には、今回の件は、まったく見えていなはずだし、当然、関知もしていないと思う。」

    


◆08/07/18 職員朝会コメント
(1)夏季休業といっても、学習会・教育相談・部活動……等と、勤務の状況がそれほど変わるわけではないが、やはり通常にくらべると余裕ができる。
 先日の職員会議でも触れたが、「ILO・ユネスコ 教員の地位に関する勧告」の精神を忘れることなく、大いに研修に励んでほしい。
(2)これも職員会議で指示した内容だが、「災害時初動体制」および「生徒個人に関する情報の集約方法」に関して、資料を再確認してほしい。
(3)きょうは、プロ教師として、通信表の「渡し方」を究める日である。

◆08/07/18
 10:00 佐藤研修主任と、8/1校内研修(模擬授業大会)について打ち合わせ。
(1)県教委より来校する指導主事の処遇と活用
(2)保護者授業アンケート結果、生徒授業アンケート結果の活用
(3)模擬授業における指定発言者のコメントの質を深める方策
 11:00 松代生徒指導主任と、夏季休業中の学社連携(各学級と地域)について打ち合わせ。

    


◆08/07/18
 1学期終業式の日は、校長が語る場面が4回ある。
 職員朝会、壮行式、終業式、夜の教職員1学期反省会。
 不意に、大館中教諭時代、副校長の吉田和利先生が、本田校長の入院に伴い、校長代理も兼ねていたとき、「1日に4回あいさつがあって、たいへんだ」とおっしゃっていたことを思い出す。

 11:30 その4つの「あいさつ」(1つは既に済ませている)が、ようやく完成。

◆14:00 壮行式。
 開始が5分遅れたので終了も、終業式開始も5分遅れ。
 志塚教務主任と相談して、終業式でその5分を取り戻すことに。

〈終業式・式辞〉

◆4月に転校してきた人。いろいろ苦しいことがあったと思いますが、よく努力して、きょうの日を迎えることができました。
 逆に、きょうを最後に転校する人。みなみのことをいつまでも忘れないでほしい。みなみもいつまでもあなたを応援しつづけます。
 身内にご不幸のあった人。悲しみに負けず、しっかりと読書しよう。勉強しよう。
 
◆さて、1学期の終業式。
 よい学校というのは、これまでの、歴史的な努力を、しっかりと受けとめ、それを自分たちの力で1ミリでも、0.1ミリでもよくして、それを、次に伝えていく……こういうカタチが、しっかりしている、くっきりしている、それが、いい学校なんだ……という話をしたことがあります。
 こういう学校は、なかなかありません。
 わたしの理想です。
 このわたしの理想の観点から、1学期を振り返ると、毎日の授業、委員会の活動、清掃、生徒会活動、また先日の合唱コンクールと、1ミリでもよくするというカタチが、しっかりと、くっきりとした、高いレベルの1学期だったと思います。
 1学年の努力、2学年の努力、3学年の努力の成果です。
 とりわけ、3年生の、「自分たちの力で、いい、みなみ中を創るんだぁ~」という気概ある努力は立派でした。
 その強い表れが、毎日の授業中の姿勢だし、先日の「魂の合唱」だったと思います。

◆いよいよ、夏休み。
 生活を自分で設計して、自分で生き抜いていく力、学んでいく力をつける、よい機会です。

    


○清貧 お金を使わない。貧乏で行こう。貧乏でなければダメだ。そして、志は高くもとう。
○読書 本を読まないで高校生になったら、たいへんです。夏休みは、どんどん読もう。
○奉仕 他のためにがんばろう。ゴミを拾おう。掃除をしよう。食器の後かたづけをしよう。そして、1日1回、自分を育ててくれている人に喜んでもらって、人間性を高めよう。
○学校の名誉を汚さない。そういう友がいれば、「ダメだよ」「そんなことはやめよう」と、とめる勇気をもとう。

◆3年生にとっては、受験の年の、受験生としての夏休みのスタートです。
 市中体の報告会のときに、わたしは、3年生に受験生として「3つの力」をつけてほしいと言いました。(これは1年も2年も同じですから、いっしょに聞いてほしい。)
 1つ目、勉強しようと思っても、いろいろな誘惑がある、その誘惑をパチンと断ち切る「決断力」
 2つ目、気持ちを、キョロキョロ、あっちこっち、散らさない「集中力」
 3つ目、やり続ける「持続力」
 まだダメだ……という人がいると思う。
 まだまだダメだ……という人もいると思う。
 でも、まだダメだ、きょうもダメだった……といっているうちに、7月、8月が、あっという間に終わってしまいます。
 7、8、9、10と積み重ねた力と、夏休みの終わりになって慌てて、9、10というのとでは、全然、違う。
 だから、7月、8月を、失敗しないでほしい。
 失敗すると、志望校のレベルを1つ、あるいは2つ、下げなければいけません。
 7月、8月、がんばっていれば、☆高にいけたのに、がんばっていれば、◇高にいけたのに、それを1つ、2つさげなければいけない。
 あるいは、がんばっていれば、家の人にかけなくてもよかった負担を、ど~んとかけてしまうことになる。
 7月、8月を、失敗しないために、ひとつ提案をします。
 決断力、集中力、持続力をつけるために、勉強時間を決める、それをどんなときでも守っていくというのが、効果がある。
 1日の勉強時間、学習会があるときは学習会もいれてよいですから、1日トータル、最低10時間、1・2年は半分の5時間、毎日やりつづける……、これができたら、決断力・集中力・持続力がついたといえるでしょうし、やり方を間違えなければ、学力もアップします。

 やり方について、3つ、アドバイス。
 1つ目、しっかり暗記できたかどうか? 確かめる工夫をすること。確かめて暗記できていなれば、やり直すこと。この厳しさの差が大きい。
 2つ目、音読は大事です。何度か読むと頭に入る。ただし、ベラベラと読むのはまったく効果がない。はっきりと音読すること。
 3つ目、重要なこと、重要な単語は、書くことが大切。何度か書くとくっきり頭に残る。ただし、これもベラベラ書くのはまったく意味がない。丁寧に、濃く、しっかりと書く。
 こういう勉強の仕方については、他の先生方からもいろいろ聞いて学んでほしい。
 ああ、決断力がついた……ああ、集中力と持続力がついた……という夏休みにしてほしい。

◆最後に、事故 十字路、T字路の車には気をつけよう。花火で失明することがある。水の事故に気をつけよう。
 2学期、大きく成長した、みなさんに会いたい。会えることを願って、式辞とします。
   〈終業式・式辞 以上 定刻14:45終了〉

    

★すこやかみなみネット地域情報交換会で、録音に使用していたICレコーダが満杯になり、途方に暮れるわたし。まだまだ若いと思っていたが、この画像(志塚T撮影)をみると、もう歳だよ。退場が近づいている。

◆18:30 1学期教職員反省会



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