WALKER’S 

歩く男の日日

健脚二人 10

2020-05-20 | 日記


 金剛福寺の手前で3人の歩き遍路さんに会った、ときわ旅館で再会した岐阜羽島の人と広島から来たお遍路は初めての人、松山から始めたけれど岩屋寺は1日か2日間に合わなかったかもしれない。そしてもう一人は外国人の青年。午後からは足摺スカイラインに入ったのでもちろん誰にも会わなかった。
 その次の日は大月の方に行ったのでお遍路さんには一人も会わなかった。
 ベルリーフ大月を出発した日は、道の駅宿毛の手前で逆打ちの男性に会った。時間からしてその日の宿は民宿叶崎しかないけれどやっていたのだろうか、少し前に休業していると聞いたことがある。
 宿毛の宿ゲストハウスさくらを出発した日は観自在寺の境内で二人の男性に会った。一人はたぶん金剛福寺の手前で会った広島の人、もう一人は富山から来たお遍路は初めての人。富山は真宗王国だからまわりにお遍路をした人が誰もいない、情報を集めるところから苦労したという。そういえば富山の人に会ったのは初めてだ。40番の周りの宿が全部休業、仕方なく手前の一本松のホテルセレクトに宿をとった。そしてきょうは西遊漁センターまで、次の日は宇和島のホテルに予約済み、でも45番の閉め切りには間に合わなかったはずだから大洲か内子で区切ることになったろう。
 その翌日、もやいを出発した日は仏木寺で男性と会って、歯長峠は普通に行けるとアドバイス。県道を歩くつもりだったようだ。その後明石寺で外国人男性と会ったけどもちろん声はかけなかった。鳥坂トンネルの2kmほど手前で休んでいる野宿の男性がいたので話し込んでしまった。聞くと逆打ちで別格も回っている。その時点で54番と56番が閉鎖になっていたけど、逆だからすでに打ち終えている、でもその4日後くらいから他の納経所もどんどん閉鎖になったから最後まで当然行けない。でも彼は帰りたくない、歩き続けたいという。ヴァイラスのいっぱいいる横浜に帰って何もすることがなくて引きこもっているなど耐えられない、野宿だから宿が休業しても問題ない、納経できないのは残念だけど歩き続けるつもりのようでした。彼は初めてのお遍路で逆打ち、まだ結願もしていないのに順打ちもやりたいと四国に対して相当な意欲を持っていました。野宿だから宿案内を渡しても仕方ないので英語の野宿ポイントのページを教えました。そして頼まれたので電話番号も交換。その後は大洲に下りる最後の坂で女性を追い抜きました。ときわ旅館では岐阜の人以外にもう一人いたのですが素泊まりだったので顔は合わしませんでした。
 ときわ旅館を出た日は38番のヘンロ小屋で男性二人と話しました。大阪と加東市(兵庫県)の人。二人とも今日は内子からガーデンタイムまで行く。そのあと落合トンネルの先で逆打ちの男性、大宝寺で男性二人、トンネルの先で打ち戻ってくる男性と会いました。
 21日間で出会った歩き遍路さんは日本人男性47人(逆打ち13人)、日本人女性16人(逆打ち2人)、外国人男性3人(逆打ち1人)、外国人女性5人(逆打ち1人)でした。昨年と比べて日本人は4割くらいでした。
                        おわり。