WALKER’S 

歩く男の日日

22秋 21日目 加領郷~26,25,24~ロッジおざき

2022-11-02 | 日記

     
 加領郷のご主人は朝食は6時より5時半の方がありがたいというので5時半にした、おかげで6時20分に出発することができた。靴下もインソールも少し湿っているけれど歩いているうちに乾くだろう。

   
 ここが不動岩と27番の分岐、前回間違って左に進んで遠回りしてしまった、不動岩の方が目立つところにある。

   
 目印は二つの茶色の小屋、ここで右に入る。

   
 羽根郵便局からキラメッセまでは前回より2分遅れ、キラメッセから金剛頂寺までは前回と同タイムで上がって来た。宿から15㎞ を2時間40分、まずまずの歩き。宿坊からの3人と出会ったけれどあと3人とは会えなかった。その3人は逆打ちだったようだ。

   
 金剛頂寺は大師堂が改修工事で本堂の中に仮の大師堂がある。9時22分 出発、山門を出たところで声をかけたのはスイス人の男性だった。開国すれば取り敢えず四国へなにがなんでも四国へ という人がやっぱりこれだけいるんだと感動すら覚える。でもその期待に今の四国がどれだけ答えられるか?

   
 下り山道に少々手こずったけれど前回より1分早い40分で津照寺に到着に到着、境内には誰もいない。10時22分 山門を出ようとしたら外国人女性がやって来た、アルゼンチンから、途中で出会った車の男性と一緒に巡っているようだ、こういうのはどうよ。

 
  逆打ちの風景

 
 1時間半前にあの岬の上にいた、駐車場のところまで上がっていくとちょうど夫婦遍路さんが発つところ、昨日の宿を聞いても要領をえない。よく聞けば車中泊の歩き遍路さん、確かに二人で歩けば費用は2倍今のご時世贅沢極まりない趣味と言われても仕方ない。お金持ちの趣味 エリートの趣味だと聞いたこともある、だから車中泊が増えるのはごく自然なことなのだ、でもねぇ、遍路宿こそが遍路の一番の醍醐味ではないのか?もちろん歩くことが一番、お参りが一番と考える人も多いしそれを否定する気はさらさらないけれど、タクシーで上がって来たもう一組の夫婦は6年前は意地でも全部歩き通したから今回は積極的に乗り物を使いながら歩く、そういう人も多くなった、だから昨日のの雨で出会いが少なかった。とうの浜も遍路3人、仕事6人で満室だったというし、なんか首を傾げることが多くなった。

 
  前回より1分遅れの63分で最御崎寺に到着、ここでも食事をしながら徳増、ロッジおざきからのお遍路を待ったけれど一人も現れなかった。結局この日出会った歩き遍路さんは12人だった。

 

 
  逆打ちの風景、右の二つが夫婦岩

 
  15時11分 ロッジおざきに到着、同宿のお遍路さんは素泊まりの若い男性一人、あと仕事の人が3人、

 
 りり庵で同宿だったデヴィッドさんとジョディさんの名前があったけど宿の人はほとんど憶えていなかった。ぼくは本当に運が良かった、そしてそういう良い出会いが味わえる遍路宿が少なくなっていくというのも実に残念なことだと言うしかない。

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