職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

6月の文字総数=45274字。何度か、つらさがつづき、墜落(堕落かも?)しかけた6月にしては

2008-07-01 19:06:39 | Weblog

      

★合唱コンの練習がいよいよ本格的にスタート。昼、3年と2年の合同練習。

◆「わが水無月のなどかくはうつくしき」期間(6/1~6/20)があっという間に過ぎ、「師の弔い期間」(6/21~7/21)に突入し、それも10日間が過ぎ、遂に7月になってしまった。
 なかなか魂の「沈潜」状態に入ることができず、苦しんでいる。
 魂が「沈潜」しきれない……というのは、つらいものだ。
 しかし、そのつらさがダラダラとつづくために、つらさをつらさと感じない、マヒ状態……もしれない。
 よくわからない。
 やはり、マヒしているのか?(^_^)v。

 いつか「音楽好きがピアノを弾くように、ジョギング好きが走るように、毎日、文字を書きつづけていると、わたしは、しあわせなのだ(^o^)」と書いたことがあるが、6月の文字総数=45274字。
 何度か、つらさがつづき、墜落(堕落かも?)しかけた6月にしては、よく書けたと思う。
(質は問わない。いいんだ、いいんだ、いつかも書いたように、「ダラダラ記述」を通して「鍛え」直すのだ。)

    


◆昨日の職員朝会のコメント。
〈コメント〉
 職員会議でも話したことだが、今の時期は、これまでのわたしたちの指導の成果と課題(問題点)が、鮮明にみえる時期だ。
 わかりやすい例をあげると、
(1)市中体後(中略)……時期だ。
(2)2次試験後(中略)……時期だ。
(3)上記の(1)(2)とは違うが、がんばっていれば、あるいは、我慢していればよくなるかもしれないと期待して、耐えてきた子どもが、ああ、なにも変わらない、やっぱりダメなんだ……と、あきらめてしまう時期だ。
 したがって、ここを見逃すと、「取り返しがつかない」とまではいわないが、このツケが、あとから10倍、20倍になって返ってくる。
 知恵を出し合い、組織として、それらの子どもに対して、ひとつの区切りをつけ、新しいベクトルを形成してやらなければいけない。
 ポイントとして粗く3つ。
(1)傾聴とコーチィング。
 いつもいつも同じ話になるが、傾聴=一体になる(子どもの世界を子どもの目でいっしょにみる……まず受け入れる……)、味方になる(その子どものためにからだを張る……励ます……信じる)。そして、子どもから答えが出そうにない場合は、コーチィング。(コーチィングについては、後日、詳細。)
(2)よい授業。
 今、研修主任からも話があったが、くっきりとした短い作業の場を設定し、熱中する授業、達成感のある授業を設計する。
(3)危機管理。

 なお、業者への支払いについては、1学期を1つの区切りとして支払いを完了する。(職員朝会のコメント 以上)

    


◆きょうは全校朝会。
〈わたしの話の概要〉
 先日、あるゴルファーのニュースをみていて、目頭が熱くなるというか、涙が出てきて、周りに人がいたので、困ったということがありました。
 ゴルファーというと、藍ちゃんとか、上田桃子とか、遼君とかが、よく話題になります。
 わたしが、ニュースでみて涙を流したゴルファーは、今田竜二という人です。
 14歳(中2)のときに、ひとりでアメリカに留学して、英語を覚えて、中学、高校、大学(大学はプロ活動に専念するために2年で中退)に通いながら、ゴルフの修業をしました。
 今、32歳です。
 その今田竜二が、5月、悲願のアメリカPGAツアー初優勝しました。
 賞金が1億1千万円、その他、副賞も加わりますから、1億5千万円くらいと言われています。
 ただ、もちろん、いいときばかりではありません。
 どん底時代も長かったそうです。
 成績が悪いと、賞金がもらえなくて、食べるものもない。
 ニュースでインタビューに出てきたアメリカ人が「ああ、今田選手は、大会に出てきて、関係者に配るサンドウィッチを、多めにもらって、よくキャディーと分け合って食べてました。」
 ここ。
 「関係者に配るサンドウィッチを、多めにもらって、よくキャディーと分け合って食べてました」
 サンドウィッチを分け合って食べている今田を思い浮かべたとき、こみあげるものがありました。
 貧乏して、貧乏して、食べるものもない。
 けど、アメリカのチャンピオンになるんだという夢にむかってがんばっていく。
 貧乏だけれど、志が高い。
 これを、清貧の思想といいます。

   

★1年も昼の練習はじまる。1年4組はチームワークがよさそうだ。

 貧乏の話だったら、わたしもたくさんあります。
 2、3年の人は覚えているかもしれませんが、大学時代は、わたしは、すごく貧乏で、1週間にチキンラーメン1個、チキンラーメンを4つに割って、1日ひとかけらというときもありました。
 チキンラーメンのかけらを食べながら、でも、将来、いい作品が書けるようになるんだぁ~と思って、原稿用紙に向かっていました。
 貧乏だけど、志は高い。
 清貧の思想です。
 その頃のわたしが、わたしは好きです。

 君たちには、清貧の逆、いっぱいものを持っている、ムダなお金を使っている、なのに志は低い……こうならないでほしい。
 たいへんみっともないことだと思います。
 まず、なにか「もの」が欲しいと思ったとき、今の自分にほんとうにそれが必要なのか?……親がいっしょうけんめい働いて稼いだお金を使ってまでそれを購入する必要があるのか?……また、そういう「もの」をもつ資格が自分にあるのか?と、自分自身にたずねてほしい。
 携帯なんかもそうです。
 いらない、こんなもの不要だ……とムダを削って、削って、削って、削り抜いて、そして、志を高く持つ。
 清貧の思想が似合うみなみ中生であってほしい。(以上)
 7月は清貧の思想が似合う。

    


◆3年生は、この清貧の思想にプラスして、3月の自分の姿を思い浮かべて、受験生としての基礎体力づくりに励んでほしい。
 基礎体力=3つ。
 ①決断力=よし、勉強だ……と他の誘惑をパチ~ンと断つ力。
 ②集中力。
 ③持続力 40分×4~5 続けられる力。

 加えて、1点、アドバイスをするなら、授業で、授業に集中して、授業で力をつける。
 ここでぼんやりしていて、あとで、なにかで力をつけようとすると、しんどい。
 授業を受けながら受験勉強をする。
 そのうえで、家で自分で受験勉強をする。
 受験勉強を2つやる、これがコツです。

 7月、1・2年は、清貧の思想。
 3年は、清貧の思想+受験生としての基礎体力づくり。(わたしの話の概要 以上)

    


◆すこやかみなみネットが、このたび、八戸地区連合防犯協会(会長 小林眞)から「地域安全活動の重要性を理解され防犯思想の普及と安全・安心まちづくりに多大なる貢献」をしたとして、表彰された。
 本ネットワークに光を当ててくださったことにお礼申し上げるとともに、本事業・活動にご尽力いただいているネットワークの団体各位に心より感謝申し上げる。
 すこやかみなみネットの理念は、「学校だけで問題を抱え込むのはやめる」「同じように、家庭もまた家庭だけで問題を抱え込むのはやめる(子育てという点では、特に「お母さん」に負担がかかりすぎている)」……、こういう状況から脱して、日常生活圏域である地域を基盤として、そこに住む地域の人びと、子どもの保護者、学校の教職員等で、協働して子どもの成長や安全・教育のことを考え、具体的な活動を展開していく仕組みをつくりあげようというものだ。
 口でいうのは簡単だが、これを具体化していくには膨大なエネルギーを要する。
 このことに挑戦しつづけているのが、すこやかみなみネットだ。
 この度の受賞を大きな励みとし、これからも団体各位と力を合わせ、理念の実現に向け、日々の実践に取り組んでいきたい。


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