かなりピンぼけですが、ちょっと圧倒されるくらい見事な石畳がず~っと続きます。ここを歩くとなるほどこれは世界遺産だと得心がいきます。ここを歩くだけでも熊野古道の本質を十分味わえると思います。この石畳は江戸時代の初期に造られたといわれています。江戸時代のはじめに伊勢から西国巡りがさかんになって、そのために整備が進んだと思っていたのですが、紀州藩が参勤交代のために整備したというのが本当のようです。
登っても登っても石畳、
登り口から980m、24分で来ました。時速は2.5km、かなりきびしい坂道が続きます。
この150mは6分かかっています。時速1.5km、ますますきびしい。
登り口から40分かかって馬越峠に到着、時速は2.5kmでした。ぼくは鶴林寺は3.5kmで登るから、四国を歩かれた方ならどれくらい大変か想像してもらえると思います。時刻は16時22分、はたして17時までに宿に入れるか。
980mを21分で下ってきました。時速は3km弱、登りよりは少し速い。
16時45分、馬越公園まで下ってきました。山道はここで終了、
伊勢まで100km、今日はここまで39km歩いてきた。しかも6つの峠越え、我ながら本当にご苦労さんです。
山道は終わったけど坂道はまだまだ続きます。尾鷲の街が見えてきました。
馬越公園から13分でやっと坂道が終了、
宿は街を出るところにあるからまだまだ距離はあります。
北川橋を渡ってやっと尾鷲の市街に入ります。
側溝に道しるべ。
まちの駅
今日は日曜だけど残念、全く暇がありません。
ぼくの地図の赤線の1本手前の筋が本当の古道でした。
主婦の店で明日の朝食と昼食を調達、
17時20分、ようやく本日の宿旅荘竹美に到着です。
3日目の宿、旅荘竹美は尾鷲市街の南のはずれにあります。古道から50mほど右に入ったところにあるのですが、写真のように間に建物がないので古道から見えています。
ご主人は人当たりがよい人、予約を入れたときの感じそのままでした。部屋もトイレもお風呂も新しくてきれいで全く問題ないのですが、ただお風呂がぬるかった。追い炊きや足し湯ができないタイプだったので調整できなくて残念、熱いお湯は疲れるだけだと専門家は言いますが、1日中歩いて筋肉を酷使するとある程度熱い湯でないと疲労はとれないとこれは四国を何度も歩いた者の実感です。ぬるくても構わないと言う人であれば、ほぼ満点の文句のないいい宿と言えるでしょう。夕食付きで6300円、食事もご覧のようにたっぷりです。
同宿は男性二人でしたが、古道歩きの人ではなかったので話はできませんでした。