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◆2/17(日)隣の階上町で「階上町生涯学習のまちづくり町民大会」が開かれる。
そのリレートークにわたしも出場することになっている。
日時=2/17(日) 13:00~16:00
場所=ハートフルプラザ・はしかみ
トーク出場者=
平間恵美氏(小中野児童館館長)
坂本純子氏(新座子育てネットワーク代表理事)
内海 隆氏(八戸大学教授)
そして、わたし。
そのチラシに載せる原稿(テーマ&概要)のしめきりがきょう1/7であることに朝、気づき、バタバタと作成し、FAXで担当の浜浦さんに送る。
下記がその原稿だ。
◆テーマ
すこやかみなみネットの実践
~八戸型教育コミュニティづくり~
◆概要
すこやかみなみネットは、八戸市立白銀南小・南中のPTAが主体となり、小学校と中学校の連携・融合を(垂直)軸に、子どもたちの健全育成・安全確保をテーマに、学校および地域における関係諸団体とのあいだにネットワーク(水平軸)を形成しようとするものである。
学校教育エリアと社会教育エリアをぴったりと重ね合わせた「八戸型」教育コミュニティづくりの典型といっていい。
この実践を積みかさねることによって、子ども同士、子どもと大人、大人同士が豊かに交流しあい、「顔と名前が一致する人間関係」づくり、子どもの育ちを見守っていく地域づくりをめざしていきたい。(260字)
(テーマと概要 以上)
◆町民大会まで時間的に少し余裕があるので、これまでの(田舎館村とか五所川原市とか県総合社会教育センターでの)語りの「ストーリー」をいったんバラバラにして、教育哲学と「語りの視点」の修正をした上で、新たに組み直したいと考えている。
この組み直し作業と、現在、本校で進めている教育課程編成作業とが密接不離の関係にあるのだ。
念のために、「語りの視点」のことだが、これまでは仕掛け人の視点に限定していたけれど(それはそれでいいのだけれど)、今度は、社会教育学的視点も加え、2つの視点をポンポンと移動する感じに……と、現時点では考えている。
◆先日、寺山修司記念館に行った。
はじめての訪問だった。
パンフレットによると、記念館の竣工が平成9年3月だから、もう12年近くになる。
12年間のあいだに、わたしは、何度も何度もこの近くを通過している。
すぐそばのキャンプ場に来たことがある。
三沢市老人福祉センター内の市民の森温泉にも来ている。
そのたびに「寺山修司記念館」という案内板が目に入った。
ずっと気になっていたのだ。
だが、どうしても「よし、行こう!」という気持ちには至らなかった。
今回は、結果的には真姿はんにポンと背中を押される格好になった。
◆記念館そのものについての説明は省略する。
直接、行かれるといいと思うし、ステキなHPもあるので、ぜひご覧になるといい。
◆この記念館は、わたしの精神のふるさと=花巻・太田山口の高村光太郎山荘&記念館とは対極にある。
高村記念館は、ごく一部の例外を除き、展示の対象は、高村光太郎が粗末な山小屋で独居自炊した1945年~1952年までの7年間に限定されている。
留学生活を送ったニューヨークも、ロンドンも、パリも、さらにはパンの会の時代も、さらにはさらには戦争詩(←わたしは高く評価しているが……)もいっさい展示の対象になっていない。
だから、いいのだ。
これが光太郎ワールドだったら、わたしはこれほど頻繁にあそこを訪れることはないだろう。
◆これに対し、寺山修司記念館は、まさしく寺山ワールドだ。
だから、どうだというのでは決してない。
記念館のめざす方向性が違うのだ。
限定して限定して展示し、あとはあなたの中に存在する「高村光太郎」と組み合わせて、あなたの「高村ワールド」を創ってください……という高村記念館に対して、寺山修司記念館は、詩に、短歌に、俳句に、映画に、演劇に、写真に、スポーツに、メルヘンに、さらには寺山が興味をもったもの、集めたもの、かかわりのあった人々等々……さまざまな足跡を展示し、訪問者が寺山修司を探しだすきっかけをつくりだすことを展示の基本方針の1つとしている(のだろう……)。
さらに、迫りに迫り、寺山はいったいどこから来たのか?(←寺山自身もきづいていないこと)、あるいは、寺山はどこへ行ったのか?(←もちろん、死んだ寺山が知っているはずがない)、それを突きとめるきっかけをつくることを展示のもう1つの基本方針としている(というふうに、わたしには思える。)
これはスゴイ。
この、もう1つの基本方針にわたしはしびれてしまった。
わたしと寺山の出会いについて書きたかったのだが、回り道をしているうちに、紙幅とエネルギーが尽きてしまった。
これは次回に書くことにする。
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