職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

教育課程編成会議は折り返し地点を過ぎた。これからが大変。気持ちを引き締めて教育哲学を

2008-01-13 13:36:21 | Weblog


★1/12 早朝の散歩 本八戸駅 07:15頃

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◆来年度(2008/4~)の教育課程編成会議は、今、ちょうど折り返し地点を過ぎたところだ。

(1)2007/11 わたしから新教育課程編成の全体方針を提示した。
(2)2007/12 念には念を入れて、11月に提示した方針のキーポイントをまとめた「サマリー・教育課程編成の全体方針」を提示した。
(3)これを受けて年末に、教務部・研修部等5つの校務分掌部会、道徳・特別活動など4つの領域部会、国語・社会など9つの教科部会、そして3つの学年部会が開かれ、各部会後との2007年度の評価&新年度の改善案を検討。
(4)並行して、保護者アンケート、教職員アンケートの実施。
(5)教育課程編成全体会=上記(3)(4)の共通理解。
(6)運営委員会=重点討議事項の絞り込み
(7)重点討議事項に関するグループ討議(3グループ)
(8)全体会=グループ討議結果の発表

◆年が明けて、
(9)校長・教頭・教務主任会議(いわゆる3K会議)=(8)全体会を受け、改善・改革案の創出
(10)運営委員会=(8)全体会を受け、改善・改革案の創出
(11)全体会=改善・改革案の検討
(12)上記の全体会を受けて、教務部・研修部等5つの校務分掌、道徳・特別活動など4つの領域部会、国語・社会など9つの教科部会、3つの学年部会が開き、各部会後との2008年度の改善・改革方針の具体策の創出。
(13)全体会 上記(12)の共通理解。(1/11)


★07:44 陸奥白浜駅


◆今後、運営委員会→全体会など……を経て、提案された「具体策」の修正作業後、決定(一部は3学期試行)という手はずになる。
 1/11の全体会の終わりのわたしのコメント。

 今回の教育課程編成会議では、これまで改善・改革したいと思いながらも(その難しさの度合いが高く)なかなか手がつけられなかった……ということに対して、英知を結集し、具体的な改善・改革案が提案された。(審議過程にあるため、具体的な内容についてはここにはアップできない。)
 久々に心が踊り、「教育っておもしろいなぁ……」という思いがからだじゅうをかけめぐった。
 今後の作業をすすめる上で、4点指摘したい。

(1)保護者・地域の教育力の活用については、次の点に留意して具体的な活用方法を提案してほしい。
 ・活用せざるをえない領域と、活用しなくてもやっていけるが、活用することによって、学校の教育力、家庭・地域の教育力がアップする領域。この後者を視野にいれてほしい。
 ・活用領域には、完全に教育課程内、完全に教育過程外、その中間(学校部活動等)がある。3つとも視野に入れる。
 ・保護者・地域の教育力には、優れた知識や技能を有する人々という発想の方向と、そういう知識や技能に限定しないで多くの人々の力を活用するという発想がある。どちらも大切だと思うが、わたしは後者にウェィトを置いて検討していかなければいけないと考えている。
 ・実現可能な分野に限定して現実的に思考すると同時に、非現実的かもしれないけど、こういうことを地域の方々や保護者の方々とといっしょにやっていければいいなあ……という案もどんどん出してほしい。
(2)学校部活動の改善案について(省略)
(3)総合的な学習の時間の時間数について(省略)
(4)全教育活動をとおして推進する(音声)言語能力の育成について(省略)
(5)各教科の「生徒全員をここまでは必ず到達させる」という目標の設定について(省略)


★07:55 金浜駅下車 雪煙を上げて走り去る気動車

 感覚的には、(教務主任が扱う膨大な事務量を考えると)「やれやれ、やっとここまで来た」というところなのだが、「ツメ」「決断」のことを考えると、これからがなかなか大変。
 気持ちを引き締めて教育哲学をしていかなければならない。


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